その他

1: 名無しさん@おーぷん 2016/11/24(木)01:23:41 ID:YxG

女後輩「セフレなら、いいですけどぉ……」

大切な文化ね。

THE IDOLM@STER

1: ◆ORRvzkdV2z9a 2015/08/18(火) 18:55:13.88 ID:DopAoz310

ここの大淀さんはマンガ好き

提督「え?そんなん、アレだよ、ワ〇ピース読んでだよ」

大淀「………はい?」

提督「ワ〇ピースだよ、ワ〇ピース。海軍が出てくる漫画の」

大淀「アレは海賊の漫画じゃないですか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439891713

艦隊これくしょん -艦これ-

1: ◆ORRvzkdV2z9a 2015/08/10(月) 22:59:33.82 ID:vVf9CU1z0

注意:笑点パロディ、罵り合いとかします
猫が落ち着くまでお付き合いください

第62回

提督「お待ちどうさまでした、大喜利のコーナーです。司会の米亭提督です」

提督「今週はいつもの大湊警備府特設ホールを飛び出して、呉鎮守府にお邪魔しております」

提督「まずは大規模作戦が発令されましたが相変わらず暇な皆さんのご挨拶です」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439215173

THE IDOLM@STER

1: ◆R4LxbbyKhE 2016/12/04(日) 05:56:00.24 ID:vKTpaloj0

【モバマスSS】です

――――プロダクション、事務室

時子「一体誰の話をしているのよ。まさか法子……な、わけはないわね」

ちひろ「ええ、普段からよく甘いものを食べている子で、かな子ちゃん以外の子はこういうことで問題が出たことはありませんよ」

時子「だったら誰の」

ちひろ「時子ちゃんです」

時子「……は?」

仁奈「……スゥ……スゥ……」ギュ

ちひろ「この前の健康診断ですが、時子ちゃんの結果を確認したところ血糖値が……」

時子「……冗談ではなくて?」

ちひろ「こちらが結果の書かれた紙になりますが、確認されますか?」ピラッ

時子「寄越しなさい」パシッ

時子「……」ジーッ

時子「……どうやら嘘ではないようね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480798559

THE IDOLM@STER

1: ◆R4LxbbyKhE 2016/08/14(日) 09:41:38.99 ID:D54Xh2/I0

【モバマスSS】です

――――プロダクション、事務室前廊下

時子「帰ってきてみたら妙に騒がしくて気になってはいたけれど……ククッ、冗談にしてももっとまともなことを言いなさい、涼」

涼「いや、冗談とかじゃなくて本当なんだって。皆それですごい心配しててさ」

時子「あの法子よ? ドーナツのために生きているようなあの子が、ドーナツを食べないなんてありえないわ」トントン

時子「そうね……それこそ空から鮫なり鯨なり、そういった生物が降ってくるような荒唐無稽な話ではなくて?」

涼「いや、そこまでのことじゃないと思うけど……とにかく時子サンが帰ってきてくれてよかった。ちょっと様子見てあげてよ」

時子「……なぜこの私が、そんなことをする必要が?」

涼「え? だって法子の保護者みたいなもんだよね時子サン?」

ピシィ!

涼「いたっ!?」

時子「誰が、なんですって……? くだらないわね、私は別にあの子のなんでもないわよ。保護者なんて馬鹿らしい」ヒュンヒュン

涼「うぅ……鞭は勘弁してよ」

時子「鞭は当ててないでしょう? 今のは鞭を振った時に出る衝撃波を軽く当てただけよ」

涼「えぇ……ともかく、法子が一番なついてるの時子サンだし、保護者じゃないにせよちょっとは心配してあげなよ」ジッ

涼「その手に持ってるのドーナツでしょ? そういうお土産持って帰って来るくらいなんだしさ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471135298

THE IDOLM@STER

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/12/06(火) 03:35:38.20 ID:WkwXl53K0
※エロ、マジキチ系、一部キャラ崩壊

THE IDOLM@STER

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 00:01:18.05 ID:lQgBCeAfo
うっすいエロ有 短い キャラ崩壊

奈緒「……は?」

加蓮「凛……暑さで脳に白アリでも湧いたの?」

凛「失礼な。わたしは至って真面目だよ」プンプン

奈緒「できればアタシは暑さでおかしくなったって言ってくれたほうが気が楽だったよ……」

凛「じゃあ二人はプロデューサーのこと好きじゃないの?」

奈緒「なんでそんな話になるんだよ!」

凛「だってこの事務所に所属してる人たちをよく見てよ」

奈緒「あん?」

ワカルワワカルワ
フヒヒヒヒ
コンイントドケコンイントドケ
ニョワーニョーワー
ウフッウフフフッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373036477

艦隊これくしょん -艦これ-

1: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:49:27.71 ID:etbFRzSSo

※ 艦これに登場する艦娘、葛城が主役のSSになります。

※ 暴力表現や過度なエロはありません。

※ 長編になります。のんびり更新で2週間以上かかると思います。さらっと短編が読みたい方には向いていませんのでご注意下さい。

※ キャラの性格や口調などは、筆者なりの解釈です。自分の好みと違うようであれば、そっとスレを閉じていただけると幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434466157

2: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:50:30.83 ID:etbFRzSSo

 ―――― なんだろう……誰かが呼んでる……

―――― わたし……眠っていた……? よく思い出せない

―――― 何も見えない……そっか、目を閉じてるんだ…………目……?

