提督「母上がお越しになる?」

艦隊これくしょん -艦これ-

アンケートへの回答ありがとうございました。

今後のまとめ記事の参考にさせて頂きます。

要望等あればいつでもご連絡ください。

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:29:27.64 ID:u5G/SV8m0

金剛「はい、あーん、デース♪」イチャイチャ

提督「あーん」イチャイチャ

雷「もう、提督ったら。食べかすをこぼしちゃダメじゃない」コシコシ

提督「ごめんなー」ニコニコ

瑞鳳「卵焼きも食べるぅ?」スッ

提督「食べりゅぅぅぅぅ!!」ムシャア

伊19「いい食べっぷりなのね♪ はい、イクのプチトマトもあげるの!」ズイッ

提督「んまーい!」ムシャアア!

イチャイチャ ラブラブ

イチャイチャ イチャイチャ……

プルルルル……ガチャ

提督「はい、こちらトラック泊地」キリッ

提督「……なに? 母上がお越しになる?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432207757


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:33:06.26 ID:u5G/SV8m0

提督「急な話だな……それで、何時だ?」

提督「…………」

提督「……は? 今日!?」

提督「昼過ぎには着く!? もうすぐじゃないか!?」

提督「ひ、ひぃぃぃ……!?」ガクガク

提督「え、え、えらいこっちゃあ……!」ガタガタ

長門「提督が生まれたての小鹿のように震えている……」

陸奥「何かあったのかしら?」

 

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:36:44.18 ID:u5G/SV8m0

榛名「提督のお母様がお越しになられるのですか?」ニコニコ

扶桑「まあ……前々から、一度ご挨拶をと思っていたの」ニコニコ

大和「歓待の準備をせねばなりませんね」フフフ

提督「お、お前らっ」

提督「お前ら、それどころじゃない!!」

提督「早く着替えるんだ! 正規の軍服に着替えろ!!」

提督「間違ってもヘソなんて出すんじゃないぞ!!!!」マッサオ

艦娘「ええ……!?」

 

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:41:32.52 ID:u5G/SV8m0

~30分後 軍港にて~

北上「なになに、何が始まるの?」

大井「艦隊式でもないのに、こんなに艦娘を並べて……」

伊58「それに、軍服を着ろ! だなんて」

まるゆ「提督指定の水着じゃダメなのかなあ?」

吹雪「改造した制服もダメなんて……」

睦月「いったい、誰が来るんだろうね?」

 

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:48:48.66 ID:u5G/SV8m0

妙高「えっ、提督のお母様が?」

羽黒「わ、私も小耳に挟んだだけなんですけど……」

那智「提督の母君がわざわざ来られるそうだ」

足柄「……」ピクッ

時雨「それは楽しみだね」ニコニコ

夕立「お話したいっぽい~」キャッキャッ

提督「貴様ら、私語は慎めぇ!!」カッ!

艦娘「きゃっ!?」

提督「母上の艦隊が見えたぞ……!!」

提督「直立不動で待機だ! 敬礼も忘れるな!!」

艦娘「……?」ポカーン

 

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:53:09.25 ID:u5G/SV8m0

ザザザザザザ……ザァァァ

ガラガラガラ……バン!

カン カン カン カン

スタ

母上「……」

母上「壮健だったか、T」

提督「はっ!!!!」

提督「母上もお変わりなく!!!!」

吹雪(えっ、うそっ!)

陸奥(美人!!)

龍田(厳格な女武官ってところね……)

天龍(って、おいおい。あの階級章は……!)

艦娘(大将!?!?!?)

 

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 20:55:22.85 ID:u5G/SV8m0

提督「海軍本部大将に!」

提督「敬礼!!!!」バッ!

艦娘「……っ!」ババッ!!

母上「……うむ」

母上「休んでいい」

提督「はっ!」バッ

艦娘「……っ!」ババッ!!

 

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:00:55.25 ID:u5G/SV8m0

伊19(なんなのなの……?)

金剛(日頃、ゆるゆるな提督が……)

霧島(大規模作戦時のように)

比叡(キリッとしてます!)

