ルルーシュ「君の名は」

コードギアス 反逆のルルーシュ

アンケートへの回答ありがとうございました。

今後のまとめ記事の参考にさせて頂きます。

要望等あればいつでもご連絡ください。

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 22:54:18.24 ID:zXIfrwP/o
駄文失礼します、ギアスと君の名はのクロスです
ギアス側の時系列は、アニメ1期4話(クロヴィス殺害の容疑をかけられたスザクをゼロが助ける)の直後です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477576457


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 22:55:59.08 ID:zXIfrwP/o
ウィーーーーン

ルルーシュ「はぁ・・・・」

C.C「随分とお疲れのようだな」

ルルーシュ「!?」

C.C「何を驚いている、初対面でもあるまいし」

ルルーシュ「お前は確か新宿にいた・・・・いや、しかしあの時死んだはず」

C.C「あの程度の事で私は死なん」

ルルーシュ「あの程度?銃で撃たれ、かなり出血していたはずだが・・・お前何者だ?」

C.C「私の名前はC.Cだ、以後そう呼べ」

ルルーシュ「シーツ―?まぁいい、何故お前が俺の部屋にいる?どうやって入った?何が目的だ?」

C.C「何故いるのか、他に行くところがないから。どうやって入ったか、他の部屋の窓が開いていたから。戸締りはきちんとしとけよ」

ルルーシュ「チッ、目的は!?」

C.C「経過観察と言ったところだ、共犯者たるお前のな」

ルルーシュ「経過観察?共犯者?」

C.C「ギアスの事だ、その様子では既に何度か使用しているようだな。」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:02:57.75 ID:zXIfrwP/o
ルルーシュ「なるほどな、やはり俺にこの力を与えたのはお前だったのか」

C.C「そういう事だ、気に入ってくれたかな?」

ルルーシュ「・・・共犯者とはどういう意味だ?これだけの能力、何かこちらにリスクがあってもおかしくはないと思っていたが」

C.C「あの時言ったはずだ、これは契約。お前はギアスという王の力を得る代わりに私と契約したんだ」

ルルーシュ「確かにそんな文言を微かに覚えているような気もするが・・・で、契約の内容は?」

C.C「それに関しては今言うつもりはない」

ルルーシュ「内容も伝えず契約?ふざけてるのか?」

C.C「最終的に契約を了承したのはお前だ」

ルルーシュ「あの状況下ではそうする他道がなかったんだ」

C.C「契約内容については時期が来たらきちんと話すつもりだ」

ルルーシュ「その必要はない」

C.C「なに?必要がないとはどういう意味だ?」

ルルーシュ「あのような危機的状況下での契約など意味をなさない。俺には選択する自由がなかったんだからな。拒めばブリタニア軍に射殺されていた」

C.C「契約自体を無かった事にしたいということか?正気か?せっかく手に入れた力を、王の力を手放す事になるんだぞ?」

ルルーシュ「ギアスとか言ったか?絶対順守、確かに王の力と言えるだろう。この力があれば個人の幸せは勿論地位や名誉を手に入れる事など朝飯前だろうな」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:07:12.35 ID:zXIfrwP/o
C.C「だったら」