―――― そうだ、わたしは……

 

3: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:52:05.39 ID:etbFRzSSo

目を開けると……大勢の人が居た。みんな忙しそうにしているわ。彼女たちは……艦娘。わたしの仲間ね。不思議! ちゃんと分かるんだ。

目の前に立ってる男の人。この人は艦娘じゃないけど、わたしにとって特別な人だっていうのはわかる。そう、この人がわたしの提督なのね。

葛城「雲龍型空母三番艦、葛城よ! 」

提督「……葛城……待っていた……ようこそ」

すっ

手を出されたけどこれは……そっか、人間が喜び合う時にやっていた握手というやつね! 歓迎して喜んでくれてるんだ……。

ぎゅっ

葛城「よろしくね、提督! 」

提督「ああ、よろしく頼むよ」

 

4: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:53:44.38 ID:etbFRzSSo

大淀「葛城さん、着任おめでとうございます」

葛城「あなたは……大淀ね! 不思議ね、姿は変わってるのに、なんとなくわかるわ」

大淀「くすっ。そうですね、言われてみれば不思議です。すごく久しぶりですね」

葛城「ところで、すごく慌ただしいけれど、空襲なの? それならわたしも高射砲を準備しないと……」

大淀「いいえ、今は西方海域を打通する大作戦の真っ最中なんです。ですので、すごく慌ただしくて申し訳ありません」

葛城「ほえー、空襲警戒どころか、こちらから遠くの海域で攻勢をかけているなんて……すごいのね」

長門「提督、大淀、話し中に済まないが、二人が居ないと次の作戦準備が進まない。葛城の歓迎は作戦後にお願いできないだろうか? 」

大淀「そうでした、すみません。葛城さん、お話はまたあとで」

提督「ごめんな。そこのソファーでくつろいでいてくれ」

長門「すまないな」

葛城「はい、ではまたっ! 」

 

5: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:54:34.67 ID:etbFRzSSo

よいしょっ。うわ、ソファーってふかふかなんだ。これは良いわね。

ざわざわ ざわざわ

大淀「リランカ攻略のためには、まずは補給路を断つことが……」

提督「となると、攻略隊とは別の通商破壊部隊を……」

長門「ふむ、通商破壊なら足の速い船で揃える必要が……」

なんだか難しい話をしてるわね。考えてみたら、わたしは防空専門で、艦隊決戦とか敵基地攻略とかは全く縁がなかったから、わからなくて当然か。

 

6: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:55:59.69 ID:etbFRzSSo

それより、この体のほうが不思議ね。こんなに小さい、本当に人間みたいな体になっちゃって……。でも、違和感が何もない……。ちゃんと大淀さんも見分けられたし……。あ! あれは利根さんね。ちゃんとわかる……ほんとに不思議だわ~。

雲龍姉さんと天城姉は居ない……。鎮守府にすべての艦娘が居るわけじゃないのは知ってるけど……。雲龍型はわたし一人だけなんだ……。ちょっと心細いな……。

??「ワタシは基地攻略に参加するデース! 三式弾装備しなきゃネ!」

??「わたしは通商破壊かぁ。がんばるよー」

??「僕はどっちだろう……基地相手の夜戦だと僕の出番はないかな? 」

……話していることも全然分からないし、知っている人もほとんどいないし……。わたし、本当にここにいていいのかしら……。どうしよう、怖くなってきた……。

 

7: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:56:35.00 ID:etbFRzSSo

大淀「基地攻略は連合艦隊ですね。金剛さん、長門さん、加賀さんは決まりとして、残りのメンバーはどうしましょう? 」

提督「…………。そうだな、通商破壊との兼ね合いもあるし、希望もあるだろう。大淀、もう少しみんなと話して、大体の案をまとめておいてくれないか? 」

大淀「それは構いませんが……提督は? 」

提督「俺はちょっと葛城を案内してくる」

長門「提督、大事な作戦会議中だぞ」

提督「長い会議になるし、俺がどうしても必要なのは決定の時だけだ。大まかな方針はもう決まっている訳だし、メンバーの希望集めなんかは任せて大丈夫だろ? 」

長門「それはそうだが……」

提督「じゃあ、頼む」

大淀「分かりました。それでは後ほどまた戻ってきて下さい」

提督「ああ」

 

8: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:57:22.74 ID:etbFRzSSo

……ここにいる人達は、前世でも歴戦だったのかな。それに比べてわたしは……。どうしよう、笑われたり、失望されたり……。もういらないって言われちゃうかな……。

コツコツコツコツ ←足音

提督「葛城、ごめん、待たせた。さ、鎮守府を案内するよ」

びくっ

葛城「きゃっ! び、びっくりしたっ。あなた、突然声かけないでよっ」

提督「何か考え事してたのか? ごめんな、待たせて」

葛城「え……。だって、まだ会議中じゃないっ」

提督「あはは、優秀なメンバーがいるからな。俺は決定の時にOKするだけでいいのさ 」

葛城「あきれたっ」

提督「ま、そういうわけさ。さ、行こう」

全く、司令官なのにこんないい加減でいいのかしらっ。でも助かったから良いことにしましょうっ。

 

 

10: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:58:43.13 ID:etbFRzSSo

提督「葛城、着任早々、殺気立った会議でびっくりしただろ? 」

葛城「え……。うん、そうね」

提督「こんな大規模な作戦は数ヶ月に一度ってところなんだ。それ以外の時は、のんびりと、訓練したり遠征したりって感じだから、作戦が終わるまではのんびり待っていてくれよ」

葛城「そんな……大事な作戦なんでしょ? わたしもすぐに参加するわっ! 」(しゅっしゅっ)←シャドーボクシング中

提督(苦笑)

提督「いや、なにせ敵地奥深くに侵入して、基地攻略、そして打通を目指す作戦だ。歴戦の艦娘たちでないと挑戦することすら難しい。葛城は転生したてで、練度は1だ。これからしっかりと練度を上げ、改装を受けて、それからだな」

葛城「練度が足りないかぁ。確かに、この体でどういう風に戦うのか、なんとなく分かるけど、あまり自信が無いわね」(ぺたぺた)