榛名(素敵……)ポッ

提督「……」

提督「……母上」

提督「本日は、どのようなご用件でいらしたのですか?」

母上「なに、愛息子をねぎらってやろうと思ってな」

母上「先の大規模作戦での働き、見事だった」

母上「前線部隊として存分に働いてくれたな。褒めてやろう」

提督「もったいないお言葉を……」

 

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:03:53.20 ID:u5G/SV8m0

母上「――だが、不穏な噂も耳に届いてな」

提督「っ!」ビクッ

母上「なんでも、艦娘に破廉恥な衣装を着せたり――」

提督「っ!!」ビクッ

母上「挨拶と称し、ベタベタと身体を触ったり――」

提督「っ!!!」ビクッ

母上「常日頃から周囲に侍らせて、淫蕩に耽っているそうではないか」

提督「っ!!!!」ダラダラ

 

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:08:03.51 ID:u5G/SV8m0

母上「そのような振る舞いは、日本男児としてあるまじきものだと思わんか?」

母上「――なあ、T? 我が愚息よ」

提督「は、はっ!」

提督「その通りです!」

提督「私は母上から受けた教えの通り、常に自分を律し、矜持を持って行動し――」

提督「ただ一心に、お国のために働いております!」

母上「そうか? ならば――」

母上「しばらく私が滞在し、視察しても、問題ないわけだ」ニィ

提督「~~~~~~~っ!!」

 

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:15:20.68 ID:u5G/SV8m0

母上「貴様の艦隊は海軍きっての精鋭部隊だと謳われており、私も鼻が高い」

母上「だが、どこに強さの秘訣があるのか、報告書だけでは分からなくてな」

母上「だとすれば、自分の目で見て、耳で聞き、確かめるしかない」

母上「視察をさせてもらうぞ、T」

母上「さあ、母を案内するがいい」

提督「は、はっ」ガクガク

提督「ですが――」ブルブル

母上「――なんだ? 母には見せられないものがあると言うのか?」

母上「それとも、噂は本当だったということか?」

提督「そんな――!」

 

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:20:29.73 ID:u5G/SV8m0

提督(どうする? どうやって、この場を切り抜ける!?)

提督(準備など何もできていない……片づけだって済んでいない!)

提督(ああ、私指定の制服や水着が見つかったらどうしよう)

提督(はっ! お、お医者さんごっこに使った診察台がそのままだ!)

提督(絶望的だぁ……本土から遠く離れた泊地まで来れば、母上の目が届かないと思ったのに……!)

提督(あああ、どうする! どうする!! どうする!?)ダラダラ

母上「T、貴様……」

 

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:24:40.21 ID:u5G/SV8m0

チャッチャチャラリラ~♪

提督「っ!?」

母上「っ!?」

艦娘「このメロディは……!?」

??「みんな~! 今日はこんなに集まってくれてありがとー!」

??「提督のママもいらっしゃい!」

??「私たち艦娘は、ママさんを歓迎します!」

??「いつもより気持ちを込めて歌いますね♪」

??「では、聞いてください!」

那珂「恋の2-4-11!」キャピィ♪

 

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:27:44.92 ID:u5G/SV8m0

~♪

母上「……」

提督「……」

艦娘「……」

那珂「あれあれ~? みんな、ノリが悪いぞ~?」

那珂「ほら、揺すって! 揺すって! 身体を揺すってジャンプだよ♪」ピョン

母上「……」

母上「……」

母上「……おい、T」

提督「――はっ!」ガタガタ

 

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:30:06.96 ID:u5G/SV8m0

母上「話をしよう」

母上「貴様には聞くことが増えた」

母上「何のことかは――分かるな?」

提督「は、はっ」

提督「はいぃ……!」ブルブル

那珂「二番、いっくよ~♪」キャピピピィ!