ルルーシュ「だが、この力は卑劣だ。人の思考を捻じ曲げ、思い通りにする。まるでブリタニアじゃないか、俺は好きじゃない」

C.C「の割には随分と使用しているようだが?クロヴィスを殺したのも、先程テレビでやっていたあれの正体もお前だろう?」

ルルーシュ「お見通しか」

C.C「ゼロとか言ったか?あの仮面を被りこれからブリタニアと戦おうというのであれば、ギアスは必須の能力だと思うが?」

ルルーシュ「誰がブリタニアと戦う等と言った?あれは古い友人を助ける為に施した演出に過ぎない。勝手な妄想は止めてくれないかな?」

C.C「ブリタニアとは戦わないと?」

ルルーシュ「考えてもみろ、世界の三分の一以上を占める超大国相手に、一人で何ができるというんだ」

C.C「ギアスを使えば、短期間で多数の兵士を作り上げる事も可能だろ」

ルルーシュ「それが卑劣だと言っているんだ」

C.C「一度も使用していないならともかく、使用歴のある者の口から出ても説得力に欠けるぞ」

ルルーシュ「何とでも言え。新宿で使用したのはあの場から逃げる為、今日使ったのは友人を助ける為。大義名分はある」

C.C「本当にそれだけが目的ならばクロヴィスを殺す必要はなかったはずだが」

ルルーシュ「・・・・・・・」

C.C「最後にもう一度だけ聞く、本当にブリタニアと戦う意思はないんだな?」

ルルーシュ「今はな。今後その感情が出てきたとしても、俺は己の知恵と力だけで行動を起こす。ギアスなど必要ない」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:11:59.22 ID:zXIfrwP/o
C.C「了解した、まさかここまで腑抜けた男だとは思わなかったぞ」

ルルーシュ「大きなお世話だ」

C.C「契約の解除自体は可能だ、お前にその気がないのなら意味はない。今日この時間をもって契約を解除する。手を出せ」

ルルーシュが差し出した右手にC.Cは包み込むように両手を重ねた

C.C「・・・・・・終わりだ。おめでとうルルーシュ、これでお前は晴れて普通の人間に戻ったぞ」

ルルーシュ「どうもありがとう・・・・って、何でお前俺の名前を知っている?まだ名乗っていないはずだが」

C.C「些末な事だ、気にするな」

そう言い終えるとC.Cはやれやれと言った様子でルルーシュのベッドに横たわった

ルルーシュ「おい、人のベッドに勝手に寝るな!」

C.C「男は床で寝ろ」

ルルーシュ「いや、そういう事じゃなくて、もう何の関係もないんだからとっとと出ていけ!」

C.C「言っただろ、私は行くところがないんだ。だから暫くはここにいさせてもらう」

ルルーシュ「そんな自分勝手な道理が通じるとでも思っているのか」

C.C「意味をなさないとまで言った契約の果てに得た能力をお前は何回も使用している。しかも使うだけ使っておいて契約解除ときたもんだ。これはその手数料と思ってくれていい」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:15:17.53 ID:zXIfrwP/o
ルルーシュ「何が手数料だ、おい寝るな!人の話を」

C.C「おやすみ、ルルーシュ」

ルルーシュ「くっ・・・・・何なんだこの女は」

強烈な理不尽を覚えつつも、仕方がないのでその日ルルーシュは床に布団を敷いて眠った。

———-

—–

ピピピピピピピピピピピピッ

三葉「う・・・・・・・ん、アラーム?」

ピッ

三葉「何で携帯のアラームなんか・・・いつも起きれるから設定していないのに」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:18:53.70 ID:zXIfrwP/o
三葉「(ん?何だこの高い声は?鼻と喉に違和感がある、風邪か?というかここは何処だ?)」

ルルーシュは座った状態のまま頭だけを動かし周囲を見渡す

三葉「俺の部屋じゃない・・・(やっぱり声が変だ!後何だか胸の辺りが重い)」

ゆっくりと自分の胸元に視線を落とすと、そこには明らかな膨らみが存在していた。

三葉「(・・・・・何だこれは?)」

それをきっかけに自身の身体の異常に気付いたルルーシュは腕や脚、目視できる全ての範囲を確認した。

三葉「(俺は決して体格の良い方じゃない、寧ろやせ型だ。しかし、これ程細くはないし、華奢でもない。髪の長さもおかしい、さっきから肩から背中にかけて
物凄く違和感を感じる・・・・・このパジャマも、完全に女性の物だ、俺のじゃないし、ナナリーの物でもない。いったいこれは何なんだ!!?)」