提督「最前線組は練度80以上が当たり前だからなぁ。猛訓練と、数百の実戦をくぐり抜けて、ようやくたどり着ける練度だよ」

葛城「うぇぇぇ。聞いただけで気が遠くなりそう」

ワイワイ

 

11: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/16(火) 23:59:28.56 ID:etbFRzSSo

提督「ふふ……あははは…………」

葛城「な、なによ、突然」

提督「いやな、空母葛城が艦娘に転生したらどんな感じかって、俺がイメージしてたのは、母性たっぷりの包み込むような女性だったんだよ。鳳翔さんみたいな。それが、なんというか、こんな直情型のおてんば娘だから、そのギャップがおかしくて……あははは」

葛城「(むかっ) な、なによ! その評価っ。 そんなこと言ったら、あなただって、わたしのイメージする提督とは程遠いわ! 提督といえば、どっしり落ち着いた、威厳あふれる人って感じなのに、あなたときたら、ぼやっとしていて、軽いノリでっ! 」

提督「あはは。まー、そのへんは勘弁してくれ。俺もこんな歳で、突然提督なんてやらされてるんだ。威厳なんて持ってないよ。っと、着いたよ」

葛城「はぁはぁ……。ん? 着いたってどこに?」

提督「鳳翔さんのところだよ、おーい、鳳翔さーん」

 

12: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/17(水) 00:00:18.39 ID:DwUzEhO7o

スタスタスタスタ

鳳翔「あら提督。昼間から珍しいですね。おや……そちらの子は……葛城さんですか! 」

葛城「あ……鳳翔……さん……」

鳳翔「ふふっ。お久しぶりです。懐かしいですね」

鳳翔さん……わたしたち空母みんなのお母さんみたいな存在……。前世のことは、おぼろげであんまり思い出せないけど……ずっと一緒に居たような……そんな気がする……。

葛城「鳳翔……さん……。おひさしぶり……です……(ぼろぼろ)」

鳳翔「あらあら、どうしました、泣いてしまって」

ぎゅっ

葛城「あれ、どうしたんだろう……ぐすん……」

 

13: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/17(水) 00:02:35.09 ID:DwUzEhO7o

提督「葛城はつい先程着任したのですが……。ご存知の通り、今は殺気立った作戦中で……。それに、葛城は知り合いの艦が少ない上に、姉妹も当鎮守府には着任していません。それで……すごく不安なはずです。鳳翔さん、しばらく葛城をお任せ出来ませんか? 」

!!! 提督、わたしの事、ちゃんと考えてくれてるんだ……。

葛城「ふ、ふんっ。わたしは、こう見えても正規空母よっ。不安なんて、そんなことあるわけ無いじゃないっ(ごしごし)」

鳳翔「くすっ……。はい、葛城さんは、わたしとは縁がある仲良しさんですから。せっかく着任してくださったんです、最初ぐらいご一緒したいです。葛城さん、落ち着くまで、わたしと一緒に居て頂けますか? 」

葛城「え……? も、もちろんっ。鳳翔さんと一緒にいられるなんて、とっても嬉しいです」

提督「それなら良かった。葛城、慌てることは無いから、ゆっくり艦娘の生活に慣れてくれ」

葛城「あなた、さっきからわたしのことを子ども扱いしすぎよっ。平気に決まってるじゃない! いーーっだ! 」

鳳翔「葛城さん、提督相手にそんな態度はいけませんよ」

葛城「ぇー。だってこの人が……」

提督「あはは、いいんですよ、鳳翔さん。なにせじゃじゃ馬はいっぱい居ますからね。慣れてますよ」

葛城「また失礼なこと言って! もう、知らないんだからっ」

 

14: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/17(水) 00:03:28.10 ID:DwUzEhO7o

はぁはぁ。全く失礼な人ね!

……でも、先程までの不安な気持ちはすっかり消えて……。優しく微笑んでくれる鳳翔さんと、ここでの生活が始まりました。

一応、わたしのことを考えてくれたわけだし……ちょっとぐらいは……感謝してあげてもいいかなっ!

―――― これが、わたしのはじまり。艦娘としての……前世では想像もつかなかった、びっくりするような日々の……そして、前世も含めて、わたしの世界がひっくり返るような、そんな日々の……始まりでした。

 

15: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/17(水) 00:06:06.73 ID:DwUzEhO7o

というわけで、葛城を主役とした長編です。第一回はプロローグでした。
葛城は、アニメには未登場でしたし、最近実装されたばかりの艦娘ですので、よく知らない、ピンと来ない、という方も多いかと思います。
とってもかわいい子ですので、ボイス集とか聞いていただけると嬉しいです。

次は2~3日後の更新予定です。そこまで長くならない予定ですが、しばしの間、お付き合いいただけると幸いです(o_ _)oペコリ

 

32: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:06:28.75 ID:vUklJJkno

――――― 一週間後 ―――――

 

 

33: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:07:01.36 ID:vUklJJkno

 ―――― 敵機来襲! 対空砲全門斉射っ。守りぬくわよっ!

―――― 直撃っ! く、飛行甲板使用不能……でも、悔しいけど影響は無いわ。

―――― 敵機が来てるのに……直掩も出せなければ、動くことすら出来ないなんて……。

―――― これじゃあ、わたしは空母とは言えない……ただの浮き砲台よ……

 

34: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:07:31.83 ID:vUklJJkno

がばっ

葛城「はぁはぁ……夢……? そっか、そうだった……わたしは前世で浮き砲台だったんだ……」

あれから一週間。鳳翔さんのお家(お店兼だけど)に一室をもらって、鳳翔さんと一緒に暮らしています。相変わらず作戦は続いていて、わたしは出撃も訓練も遠征も何もなく、鳳翔さんのお手伝いをするだけの生活……。うーん、これでいいのかしら。

 

35: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:08:08.20 ID:vUklJJkno

葛城「おはようございます! 」

鳳翔「あら、おはようございます。ちょうどみなさん朝食中ですよ。葛城さんもご一緒にどうぞ♪ 」

葛城「毎日すみません、いただきますっ」

龍驤「おー、葛城、おはよー」

瑞鳳「葛城さん、おはようございま~す」

祥鳳「おはようございます!」

葛城「みなさん、おはようっ」

わたしの着任を聞きつけて、何日か前から、作戦への出動が無い軽空母の皆さんが遊びに来てくれてます。きっと鳳翔さんが声をかけてくれたのね。そのおかげもあって、少しずつ艦娘の生活にも馴染んできた気がする!