 

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:35:20.95 ID:u5G/SV8m0

~提督の執務室~

提督(我が家は由緒正しい軍人の家系だ)

提督(代々、高官を輩出しており――)

提督(私も、かくあるべしと育てられたものだ)

提督(心技体を極めるために、朝から晩まで勉強に修練――)

提督(姿勢やマナーも躾けられた。士官学校の制服の襟が少しでも曲がっていたら、)

提督(母上に、顔の形が変わるまでぶん殴られたものだ)

 

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:38:29.57 ID:u5G/SV8m0

提督(おかげで士官学校は主席で出られたが――)

提督(あまりに厳しい生活に耐えかね、私は前線送りを志願した)

提督(勇気ある若者だ、それでこそ日本男児だと褒め称えられたが――)

提督(ただただ、実家を離れたい一心だった)

提督(そのためならば、深海棲艦と殴り合いでもするつもりだったが、)

提督(幸運なことに、艦娘を指揮する精鋭部隊の指揮官に任命された)

 

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:41:57.66 ID:u5G/SV8m0

提督(初めは慣れない艦隊指揮で苦労もした)

提督(時には深海棲艦に手痛い反撃を喰らうこともあった)

提督(それでも、私は艦娘たちと戦い続け――)

提督(気づけば、彼女らといちゃいちゃしていた)

提督(仕方ない)

提督(仕方ないんだ)

提督(だってみんな可愛いもん)

 

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:44:50.34 ID:u5G/SV8m0

提督(それまで禁欲に次ぐ禁欲で、どこまでもストイックな生活を送ってたんだもおおおおおんんん!!)

提督(かわいこちゃんに囲まれて、少しぐらい羽目を外したっていいじゃああああああんんん!!)

提督(んもおおおおおおおお!! おおおおおおおおん!!)

母上「……ぉい、T」

母上「T。聞いているのか?」

提督「はい」キリッ

提督「拝聴しております」キリリッ

 

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:49:29.76 ID:u5G/SV8m0

母上「まったく、貴様も仕方のないやつだな」フゥ

母上「いつまで経っても手がかかる」

母上「母から遠く離れれば、好き勝手にできるなど――本当に考えていたのか?」

母上「私は貴様の上官でもあるのだぞ」

母上「貴様の『息抜き』のことは、全て、事細かに知っている」

母上「だというのに、急場しのぎで隠そうとするから綻びが出るのだ」

母上「やましい気持ちがないというのなら、女遊びぐらい、堂々とすればいい」

提督「……はい」

 

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:54:25.32 ID:u5G/SV8m0

母上「貴様はとんとん拍子で出世するだろうと言われているが……」

母上「このままでは、私も楽隠居などできんな」

母上「Tよ、親孝行をしたいのであれば」

母上「着せ替えや手淫などで満足せず、早く嫁を娶れ」

母上「結婚して、妻を抱き、大人の男として落ち着きを持つのだ」

提督「はい……」

提督「………………はいっ!?」

 

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 21:58:11.99 ID:u5G/SV8m0

母上「幸いにして、貴様は容姿と家柄だけはいい」

母上「縁談の申し込みも多々あってな」ガサゴソ

母上「ほら、この写真の娘はどうだ。華族の娘で、年も貴様と釣り合う」スッ

提督「ちょ、ちょっ、ちょっと待ってください!」

母上「なんだ、もう少し尻がでかい方が好みか」

提督「い、いえっ、そうではなく……」

提督「結婚っ!?」

提督「戦時中ですよ!?」

母上「だからなんだ」

 

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:03:58.99 ID:u5G/SV8m0

母上「母は貴様を腹に抱えたまま戦場に出たぞ」

提督「そんなの世界中で母上だけです!」

提督「それに、軍人なのは私です!」

提督「そして、ここは最前線!!」

提督「結婚しても、次の日には戦死するかも知れないのですよ!?」

母上「なんだ、T。貴様、死ぬつもりなのか」

提督「いえ、そのつもりはありませんが……」

母上「ならば死なん。必勝の意気込みがあれば弾が避けて通る」

提督「だから、それは母上だけなんです!!」

 

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:10:09.63 ID:u5G/SV8m0

母上「まったく、貴様はわがままばかりだな」

母上「どんな女ならばいいと言うのだ」

提督「それは……」

コンコン

母上「入れ」

大和「失礼します」

母上「なんだ」

大和「お茶をお持ちしました」ニコッ

母上「そうか、ご苦労」

母上「だが、今は大事な会談中だ。盆をそこに置いて速やかに退室しろ」

大和「はい」

 

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:14:11.30 ID:u5G/SV8m0

大和「それでは、失礼します」パタン

母上「……」

母上「……ふむ」

母上「何なら、艦娘と結婚してもいいぞ」

提督「っ!?」ブーッ!!