ルルーシュは急いで立ち上がり、先程周りを見渡した際に視界の隅に捕えた鏡台の下へと歩を進めた。
違和感からか短い距離にも関わらず途中何度も転んでしまいそうになる

三葉「(クソ、歩きにくい)」

何とか鏡台の前へと辿りつき、ルルーシュは鏡に映った全身を見てその場に崩れ落ちた

三葉「誰だこれは・・・・・・・」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:20:19.46 ID:zXIfrwP/o
四葉「お姉ちゃん、何しとるの?」

三葉「!?」

四葉「何でそんなところにへたり込んどるの?」

三葉「お姉ちゃん?」

四葉「寝ぼけとるの?ご・は・ん、はよきない!!」

四葉は襖を勢いよく閉めその場を後にした

三葉「・・・きない?」

一呼吸置いた後、膝に手を当てゆっくりと立ち上がり、改めて鏡に映る自分と周囲を見渡した

三葉「(何が何だか分からない、いったいこれはどういう・・・)」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:24:11.71 ID:zXIfrwP/o
(居間)

一葉「四葉、ちゃんと起こしにいったんか?」

四葉「お姉ちゃん珍しく今日はもう起きとったよ」

一葉「それなら何で降りて来んのやろか?」

四葉「また二度寝・・・」

一葉「それやな、もう一回起こしてきない」

四葉「はぁ、毎朝世話のかかる人やなぁ」

—–

長い思考の末、ルルーシュは現在起きている奇怪現象について自分なりの答えを導き出した

三葉「(目が覚めたら全く知らない場所にいて、おまけに自分ではない誰かの体に入れ替わっている・・・こんな事ができるのはあの女しかいない!
C.C、俺が契約を破棄した事に対しての腹いせか何かか?これが奴のギアスだとすると、俺が使っていた物とは違う意味でタチが悪いな)」

依然絶望的な状況には変わりないが、全ての原因をC.Cに押し付ける事によってルルーシュは少し気が楽になった。

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:28:56.66 ID:zXIfrwP/o
三葉「(このままヘタレていたらあの女の思う壺だ。現状に至る経緯さえ理解できれば特に怖いものではない。あえてこの状況に適応し、奴を驚かせてやる)」

三葉は再度辺りを見渡す

三葉「(まず必要なのはパーソナルデータだ、この女が何処の誰なのか。今一番必要な情報はそれだ。妹と思しき者がいるのは分かったが、家族構成も知っておかなくてはな
目線がいつもよりかなり低い、身長は150後半から160前半といったところか。ハンガーに学生服がかかっている、中学生にしては大人びているし、年齢は俺と同じくらいだろう、つまり高校生。となれば)」

三葉は部屋の隅にあるタンスを一つ一つ開けていき、程なくして目的の物を見つけ出した。

三葉「(学生が学生証を入れるとしたら、まぁ財布の中だろう。現金は殆ど入ってないな、今時の女子高生がこれで生活できるのか?)」

財布の中身の寂しさに疑問を抱きつつ、学生証らしき物を発見し手に取る

三葉「(必要な情報を一度に得るにはやはりこれだろう。宮水三葉、やはりイレヴンか。岐阜疎開、糸守地区にある糸守高校の二年生。
俺より年上か、岐阜はまだしも糸守?聞いたことのない地名だな)」

求めていた情報を得た三葉は「フッ」息を吐き笑い出した

三葉「フハハハハ、面白い!他人になりきるなど容易い。見ていろC.C、お前の思い通りにはいかんぞ!」

僅かに開いた襖の隙間から不信を絵に描いたような瞳が三葉を見つめていた

四葉「(・・・お姉ちゃん、いよいよヤバイわ)」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:32:09.31 ID:zXIfrwP/o
三葉&四葉「いってきまーす!」