 

36: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:08:46.19 ID:vUklJJkno

葛城「う~~ん、今日も鳳翔さんのご飯がおいしいっ。しあわせ~~」

瑞鳳「葛城さんは、ほんとに美味しそうに食べますね~」

龍驤「ご飯が美味しいのはええこっちゃ! 」

葛城「美味しいだけじゃなくて、毎日違うものが食べられるなんて……こんな贅沢していいのかなって感じ! 」

祥鳳「……ずいぶん質素な生活だったんですね……」

瑞鳳「ご飯だけじゃないですよー。デザートにみかんもあります! 」

葛城「でざ~と……砂漠? 」

龍驤「ちゃうちゃう! 食後に食べる甘いものや果物のことやっ。なんや、そんなこともしらんのかいな」

祥鳳「ケーキやパフェを食べたりすることもあるんですよ。とっても甘くて美味しいんです」

葛城「ほへー、お腹いっぱいになるだけでも幸せなのに……」

龍驤「うう、不憫な子や。ええんや、お腹いっぱい食べてええんやで……」

 

37: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:09:39.73 ID:vUklJJkno

祥鳳「そうそう、今日は少し、艦載機を飛ばしてみませんか? わたしたちも訓練するつもりなので」

葛城「え、えっと、そうね、どうしようかなっ」

困ったわ! 艦載機って前世でも飛ばしたこと無いのに、まして艦娘になって、どうやって飛ばすのか、全然分からないっ。

瑞鳳「艦娘になった最初は、艦載機の飛ばし方が分からなくて戸惑いますから、一緒に練習しておくのがいいですよっ」

龍驤「せやせや。なんとなーくはわかるはずやから、あとは実際に何度もやってみるのがええよ」

葛城「……うん、実は飛ばし方、良くわからないの。そっか、わたしだけじゃ無いのね」

祥鳳「飛ばせないと実戦で困っちゃいますから。一緒に練習、いきましょう」

葛城「あ、ありがとう! 」

艦載機の飛ばし方がわからないなんて、恥ずかしくて言い出せなかったんだけど……。持つべきものは仲間ねっ。

龍驤「ほな、食べたら早速いこかー」

鳳翔「訓練ですか、気をつけて行ってきてくださいね」

葛城「はい、行ってきますっ」

 

38: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:10:56.40 ID:vUklJJkno

――――― 少し後 訓練場

龍驤「でな、艦載機の飛ばし方は、人それぞれ違うんや」

祥鳳「例えば、わたしはこの弓矢です。矢を放つと、それが艦載機に姿を変えて敵に向かいます」

瑞鳳「わたしもそうだよ! 空母だと弓矢を使う人が多いかなっ」

葛城「ふむふむ」

龍驤「うちは式神やね。この人型に念を込めて放つと、艦載機になって飛んで行くっちゅーわけや」

瑞鳳「千歳さんと千代田さんは、カラクリですね。からくり人形を操る、糸がついた道具みたいなので艦載機を操ってます。あれはどうやってるんですかねー」

祥鳳「あとは、航空戦艦や航空巡洋艦の皆さんは……特に道具を使ってませんね」

龍驤「あれは、艦載機の模型みたいなのをカタパルトで飛ばしとるんやないかなー? 」

瑞鳳「そんな感じで人それぞれなんです。葛城さんは、艦載機を飛ばす道具の心当たりとかイメージってありますか? 」

い、いきなり難しいっ!

 

 

39: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:11:29.56 ID:vUklJJkno

葛城「い、イメージ、イメージ……! うーん、艤装を捨てて、高射砲を立てて……いや、違った……対空砲火じゃなくて艦載機を飛ばす……飛ばす……回せー! うーん、うーん」

J(@_@)し

祥鳳「わわわ、葛城さん、目がぐるぐるになってますよ! 」

龍驤「慌て過ぎや! 敵が来とるわけやないし、ゆっくり落ち着いて考えればええんや」

瑞鳳「葛城さん、落ち着いて落ち着いて! はい、ひっひっふー、ひっひっふー……」

葛城「ひっひっふー……ひっひっふー……はぁ、ちょっと落ち着いたわ」

 

 

40: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:12:10.70 ID:vUklJJkno

祥鳳「うーん……。困りましたね。わたしたちは、なんとなーく飛ばせましたよね? 」

龍驤「せやな。艦載機発艦のイメージをしたら、体が勝手に動いた感じや」

瑞鳳「わたしもそうだったなぁ。前世の、艦載機発艦手順をイメージしてたら、体が勝手に矢を弓につがえていたというか……」

葛城「あうう……わたしは前世で艦載機発艦したことがほとんど無いから、そのせいかも……」

祥鳳「ええっ! 正規空母なのにっ!? 」

葛城「うう……だって、艦載機が居なかったんだもん……」

瑞鳳「祥ちゃん、戦争の末期の頃はそうだったんだよ」

龍驤「そうなんか……。これは大変そうやなぁ」

葛城(しょんぼり)

 

41: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:12:44.09 ID:vUklJJkno

鳳翔「あら、皆さんでどんよりして、どうしたのですか? 」

葛城「あ、鳳翔さんっ」

鳳翔「せっかくですから見学しようと思いまして」

祥鳳「鳳翔さん、実は……(祥鳳説明中)……という訳なんです」

葛城(しょんぼり)