提督「けほっ、けほっ……い、いきなりなんですか!?」

母上「なに、本土の人間と結婚するのが煩わしいというのなら――」

母上「ここにいるオンナと婚姻を結び、抱けばいい」

母上「いわゆる現地妻というやつだ」

提督「意味、違いません!?」

 

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:21:54.95 ID:u5G/SV8m0

母上「とにかく、これは決定事項だ」

母上「T。嫁を決めろ」

母上「カッコカリではないぞ。本当の意味での結婚をしろ」

母上「いいな?」

提督「で、ですが、母上……!」

母上「異論は認めん」

母上「この母が滞在する七日間で、誰でもいいから手をつけろ」

母上「それが貴様の嫁だ」

母上「――分かったな?」ギラッ

提督「は、は……」

提督「……………………はぃぃ」コクリ

 

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:28:05.57 ID:u5G/SV8m0

提督(ううう、ど、どうすればいいんだ?)

提督(この基地にいる艦娘は、みんな好きだが……)

提督(誰か一人だなんて、決められない!)

提督(それに、決めたら基地内不和が起こるぞ! 絶対、雰囲気が悪くなる!)

提督(――だから手を出すのだけは、ずっと我慢していたのに!!)

提督(く、く、くそぉ……!)

提督(こうなったら、母上を昏倒させ、本土に送り返して――)

提督(…………)

提督(ダメだ、そんなことをしたら、次の瞬間、私は肉塊に変えられる)

提督(八方塞がりか――)ガクッ

 

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:32:23.94 ID:u5G/SV8m0

提督(……)

提督(……っ!)ピコーン

提督(そうだ、このことはみんなには内緒にしておこう!)

提督(母上のことだ。一々、身内のことを通知するわけがないし――)

提督(私がこのことを知らせなければ、艦娘も知りようがない!)

提督(い、一週間だ!)

提督(この一週間、耐え切ろう!)

提督(どんなラッキースケベが起きたとしても、一週間耐え切って――)

提督(結果が出なかったと報告し、潔く母上にぶん殴られよう!)

提督(結婚や子作りのことは――)

提督(戦後になってから、改めて考えればいいのだ)ウンウン

 

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:35:22.59 ID:u5G/SV8m0

~通信室~

母上『この母が滞在する七日間で、誰でもいいから手をつけろ』ガガッ

母上『それが貴様の嫁だ』ガッ、ピー

母上『――分かったな?』ザザザ

提督『は、は……』ザザッ

提督『……………………はぃぃ』ジジッ、ザザー

艦娘「……」

艦娘「よしっ、大義名分ができたっ!!」グッ!

 

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:40:22.07 ID:u5G/SV8m0

大淀「大和さん、盗聴器の設置、お疲れ様でした」

大和「いえ、私はお茶を運んだだけですから……」

金剛「YES! YES!」グッ グッ

足柄「腕が鳴るわね……」メラメラ

加賀「ここは譲れません」キリッ

大和「しかし、お母様公認で提督のお嫁さんになれるなんて――夢にも思っていませんでした」

大淀「ええ、本当に」

大淀「――では、みなさん」

大淀「艦娘淑女協定に則って」

大淀「正々堂々、提督の正妻の座をつかみましょう」

艦娘「おーっ!!」

 

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:47:20.63 ID:u5G/SV8m0

~廊下~

母上「……」

母上「く、くくく」

母上「いきなり『虫』を仕込んでくるとはな」キラッ

母上「面白いではないか」ニィ

母上「気に入ったぞ、艦娘ども」ギュウウ

母上「存分に我が息子を喰らうといい!」バキッ!