一葉「気を付けていっておいで」

四葉「お姉ちゃんがいつも以上にモタモタしとったから遅刻しそうや」

三葉「(宮水四葉、この女の・・・宮水三葉の年の離れた小学生の妹。身長はナナリーと同じくらいか?)」

四葉「お姉ちゃんまたボーッとしてる」

三葉「え?いや、ボーッとなんてしてないわよ」

四葉「わよ?」

三葉「・・・してないよ」

四葉「何かさっきから言葉おかしない?」

三葉「(俺からしたらお前達の言葉の方がおかしいが・・・しかし、女言葉というのはなかなか難しいな。一人称さえ間違わなければ後はいつも通りでいいか)」

四葉「おーい」

三葉「おかしくないよ、いつも通りいつも通り」

四葉「だったらいいけど。じゃ、しっかり勉強しておいでぇ」

右手を振りながらそう言い残し四葉はルルーシュとは別方向へと走り去った

三葉「(フッ、小学校はあっちなのか。それにしても、なかなかしっかりとした娘だな)」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 23:33:40.05 ID:zXIfrwP/o
三葉「(高校の位置は先程地図アプリで確認済み、一人でも簡単にたどり着ける。クラス番号も確認済みだ。
それにしても、田舎にも程があるな。これだけ何も無いと高校の場所など調べるまでもなくたどり着けたかもしれないな)」

——–

(糸守高校)

キーンコーンカーンコーン

勅使河原「あれ?三葉の奴今日は休みか?」

早耶香「何の連絡もきとらんけど」

ガラガラッ

三葉「遅くなりました」

勅使河原「お、噂をすればや」

早耶香「三葉が遅刻なんて珍しいなぁ」

先生「宮水さん遅刻ですよ」

13: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:37:08.42 ID:zXIfrwP/o
三葉「すいません、以後気を付けます」

先生「ホームルームを始めるから席についてね」

三葉「(フッ、遅れてきたのは計算の内。クラス番号までは分かっても、流石に席が何処かまでは調べようがなかったからな。始業のチャイムの後に登場すれば
俺以外のクラスメイトは既に全員揃っている道理。つまり、一つだけ開いているであろう席こそ俺の、宮水三葉の席という事になる・・・・筈なんだが、マズい!空席が3つもある!)」

先生「宮水さん、どうかしたの?」

三葉「(可能性としては十分ありえたが、まだ9月上旬だというのにもう風邪を引いて休んでいる奴がいるのか!3分の1、今ある情報から答えを導き出すしかないか
まず1つ目の席、片方に女物というよりはどちらかと言うと男寄りのデザインを施した手提げ袋がかかっている。引き出しの中からは僅かに教科書が飛び出している
いわゆる置き勉というやつか。この女は、宮水三葉は置き勉などしない。その証拠に今日授業で使用するであろう教科書の類の物は全て鞄に入った状態で部屋の隅に置いてあった
恐らく昨日の夜に準備したのだろう、俺が準備をする手間が省けたのである意味感動したエピソードだ。妹同様なかなかしっかりしている)」

先生「宮水さん聞こえてますか?」

三葉「(残る2つは特変なしか。ならば、周りの連中の視線から読み解くか。遅刻してきた上に教師の呼びかけにも応じず立ち尽くしているクラスメイト
みなが俺を不思議そうに見つめているが、この場合、席の近い者程関心が高く、そうでない者程関心が低い筈。つまりより強い視線の先が正解というわけだ)」

早耶香「(三葉何しとるん、はよしない!)」

三葉「見えた!あのお下げ髪女子の送る強い視線、あそこが答えだ!」

ルルーシュは何の迷いもなくスタスタと歩き出し中央前から3番目、早耶香の近くの席に腰を下ろした。

三葉「(さぁ、ホームルームでもなんでも初めろ)」

14: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:40:19.70 ID:zXIfrwP/o
早耶香「三葉なにしとるの?そこ田中さんの席やよ?」