鳳翔「そうでしたか。でも葛城さん、気にする必要はありませんよ。すぐに出来るようになりますから」

葛城「で、でも……」

鳳翔「そもそも、誰にでもはじめてはあります。ここにいるみなさんも、もちろんわたしも。あなたの尊敬する瑞鶴さんだって、最初に艦載機を飛ばすときは大変だったみたいですよ」

葛城「そ、そうなんですか……? 」

鳳翔「ええ。最初は上手く行かなかったり、戸惑うのは当たり前ですから。落ち着いて、まずは練習してみましょう」

葛城「は、はいっ! 」

 

42: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:13:30.05 ID:vUklJJkno

鳳翔「良いですか、静かに立って、目を閉じて下さい」

葛城「は、はぃぃ。こ、高射砲はそのままでいいんですかっ!? 弾幕はっ!」

鳳翔「はいはい、静かに、心穏やかにしてください」

葛城「は、はいっ」

どきどきどきどき

鳳翔「前世では、本格的な艦載機発艦はしたことがなくても、発艦着艦テストはされましたよね。その時のことをよーく思い出して下さい」

葛城「そういえば……やったような……? 」

鳳翔「そうですね。では発艦を思い出して……。格納庫からエレベータで艦載機が出てきます。飛行甲板に上がってきました……」

葛城「…………」

 

43: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:14:07.74 ID:vUklJJkno

鳳翔「プロペラを回して……発艦準備しています……。あなたは風上に向かって全力航行……」

そう……そうだ……発艦を助けるために風上に向かって……あとは……

鳳翔「さあ、発艦準備完了のようです。あとは指示を出すだけですよ」

葛城「…………」

手が……自然と、持っている弓を構えて…………

葛城「九十六式艦戦、発艦! 」

矢をつがえていないけれど、引き絞った弓から、見えない『何か』を放ちました。すると……

ぶぉぉぉぉぉん

 

44: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:14:56.01 ID:vUklJJkno

龍驤「おお、出来たで!」

瑞鳳「やったぁー! 」

祥鳳「お見事です! 」

たった3機だけだけど……飛んでる……わたしから飛び立った艦載機……飛んでる……

鳳翔「ほら、ちゃんと出来たでしょ。あなたは立派な空母ですよ」

葛城「ぐす……ぐすっ……鳳翔さーーーん!」

鳳翔「あらあら、正規空母がそんなに泣いてしまって……軽空母の皆さんに笑われてしまいますよ」

葛城「だ、だって……艦載機……わたしの……ぐす……」

鳳翔「ふふ……。これからいくらでも飛ばせますよ。あなたは期待の正規空母なんですから」(なでなで)

できた! できたよ! わたしはちゃんとした空母なんだからっ! 砲台なんかじゃないんだからっ!

 

 

45: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:15:50.99 ID:vUklJJkno

鳳翔「さ、いつまでも泣いていては、あなたの艦載機が帰って来られませんよ。ちゃんと着艦させてあげて下さい」

葛城「は、はいっ。着艦は……イメージ……イメージ……」

ぶぉぉぉん

わたしの艦載機が帰ってくる……飛行甲板を構えて……誘導して……そう、ここだよ……

龍驤「おお、着艦動作はスムーズやな」

葛城「へっへー。そうですよ、なにせ正規空母ですからっ」

鳳翔「ほら、よそ見しちゃダメです。着艦はデリケートな作業なんですから」

葛城「大丈夫ですよ……って、あ、あれ、止まって、止まってー!」

着艦しようとしていた艦載機……飛行甲板で止まれなくて……わたしの顔に向かって…………

葛城「へぶっ! 」

お星様が……いっぱい……飛んだ……

葛城「きゅぅぅぅ~~~」

 

46: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/18(木) 20:16:33.26 ID:vUklJJkno

瑞鳳「大変! 着艦事故ですっ」

祥鳳「艦橋に直撃っ。大変ですっ」

龍驤「あーあ、目まわしとるで。こりゃ当分は猛練習やな」

鳳翔「くすくす。そうですね。でも、この子はがんばり屋さんですから、すぐにできるようになりますよ」

顔が痛くて……お星様いっぱい飛んで……意識が遠くなる中…………それでも、念願の艦載機を飛ばせたことが嬉しくて嬉しくて……きっと立派な空母に……なるんだから…………。

 

 

58: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:16:15.48 ID:ddJMBLcWo

――――― 5日後 ―――――

 

59: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:16:54.06 ID:ddJMBLcWo

 ―――― くっ……だめ、敵が多すぎる。対空砲なんて焼け石に水だわっ

―――― ああ、天城姉っ! よ、よくもやってくれたわね!

―――― 鳳翔さんは無事……良かった……

―――― でも……姉さんも、伊勢さんも、青葉さんも……逝ってしまったの……?

 

 

60: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:17:52.81 ID:ddJMBLcWo

ちゅんちゅんちゅん

葛城「また……前世の夢……。やっぱり……仲間が逝ってしまうのは本当に嫌だよね……」

空母としての第一歩を踏み出したわたしは、毎日毎日訓練訓練! まだまだ数も少ないし、時間もかかってしまうけど、とりあえず発艦・着艦はできるようになったわ! 実戦に向けて、少しでも練度をあげないとねっ

葛城「おはようございまーす! 」

鳳翔「おはようございます。今朝も元気ですね」

龍驤「おはよ。ほんま、元気やなぁ。毎日あんなに訓練しとったら、ぐったり疲れそうやのに」

へっへー! だって、空母として……艦載機訓練してるんですよ! それがどれだけ嬉しい事か……それをどれほど夢見たことかっ!