 

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:50:05.30 ID:u5G/SV8m0

~翌日~

提督「――よしっ」

提督「母上が滞在していらっしゃるからな」

提督「いつも以上に身だしなみや態度には気をつけねば――」

提督「……ふう」

提督「さて、今日も一日、執務に励むか!」

ガチャ

武蔵「おう、遅かったな」

武蔵「まあ、話は後でいい」

武蔵「とりあえずそこに横になれ」

つ『畳敷き+煎餅布団』

提督「」

 

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 22:55:05.93 ID:u5G/SV8m0

提督「お、おまっ、おまっ!?」

提督「なにやってんだ、武蔵ぃ!?」

武蔵「ん? まあ、今日は私が秘書艦だからな」

武蔵「たまには提督の疲れを癒してやろうと思ったのだ」

武蔵「さあ、横になれ」ズイッ

武蔵「しわになるからな。軍服は脱いだ方がいいな」ズズイッ

提督「や、止めっ!」

提督「止めろーっ!!」ピュー

武蔵「む、逃げられたか」

武蔵「いかんな。こういうのはどうにも不得手だ」ポリポリ

 

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:01:25.40 ID:u5G/SV8m0

~廊下~

提督「な、なんだ、今のは!」タタタタッ

提督「新婚セットじゃないか!!」タタタタッ

提督「何度か新婚さんごっこを楽しんだ後、しまっておいたはずだが――」タタタタッ

提督「なぜ、あのようなものが……!?」タタタタッ

愛宕「きゃっ!?」ドンッ

提督「うおっ!?」フラッ

提督「す、すまない。注意不足だった」

愛宕「いえー、いいんですよ」ニコッ

 

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:04:43.75 ID:u5G/SV8m0

愛宕「あっ……」

提督「ん? どうした?」

愛宕「ぅうん、ちょっとしたことなんですけどぉ……」

愛宕「ブラのホックが外れたみたいです」プルーン

提督「っ!?」ギョッ

愛宕「このままだと気持ち悪いのでぇ……」

愛宕「提督、つけてくださいます?」クスッ

提督「あ、ああ」ドキドキ

 

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:08:55.98 ID:u5G/SV8m0

提督(ぐっ、鎮まれ……鎮まれ、私の愚息よ!)

提督(反応をするな……ピクリとも動くんじゃあない!)

提督(これは私の不注意によるミス。それをカバーするだけなのだから……)

提督(やましいことなど……)ブルブル

愛宕「やん!」ギュム

提督「うおっ!?」

愛宕「あはっ、ごめんなさいねぇ」ムギュムギュ

愛宕「寄りかかっちゃって……」クスクス

提督( お っ ぱ い ! )

 

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:11:07.84 ID:u5G/SV8m0

提督「――はっ!?」

提督「私は今、何を――!?」

提督「い、いかん!」

提督「すまない、愛宕!」

提督「ブラのホックは自分でつけてくれー!!」ピュー

愛宕「あんっ、提督!」

愛宕「……はあ、ざーんねん」ゴソゴソ

愛宕「もうちょっとだったのに……」カチッ

 

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:16:02.40 ID:u5G/SV8m0

提督(ぐうう、何たる破壊力!)ダダダダッ

提督(抱けだの、嫁にしろだの言われた後だからか……)ダダダダッ

提督(余計に意識をしてしまう!!)ダダダダッ

バンッ!

提督「はぁっ! はぁっ! はぁっ!」

提督「こ、ここでしばらく大人しく――」

叢雲「きゃっ!?」

叢雲「な、なに? いきなりどうしたわけ?」

提督(叢雲……!?)

 

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:20:10.60 ID:u5G/SV8m0

叢雲「そんなに息せき切って……」

叢雲「……も、もしかして、私を探してたとか?」ソワソワ

提督「いや、違う」

提督「たまたまこの会議室に来ただけだ」

叢雲「……ふーん」イラッ

叢雲「あっそ」ゲシッ

提督「いたっ!?」

提督(え? な、なぜ蹴られた?)

 

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:25:46.31 ID:u5G/SV8m0

提督「む、叢雲は何をしていたんだ?」

叢雲「別に。書類をまとめてただけよ」

叢雲「会議室の方が机が大きいし、静かだしね」

提督「そ、そうか……」

提督「それなら私は邪魔だったな」

提督「すまない。すぐに出て行こう」クルッ

叢雲「……」

叢雲「い、いいわよ、ここにいても」

 

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:29:48.12 ID:u5G/SV8m0

叢雲「どうせまた誰かのお尻でも触って、追っかけられてたんでしょ?」

叢雲「またドタバタされても気分悪いし……」スタスタ

叢雲「ここに隠れていればいいじゃない」ストン

叢雲「ただ、私は書き物するから、邪魔しないでね」カリカリ

提督「あ、ああ」

叢雲「……」カリカリ

提督「……」

叢雲「……」カリカリ

提督「……」

 