三葉「へ?」

「あはははは」   「宮水さん何それウケルー」

「宮水さんってそういう一面もあるんだー(笑)」

先生「宮水さん、後で職員室に来てください」

三葉「(こ、こんな屈辱は生まれて初めてだ・・・)」

——-

(休み時間)

三葉「(さっきはやらかしてしまった・・・仕方ない、職員室に行くか)」

勅使河原「遅刻とは珍しいこともあるもんやなあ」

三葉「え?」

勅使河原「寝坊でもしてまったんか?」

15: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:42:03.69 ID:zXIfrwP/o
三葉「(この馴れ馴れしさ、宮水三葉の友人か・・・まぁ学校に来れば当然こういう事も起こるか)」

勅使河原「三葉?」

三葉「(ファーストネームで呼んでいる、まさか恋人か?いや、そんな感じではないか。できればクラス名簿を入手し、全員の顔と名前を暗記した後に
関わりを持ちたかったが、先手を打たれてしまっては仕方ない。極力怪しまれないようこいつの名前を聞き出さなくてはな)」

勅使河原「何か今日のお前ちょっと変やないか?」

三葉「いや、いつも通りだよ。ところでさ、名前なんだっけ?」

勅使河原「え?名前って、俺の?」

三葉「そう、ど忘れしちゃって」

勅使河原「何か三葉朝からボケまくりやさ、勅使河原だよ勅使河原」

三葉「(この坊主頭は勅使河原っと)いやそれは流石に忘れないよ、私が聞いてるのは下の名前」

勅使河原「え?何だ下か、そりゃそうやな、すまんすまん!克彦だよ克彦。てか、下でも普通忘れんやろ付き合い長いんやから」

三葉「あーそうだった」

勅使河原「もう忘れんなよ。ところで三葉、職員室行かなくてええんか?」

三葉「あぁそうだった!じゃ、また」

お下げ髪の女の子がこちらに向かってくるのを視界の隅に捕えた三葉は足早にその場を後にし職員室へと向かった

三葉「(流石に同じ手を何度も使うわけにはいかないからな、名簿を見る必要もあるし職員室に呼ばれたのは寧ろ好都合だ)」

16: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:45:52.41 ID:zXIfrwP/o
(昼休み)

ルルーシュは早耶香、勅使河原と一緒に校庭の隅で弁当を食べていた

早耶香「三葉大丈夫やった?」

勅使河原「遅刻してきた上に小ボケかましてもーたしなぁ、怒られたやろ?」

三葉「大丈夫だったよ、ちょっと注意を受けたくらいで済んだ」

早耶香「そんなら良かったわぁ。あんまり変な事せんでよ、心配するから」

三葉「(生徒名簿は確認済み、クラス全員の顔と名前は既に暗記した。これ以上失態はしない)」

早耶香「三葉聞いとるの?」

三葉「聞こえてるよ、ありがとう名取さん」

早耶香「な、名取さん?」

三葉「(しまった、流石に友達同士で苗字にさん付けはないか)・・・・あぁ間違った、ありがとう早耶香」

早耶香「早耶香?」

三葉「(なに!?苗字にさん付けでも名前の呼び捨てでもないのか?となると残された選択肢は・・・)じょ、冗談冗談!ありがとう名取!」

勅使河原「プッ、あーっはっは」

早耶香「三葉、まだ小ボケ続いとるの?」

17: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:49:20.73 ID:zXIfrwP/o
三葉「(くっ・・・・・・・・・)」