葛城「艦載機を飛ばすことが、嬉しくてしょうが無いんですよ! ああ、幸せ~~」

??「ふふ……その心、見習わないといけないですね」

 

 

61: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:18:28.24 ID:ddJMBLcWo

葛城「えっ? 」

隣の机で食事をしていたのは、見たことのない、とっても綺麗な白い髪の人です。

翔鶴「はじめまして、正規空母 翔鶴です。あなたが葛城さんね。先日は、作戦中でちゃんとしたご挨拶ができなくてごめんなさいね」

この人が……瑞鶴さんのお姉さん! 瑞鶴さんと一緒に一航戦として戦い続けていた……!

葛城「はじっ、はじっ、はじめましてっ! 雲龍型空母三番艦 葛城です! 」

??「葛城、懐かしいわね。一度だけ会ったことがあったわね」

この声……あの姿……間違いない……ついに会えた……

 

 

62: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:19:42.09 ID:ddJMBLcWo

葛城「覚えていてくださったんですね……瑞鶴さん! 」

瑞鶴「もちろんっ。大事な後輩だものね。わたしは、あの後すぐに沈んじゃったから、それっきりだったけど……」

葛城「そんな……」

わたしは、建造されているころから、ずっと話を聞いていた……。敵がどんどん優勢になる厳しい戦いの中……機動部隊の中心として、一航戦として、常に最前線で戦い続けていた勇姿を……。そして覚えている……。最後に沈むと分かっている戦いに挑む後ろ姿を……

葛城「機動部隊旗艦、一航戦の瑞鶴さんっ! ずっと尊敬していました! 瑞鶴さんはわたしの憧れなんです!」 ← 大声

瑞鶴「ええええ! 」

加賀(ぴくっ)

赤城(ぴくっ)

龍驤(あちゃー、こりゃあかんで……)

 

 

63: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:20:11.33 ID:ddJMBLcWo

瑞鶴「あは……あはは……。いやまぁ、ここではほら、先輩方が健在だから、わたしは五航戦のままというか……」

葛城「いえっ! わたしにとっては瑞鶴さんが一航戦です! 」

加賀(がたっ)

赤城(がたっ)

飛龍「ま、まぁまぁ、お二人共」

蒼龍「言っていることが間違っている訳では無いですから、ね? 」

な、なんだろう……あの人達からただならぬ殺気のようなものが……

 

64: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:20:56.26 ID:ddJMBLcWo

加賀「葛城さんと言ったかしら? 」

葛城「は、はいっ」

加賀「わたしが『一航戦』の加賀です」

赤城「同じく一航戦の赤城です。はじめまして」

飛龍「わたしは二航戦の飛龍です」

蒼龍「同じく蒼龍です。よろしくね! 」

加賀「あなたの記憶がどうかは知りませんが、この鎮守府では、一航戦といえば、わたし加賀と、赤城さんです。間違えないように」

葛城「加賀さん……赤城さん…………。ああああ! 」

加賀(びくっ)「な、なんですか? 」

葛城「加賀さんと赤城さんと言えば、ずっと前の一航戦で、わたしが生まれるずっと前に沈んでしまった……伝説の先輩ですよね! はじめまして! お会いできて光栄です!!」(ぺこぺこ)

翔鶴「か、葛城さん……あの……それはちょっと……」

葛城「へ?」

 

 

65: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:21:31.12 ID:ddJMBLcWo

加賀「ずっと前の一航戦……」(ずーーん)

赤城「ずっと前に沈んだ……伝説……」(ずーーん)

加賀「赤城さん、わたし、急に歳を取ったような気分です……」

赤城「奇遇ですね、わたしもです……食欲も無くなってしまいました……」

飛龍「そんな! まだどんぶり3杯しか食べていないのに……」

蒼龍「いつもの半分じゃないですか! 作戦の疲れも癒えていないのに」

加賀「とりあえず帰ります……」

赤城「ええ、一度帰りましょう」

飛龍「えええ! とりあえずお送りします。葛城さん、また今度! 」

蒼龍「葛城さんとはなんだか近い感じがします。良かったらまたゆっくりお話しましょっ」

葛城「は、はい、是非……」

ばたばたばたばた

 

66: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:22:44.27 ID:ddJMBLcWo

龍驤「あーあ、やってしもうたなぁ……」

葛城「あの……、何かまずかったですか……?」

瑞鶴「ぷぷ……ぷぷぷぷ……あははははは! ううん、全然まずくないわよ。一航戦の二人をへこませるなんて、葛城、なかなかやるわねー! 」

翔鶴「瑞鶴、悪ふざけはいけませんよ」

瑞鶴「あははは……だって、あんなにへこんだ加賀さんと赤城さん、はじめて見たよ! 特に、いつもツーンってしてる加賀さんがあんなの、おかしくって! 」

翔鶴「もう。瑞鶴、子どもみたいにはしゃがないの」

葛城「えっと、わたし、何か落ち込むようなこと言っちゃったですか……? 」

翔鶴「ちょっと説明が難しいですけど……。葛城さんのように、戦争後期に建造された艦から見たら、自分たちがとっくに沈んだ艦なんだ……っていうのが、ショックだったわけです」

龍驤「あの二人は一航戦のプライドちゅーのを大事にしとるからな」

 

67: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:23:10.21 ID:ddJMBLcWo

瑞鶴「わたしの知ってる一航戦はあなた達じゃありません、みたいなのがショックだったんでしょ! いいのいいの、わたしも言いたかったことだもん! はっきり言って、えらいえらい! 」

わしゃわしゃ

葛城「え、えへへ……よ、良かったですか……えへへ」

憧れの瑞鶴さんにナデナデ(というかわしゃわしゃ?)されちゃった!