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:32:06.49 ID:u5G/SV8m0

叢雲「……」カリカリ

叢雲「……」

叢雲「ねえ」

提督「な、なんだ?」

叢雲「いつまで股間を膨らませてるの?」ジトッ

提督「うっ!?」ビンビン

提督「いや、これは……」ソソクサ

叢雲「……」

 

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:35:51.16 ID:u5G/SV8m0

叢雲「……苦しいなら、さすってあげましょうか?」

提督「いや、誤解……え?」

叢雲「それ。男の人は出さないと苦しいんでしょ?」

叢雲「ずっと膨らませられても困るし……」スクッ

叢雲「そんな人が提督だと、私が恥ずかしいの」スタスタ

叢雲「ほ、ほら、ファスナーを開けなさいよ」

叢雲「さすってあげるから」スッ

 

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:38:54.58 ID:u5G/SV8m0

提督「い、いや、そんな……」

叢雲「あんたには改二まで育ててもらった恩があるから」

叢雲「そ、それだけよっ!」カァァ

叢雲「ほら、出しなさい! お○んちん出して!」

提督「うう……!?」ビンビン

提督(ど、どうする……!?)

提督(せっかくなら、そのもふもふした髪でしごいてと頼むべきか……!?)

 

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:42:22.93 ID:u5G/SV8m0

提督(……)

提督(……っ!?)ハッ

提督(わ、私は今、何を!?)

提督(なんと恐ろしいことを……!)

提督「す、すまん、叢雲!」

提督「別の機会に頼むー!」ピュー

叢雲「あっ!?」

叢雲「……もう、なによ」

叢雲「ふん……」

 

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:46:28.29 ID:u5G/SV8m0

~大浴場~

提督「ぐうう……!」

提督「今日は厄日か……!」

提督「こんな日に限って、エロ漫画みたいなイベントが起きる!」

提督「平和な時代ならば、据え膳食わぬは武士の恥、とばかりに飛びついたのだが――」

提督「今は時期が悪い」

提督「猛り狂った金時様は、冷水を浴びて鎮まってもらおう」グイッ

バシャア!

 

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:52:37.60 ID:u5G/SV8m0

提督(平静を保つのだ――)バシャア

提督(心頭滅却すれば、火もまた涼し)バシャア

提督(私はこの七日間、煩悩を断ち切る)バシャア

提督(肉欲を捨て去るのだ――)バシャア

カラララララ

島風「ふたりとも、おっそーい!」タタタタッ

時津風「走ったらあぶないよー」ペタペタ

雪風「雪風は負けませんっ!」タタタタッ

提督(んなぁっ!?)ムクムクムク

 

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:56:53.67 ID:u5G/SV8m0

提督(ひ、ひいい……!)

提督(日頃からロリビッチみたいな格好をしている奴らが来た……!)

提督(そんな性的な駆逐艦たちがすっぽんぽん――まずい!)ビンビン

時津風「あれ? 司令? こんなとこでなにしてんの?」

雪風「朝風呂ですか?」

島風「提督、はっやーい!」

提督(しまった! 見つかった!!)ビンビン

 

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/21(木) 23:59:23.88 ID:u5G/SV8m0

提督「お、お前たち」

提督「使用中の札をかけていただろう」

提督「なのに、なぜ……」

雪風「それを見かけたので入りました!」

時津風「シッ!」

雪風「むぐっ!?」

島風「かけ湯もお風呂も私がいっちばーん!」ザブーン

提督(???)