勅使河原「いっつもサヤちんサヤちん言うとるのに急に名取やもんなぁ(笑)」

三葉「(サヤちん?なるほど、イレヴンがよく使うあだ名という文化か。しかし、それぞれにあだ名が存在するとしたら、生徒名簿で暗記した名前の意味が・・・)」

早耶香「三葉?」

三葉「あ、あはははは。そうそう小ボケだよ小ボケ、絶賛小ボケ大売出し中」

早耶香「そんなん大売出しせんでいいよ、ちょっと面白かったけど」

勅使河原「三葉、もしかしてお前お笑い芸人でも目指しとるんか?」

三葉「(誰が目指すか!)」

早耶香「朝は田中さんの席座ってまうし」

三葉「(お前が紛らわしい視線を送るからだろ!)」

早耶香「ていうか三葉、今日は髪まとめてないんやね」

三葉「髪?」

勅使河原「家にいる時以外はだいたいいつもまとめとるもんな」

三葉「(そうなのか・・・おのれ妹何故それを言わん)」

早耶香「寝坊して時間無かったんやね。でも髪下ろしてても美人やから心配いらんよ三葉」

三葉「あ、ありがとう・・・サヤちん(は、恥ずかしい)」

18: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/27(木) 23:57:08.11 ID:zXIfrwP/o
勅使河原の呼び方についても早耶香の時同様のミスをし、再び笑いが起こった
その後も小さなミスを山ほど重ねながらも入れ替わり1日目の学校生活は無事?終了した。

勅使河原「じゃあねー三葉」

早耶香「また明日ね!」

三葉「う、うん」

二人と別れ、ようやく訪れた一人の時間、ルルーシュは大いに疲れていた

三葉「(最初は簡単だと思ったが、やはり他人になりきって他人の人生を歩むというのは難しいものだな。心労が尋常じゃない
C.C、これが俺を苦しめる為の策だとするならば大成功だ褒めてやる・・・・・・・クソッ、いつまで続くんだこの現象は)」

フーッと息を吐き、夕暮れ時の空を見上げながらルルーシュは小さく呟いた

「というか、終わるんだろうな?」

帰宅後ルルーシュは自室にこもり本日得た情報を全てノートに書いてまとめた。本当はPC上でまとめたかったのだが
生憎宮水家にそんなものは置いてなかったようである。丁度まとめ終えた頃に四葉がやってきて、三葉が本日の夕食当番である旨を伝え去っていった

三葉「夕食か、確かに腹が減ったな」

19: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:05:16.09 ID:2XPTPHlBo
(台所)

三葉「(冷蔵庫にある食材はなかなか充実しているな。これだけあれば三人分くらい朝飯前だ)」

四葉「お姉ちゃん今日は何作るの?また前みたいに常備菜にご飯とみそ汁だけじゃ嫌やよ?」

三葉「そうだな・・・ビーフストロガノフにボルシチ、デザートは久しぶりにブリヌイにでもするか」

四葉「え?何で全部ロシア料理なん?ていうか久しぶりも何もそんなもん食べた事ないけど・・・」

三葉「30分もあれば出来るから、四葉は宿題でもやってなさい」

四葉「宿題はもう終わっとるけど、30分て・・・絶対無理だと思うけど」

毎日ナナリーに料理を作っているルルーシュにとって夕食を作る事など本当に朝飯前だった
目にも止まらぬスピードで作業をこなすその姿をストップウォッチ片手に四葉が背後で見守っている

三葉「出来たよ、持ってきな」

ピッ

四葉「凄い、本当にジャスト30分や・・・・お姉ちゃんそんな才能あったんやね」

三葉「(わざわざ測ってたのか)」

四葉「お婆ちゃんこんなん見たらビックリしてひっくり返るで!早く持っていこっと!」

三葉「(ひっくり返るのを見たいのか?)」

21: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:07:57.27 ID:2XPTPHlBo
三葉「(そういえば、まだ確認できてない事が一つだけ残ってたな)四葉!」