翔鶴「もう、瑞鶴ったら悪ノリして……」

瑞鶴「そうそう、葛城は訓練中なんだって? 作戦も無事終わったし、よかったらわたしも手伝うよ」

葛城「ほ、ほんとですか! 嬉しいですっ! 」

失望されないように、がんばらないと!

 

68: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:23:36.10 ID:ddJMBLcWo

――――― 少し後 訓練場

最初みたいな失敗をしたら笑われちゃう! 慎重に……慎重に……

葛城「ふうっ。全機着艦完了。こ、こんな感じです」

瑞鶴「へー。ちゃんとできてるじゃない! 前世で艦載機運用の経験が無いから、すごく苦労するかもって聞いてたのに」

葛城「はいっ! 最初は、飛ばし方が全然イメージ出来なくて……。でも、鳳翔さんが助けてくれて、何とかできるようになりましたっ! 」

瑞鶴「そっか。わたしも最初は鳳翔さんに習ったんだよ。空母みんなの先生であり、お母さんみたいだよね」

葛城「はいっ! 」

 

69: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:24:15.22 ID:ddJMBLcWo

瑞鶴「とりあえず手順は大丈夫ね。あとは、発艦着艦の速度を上げること、より多くの艦載機を制御できるようになること、ちゃんと敵に攻撃を当てられるようになること……。つまりは、全体の練度を上げていかないとね」

葛城「はいっ……でも、わたしでもできるでしょうか……? 」

瑞鶴「ちゃんと努力すれば大丈夫よ! いい、見ててね」

瑞鶴さんが、静かに弓矢を構えて……すごい、一分の隙も無い感じ……。かっこいい!!

瑞鶴「全機発艦……彗星と流星は目標に向かって一直線……紫電改二は上空で援護……! 」

すごい数の艦載機が一斉に! 60…70…もっと!? 一糸乱れぬ隊形で……

瑞鶴「目標補足……雷撃開始……続いて爆撃開始!」

どかーん どかーん

瑞鶴「目標破壊確認……全機帰還! 」

一撃で目標撃破! そして、もう次々と着艦! すごい、流れるような……

 

70: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:24:51.66 ID:ddJMBLcWo

瑞鶴「はい、こんな感じよ! 」

葛城「す、すごいです! わたしも……わたしも頑張って、瑞鶴さんみたいになりたいっ! 」

瑞鶴「/// えへへ、照れるわね……。さ、じゃあ練習しましょ! 敵艦隊への開幕攻撃をイメージして、艦攻で目標を攻撃、艦戦で護衛。ゆっくりでいいから、できるだけたくさん発艦させてみて」

葛城「は、はい! 」

葛城「やった、目標撃破っ! やった、瑞鶴さん、出来ました! 」

瑞鶴「はい、良く出来ました! でも、攻撃成功だけではしゃいじゃダメよ。ちゃんと帰還するまで気を抜かないようにしなきゃ。葛城はどうも落ち着きが足りないわねー」

翔鶴「ぷっ」

瑞鶴「……翔鶴姉、何か言いたそうね? 」

翔鶴「いいえ、あの瑞鶴が立派になったなって思ってね」(にっこり)

瑞鶴「ふーんだ。確かにわたしも落ち着きが無いって良く怒られましたよーだ! 」

ふふふ……瑞鶴さんでも、お姉さんの前ではやっぱりこうなるのね。あーあ、わたしも雲龍姉さんや天城姉が来てくれたらなー。

 

 

71: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:25:27.19 ID:ddJMBLcWo

瑞鶴「葛城、さ、ぼんやりしてないで着艦よ」

葛城「は、はいっ!」

実は着艦が一番苦手……今でも、顔に良く激突されてます……おでこ痛い……

瑞鶴「あなたは母艦なの。艦載機の家でありお母さんなんだよ。だから、どっしり構えて、動かず、落ち着いて迎え入れる……。そう、手はこの角度で……」

!!! ず、瑞鶴さんが後ろからわたしを抱きしめるような格好で……手の位置とか直してくれて……あわ、あわわ………体が動かない……

瑞鶴「そうそう、そうやって甲板位置を固定して……いい感じ……」

葛城「は、はいっ」

緊張して動けないのが良かったのかな。これまでで一番スムーズな着艦が出来たっ! そっか、しっかり固定して、安心して着艦してもらうようにするのかぁ。

 

 

72: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/21(日) 19:26:03.55 ID:ddJMBLcWo

葛城「ありがとうございます! 苦手だった着艦、少しできるようになれそうです! 」

瑞鶴「えへへー、わたしも人に教えるのははじめてなんだけどね! 覚えが早い、良い後輩を持ってうれしいわっ」

わしゃわしゃわしゃ

葛城「良い後輩ですか……えへへー」

前世では見送った後ろ姿……次々と沈んでいく仲間……。もうそれは夢みたい。今は、空母として戦う喜びも、一緒に戦ってくれる仲間も、追いかけるべき先輩も……すべてがある……。幸せ……ほんとに幸せ!!

 

78: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:55:41.20 ID:Ch6yztW8o

――――― 2日後 ―――――

 

79: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:56:39.22 ID:Ch6yztW8o

――――― お昼前 訓練場

隼鷹「へー、弓なのに矢を使わずに艦載機を飛ばすのかぁ。他に居ないタイプだねぇ」

龍驤「そうなんや。でな、弓をきっかけにしとるだけで、実際は式神使いのうちらに近いんやないか!って思ってな」

龍驤さんのアドバイスの元、今日は式神を使った艦載機運用のお話を聞いています。式神と聞いて、隼鷹さんが応援に来てくれました

葛城「よろしくお願いします」(ぺこり)

隼鷹「んな、堅苦しくしなくていいって。んじゃ、まずは一回飛ばしてみてよ!」

葛城「はいっ」

猛練習のおかげで、わたわたせずにできるようになった発艦~着艦! 先輩方に比べたら、遅いし数は少ないしでトホホだけどね……。

 