 

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:01:29.87 ID:iTfg+oPh0

提督「とにかく、出て行きなさい」

提督「いや、私が出て行けばいいのか――」

雪風「ダメです、しれぇ!」ズイッ

時津風「ここで会ったのも何かの縁」ズイッ

島風「あっ、そうだ! 提督、背中流してあげるね!」ザバァ

提督「うわっ!?」

 

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:05:51.50 ID:iTfg+oPh0

雪風「しれぇにはお世話になっていますので!」グイグイ

島風「そうだねー、うんうん」グイグイ

時津風「さーあ、始めちゃいますか!」ゴシゴシ

提督「う、うむ……」

提督(すっぽんぽんのつるぺったんたちに退路を塞がれ――)

提督(逃げ場がなくなった――)

提督(……いや、背中を流してくれるだけだ)

提督(やましいことではない)

提督(ここは流れに身を任せるべきだ)

提督(終わってからすぐに出よう)

 

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:08:51.09 ID:iTfg+oPh0

雪風「雪風、吶喊します!」ゴシゴシ

島風「耳の裏もきれいにしなくちゃ」ゴシゴシ

時津風「ほうほう、ふむふむ!」ゴシゴシ

時津風「司令の背中って、大きいんですね!」ゴシゴシ

提督「は、ははは、まあね」

提督「男だからね……」

提督(エロイベントは――)

提督(――起きない!)

提督(……のか?)

 

140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:11:31.40 ID:iTfg+oPh0

時津風「うーん、ヘチマだとうまく洗えないなー」ピタッ

島風「めんどくさーい」ポイッ

雪風「手が疲れてきました……」シュン

提督「そ、そうか?」

提督「それならもう終わってもいい――」

時津風「あっ、そうだ!」

時津風「わたしたちの身体で洗えばいいんだ!」

提督(~~~~~~っ!?!?!?)

 

141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:15:29.66 ID:iTfg+oPh0

島風「身体で?」

雪風「どうやるんですか?」キョトン

時津風「青葉さんの新聞で見たんだ!」

時津風「こう、自分の身体に石鹸を塗って――」ヌルヌル

時津風「それをこすりつけてあげると、男の人は喜ぶって!」

雪風「なるほど!」ヌルヌル

提督「ま、ま、待て……!」

島風「島風、いっきまーす!」コスコス

提督「ぁひんっ!?」ビクゥッ

 

142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:17:56.63 ID:iTfg+oPh0

雪風「しれぇ! どうですか?」コシュコシュ

島風「これでいいの? ねえ?」シュリシュリ

時津風「うーん、どうだろう? 司令、どうなの?」ヌリュヌリュ

提督(や、や、や、や……!)

提督( ヤ バ イ ! ! )

提督(少女の肌がぬるぬるとこすりつけられるこの感触は――!)

提督(間違いなく、堕落への片道切符だ――!!)

 

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:20:40.73 ID:iTfg+oPh0

提督(このままここにいては、触られずとも暴発してしまう!)

提督(そのような無様な姿を晒せるか!)

提督(ここは強引にでも――!)

提督「し、仕事の時間だ!」

提督「私はもう上がろう!」ヌルンッ!

雪風「あっ、しれぇ!」

島風「ぬるぬるの身体で床を滑ってる!?」ハッヤーイ!

時津風「逃げられたー!?」ガーン

 

144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:23:38.23 ID:iTfg+oPh0

~出撃ドック~

提督「はぁ、はぁ、はぁ……!」

提督「おかしい……何かが、おかしい……」

提督「どう考えても、エロイベントが多すぎる……!」

提督「偶然は何度も続けば偶然ではない」

提督「――さては、大和!?」

提督「盗聴器をつけられ、あの時の会話が聞かれていたか――!?」

 

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:26:06.37 ID:iTfg+oPh0

提督「だとすると、これから七日間」

提督「私と結婚したい艦娘からのアプローチが――!」

提督「くそっ! このようなことなら、無理にも母上の命令を断るべきだった!」

提督「いや、しかし、今となっては詮無きこと――」

提督「くっ……」

提督「ならば、この七日間――」

提督「ひたすら耐えるしかない――!!」

 

146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:30:25.86 ID:iTfg+oPh0

提督(それからの七日間は、まさに生き地獄だった)

金剛「提督ぅ~。今夜、ヒマデスか~?」ススス

提督(元々、好意を公言していた艦娘が擦り寄ってくるのは当たり前)

朝潮「布団を温めていました」キリッ

提督(部屋に帰れば、誰かしら忍び込んでおり――)

鳳翔「薬が効いてきたようですね――」ニコリ

提督(時には、一服盛られることもあった)

 

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/22(金) 00:33:24.25 ID:iTfg+oPh0

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