四葉「なに?」

三葉「今日は9月5日だよね」

四葉「そうやけど」

三葉「西暦は今何年だったっけか?」

四葉「ん?——-年でしょ?」

三葉「え?ごめん聞こえなかったからもう一回お願い」

四葉「だから、——-年やよ!冷めちゃうから持ってくよ!」

四葉は料理を持って一葉の待つ居間へと向かった

三葉「(何だ、肝心な所だけ声がまるで聞こえなかった。スマートフォンのアプリを見ても、ネットで検索しても何故か具体的な数字はそこだけ文字化けして分からなかったし
いったいこれは・・・・・・・・まぁいい、日付は合っているし気にするほどの事でもないだろう、今日はもう考える事を止めよう、疲れた)」

夕食を終え自室へと戻ったルルーシュは風呂に入ろうなどとは微塵も考えず簡単に布団を敷き
朝目覚めていた時に来ていたパジャマを目を瞑ったまま器用に着替え横になった。

三葉「(・・・・・・・・・・・・・・・C.C、次会ったら殺す)」

22: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:17:18.44 ID:2XPTPHlBo
——-

ルルーシュ「ん・・・・・・朝か・・・・・・はっ!!」

ルルーシュは飛び起き辺りを見回し

ルルーシュ「・・・・・・・・・俺の部屋だ。か、身体は!?」

鏡の前に立った

ルルーシュ「俺だ、宮水三葉じゃない。ルルーシュ・ランペルージだ・・・・良かった、それにしても昨日のあれは一体何だったんだ?夢?夢にしてはリアルすぎる気がするが・・・」

コンコンッ

ナナリー「お兄様起きてますか?」

ルルーシュ「あ・・・あぁ、起きてるよ、すぐに行くから大丈夫」

ナナリー「分かりました!フフ、今日はちゃんと起きれたんですね」

ルルーシュ「え?俺はいつも早起きな方だと思うけど」

ナナリー「フフ、そうですね!お待ちしています!」

23: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:21:40.23 ID:2XPTPHlBo
(アッシュフォード学園)

ルルーシュ「(何だか今朝のナナリーと咲世子さんは少し変だったな、今日は早起きだとか制服をちゃんと着ているだとか
そういえばベッドに寝ていたはずのC.Cの姿が見えなかったが、まさかあいつが現れたところから夢だったのか?)」

リヴァル「よっ、ルル子ちゃん!」

ルルーシュ「何だリヴァルか・・・・ルル子?」

リヴァル「何だはないでしょ何だは」

ルルーシュ「そういえばリヴァル、この間の貴族との賭けチェスの件、今日の放課後なら大丈夫だぞ」

リヴァル「マジ!?恩に着るよルルーシュ、今月バイト代だけだと厳しくてさ」

ルルーシュ「ちゃんと5割渡せよ」

リヴァル「分かってるって!ていうか、今日はいつものルルーシュみたいだね!」

ルルーシュ「はぁ?何を意味の分からないことを」

シャーリー「おはようルル」

ルルーシュ「おはようシャーリー」

シャーリー「ねぇルル、昨日のあれのやり方もう一度教えてくれない!?あの後何回練習しても全然できなくて!」

ルルーシュ「昨日のあれ?」

リヴァル「今日はルル子じゃなくていつものルルーシュだから駄目だよシャーリー」

24: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:23:45.63 ID:2XPTPHlBo
ルルーシュ「おい、さっきから何のことだ!?」

シャーリー「昨日私のエプロンを縫って直してくれたじゃない」

ルルーシュ「俺が?」

シャーリー「うん」

ルルーシュ「記憶にないが・・・まぁ裁縫くらいならできるし、教える事もわけないだろうけど」

シャーリー「本当、ありがとう!!このハリネズミがなかなか上手くできなくて!」

ルルーシュ「ハリネズミ?」

シャーリーは机の上にエプロンを広げた。

シャーリー「本当凄いよルルは、ただ縫うだけじゃなくてこんなデザインまでいれちゃうんだもん!」

ルルーシュ「この原っぱとハリネズミの刺繍のことか?これは購入した時点で入ってたものじゃないのか?」

シャーリー「何言ってるのルル、昨日ルルが縫ってくれたじゃないの」

ルルーシュ「昨日・・・俺が?そりゃある程度はできるが、こんな事までは無理だ」

シャーリー「私の目の前でやってたじゃない」

ルルーシュ「(・・・・・な、何の事だ)」

25: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:25:28.13 ID:2XPTPHlBo
リヴァル「そーいえばルルーシュ、あんまり昨日の転校生とは関わらない方がいいぞ!」