80: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:57:15.79 ID:Ch6yztW8o

葛城「こ、こんな感じです。どうでしょうか」

隼鷹「ホントだ。確かに式神の気配を感じるね。こりゃ龍驤のあたりだね」

龍驤「せやろ!」

隼鷹「式札を使わないだけで基本は同じみたいだね。となると陣は……」

龍驤「甲板やろうなぁ。うちらみたいに巻物じゃなくて常設なんやね」

葛城「え、えっと……」

何の話か全然わかんにゃい……にゃしぃ(見かけたかわいい駆逐艦の子の真似)

 

81: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:58:04.52 ID:Ch6yztW8o

隼鷹「えっとね、あたしらみたいな式神使いは、特殊な陣から力を借りて、触媒を式神に変えて使役するんだよ。わかるかい? 」

葛城「えっと……なんとなく……」

龍驤「でな、葛城も『陣から力を借りて式神を呼び出す』っていうやりかたで、式神=艦載機を呼び出しとる、っちゅーわけや」

葛城「…………」

隼鷹「あたしらは式札を使ってるけど、葛城は弓を使う……多分、儀式なんだね。その儀式で式神を呼び出してるんだ。ほんとは式札を使ったほうが多くの艦載機を制御できるはずなんだけどね」

葛城「………………」(ぷすぷす)

龍驤「……? わーー、葛城、耳から煙がでとるで! タービンの異常加熱や! 」

隼鷹「機関緊急停止! 急いで冷やさないとっ! 水っ水っ」

葛城「ぷすぷす…………」

 

82: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:58:38.82 ID:Ch6yztW8o

龍驤「葛城に難しい話をしたらあかん、っていうのは、よーくわかったわ」

隼鷹「あっはっは、漫画みたいだったね! 」

葛城「す、すみません……」

龍驤「理屈じゃなく実践でやったほうが良さそうやね。じゃあ葛城、これ持って」

葛城「これが式札……ですか」

龍驤「せや。ええか、葛城の陣は飛行甲板に書いてある。飛行甲板から力が湧きだして、それがこの式札に流れこむ……そういうイメージを持つんや」

葛城「は、はいっ」

イメージ……イメージ……この甲板から力が湧き出て……わたしの体を伝って式札に力が……

葛城「むむむむ…………」

ぽんっ!

 

83: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:59:07.90 ID:Ch6yztW8o

龍驤「お、出来たな。飛びはしとらんが、ちゃんと零戦になったで」

隼鷹「やっぱり力の質が同じっていうのは当たりだね」

葛城「ほ、ほんとだ……ちゃんと零戦の妖精さんが乗ってる……プロペラもちゃんと回ってる……」
龍驤「ただ、葛城の作法とちゃうから、見ての通り発艦しとらんけどな。でも力の質がわかったのはめっけもんや」

葛城「というと……」

隼鷹「葛城は考えちゃだめだよ! また煙でちゃうから」

むー! なんか、頭の残念な子って言われてる気がしちゃうっ

 

84: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 19:59:53.39 ID:Ch6yztW8o

龍驤「考える必要ないわ。葛城は言われたことがすぐできとるからセンスは十分や。難しく考えず、やってみればええんや」

葛城「え、天才肌ですかっ。そこまででもぉ……(くねくね)」

龍驤(そこまで言うとらんけど……まあ、ええか)

龍驤「じゃあ、実践いくで。ええか、さっきは飛行甲板の陣から力が出て、式札に力を集めたやろ? 」

葛城「はいっ」

龍驤「今度はその力を、弓の方に集めるんや。それで発艦してみ? 」

葛城「な、なるほど! やってみます! 」

まずは落ち着いて心を静かにして……さっきと同じように……甲板から湧いてくる力を……わたしの体を伝って……弓に……さ、艦載機のみんな……行くわよ……

葛城「全機発艦! 」

ぶおおおぉぉぉぉぉん

うわ、すごいすごいすごい! これまで多くても20ぐらいだったのに……ひのふのみの……たくさん飛ばせた! やった! やった!

 

85: ◆8sA8xtnAbg 2015/06/23(火) 20:00:41.00 ID:Ch6yztW8o

隼鷹「おお、50機ぐらい飛ばせてるね。いけるじゃんっ」

龍驤「これでコツを掴んだみたいやな。うちも肩の荷が降りたわぁ」

葛城「龍驤さん、隼鷹さん、ありがとう! 龍驤さんはずっと教えてくれて、教え上手で……わたしの先生ですっ」

龍驤「あ、あはは。まぁ、提督から頼まれとったからな。提督にもお礼言っといてや」

葛城「提督から……? 」

艦隊これくしょん -艦これ-

1: ◆ORRvzkdV2z9a 2015/07/15(水) 23:28:58.46 ID:o1KQ4m4r0
注、笑点パロ、色々崩壊します

第58回

提督「お待たせいたしました、今週も大喜利のコーナーのお時間です、司会の米亭提督です」

提督「まずは、夏本番を迎え、嫌~な記憶が蘇ってきた皆さんのご挨拶です。どうぞ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436970528

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/05(木) 22:15:32.23 ID:w9ksQj7D0

『昨日、〇〇区のマンションの不良が発覚した問題を受けて…』

『販売していた〇〇不動産はこの問題を関連企業である雪ノ下建設に責任があると発表しました。』

『ですが発覚と同時に雪ノ下建設の代表であり県議でもある雪ノ下氏は…』

『現在、家族共々行方不明の状況となっています。』

今朝、各報道機関によってこのニュースが大々的に報じられた。

雪ノ下建設、つまり俺たち奉仕部の部長である雪ノ下雪乃の父親が経営する会社。

その会社によるマンションの設計ミスが発覚。

しかし社長はその問題が取り上げられる前に家族と一緒に夜逃げしたという内容だった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446729332

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