ルルーシュ「転校生?転校生が来たのか?」

リヴァル「はぁ?何か今日のお前変だぞ。まぁ昨日も別の意味で変だったけど」

ルルーシュ「転校生など俺は知らん!」

シャーリー「昨日ルルずっと喋ってたじゃない」

ルルーシュ「その転校生とか?」

シャーリー「そう」

ルルーシュ「(何なんだこの噛み合わない会話は)」

リヴァル「あんまり仲良くしてると、愛国心の強い連中に何されるか分からないからさ。冤罪だったとはいえ一時はクロヴィス殿下殺害の容疑者になったくらいだし」

ルルーシュ「なに、まさか!」

ウィーーーーン

リヴァル「噂をすればだ、枢木スザク。まぁ忠告はしたからね」

シャーリー「ルルは優しいから放っておけないのよね」

ルルーシュ「(な、何故スザクがこの学校に・・・・・)」

26: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:28:52.82 ID:2XPTPHlBo
(昼休み 屋上)

スザク「ふぅ・・・・」

ルルーシュ「スザク」

スザク「ルルーシュ」

ルルーシュ「驚いたな、まさかお前がこの学校に転校してくるなんて」

スザク「その台詞は昨日聞きたかったよ」

ルルーシュ「その事なんだが、お前が転校してきたのは昨日で間違いないのか?」

スザク「そうだよ、それなのに君ときたら再会の感動もなく、まるで初めて会ったみたいな接し方で」

ルルーシュ「転校の理由は?」

スザク「偉い人の計らいでね、その年なら学校に通わないとダメだって言われちゃって」

ルルーシュ「そうだったのか」

スザク「次は僕から質問してもいいかい?今日は昨日よりもルルーシュっぽいし」

ルルーシュ「何だ?」

スザク「新宿の事だよ、よく無事に逃げられたね。あの時一緒にいた女の子も無事かい?」

ルルーシュ「いや、途中で離れ離れになって、その後の事は分からない」

27: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:32:24.83 ID:2XPTPHlBo
スザク「そうなんだ・・・」

ルルーシュ「偉い人の計らいとは言うが、実際有難迷惑じゃないのか?お前が転校してきたと知った時から薄々嫌な予感はしていたが」

スザク「まぁ、嫌がらせや虐めに関してはある程度覚悟してるから大丈夫だよ」

ルルーシュ「そんなもの覚悟してても辛いだけだろ。俺は今生徒会の副会長をしている、何とかして現状を変えられないか会長に」

スザク「気持ちは嬉しいけど、友人である君に迷惑をかけるわけにはいかない。僕の問題だから、僕自身で解決できるよう努力するつもりだ」

ルルーシュ「そうか・・・」

スザク「僕と一緒にいる事自体、正直君にとってはプラスにはならないはずだ。生徒会の副会長なら尚更ね。だから校内では極力関わりを持たない方がいいよ」

ルルーシュ「・・・」

スザク「まぁ昨日は何度そう言ってもしつこいくらいに話しかけてきてたけど。でも・・・嬉しかったよ、ありがとう」

ルルーシュ「(また俺の知らない記憶だ・・・)」

(生徒会室)

ミレイ「え?昨日?」

ルルーシュ「えぇ、昨日の俺、会長の目から見てどんな風に映りましたか?」

28: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:36:00.91 ID:2XPTPHlBo
ミレイ「どういう風にって言われてもなぁ、とにかく風変りっていうか、ルルーシュっぽくないっていうか、男っぽくないっていうか・・・」

ルルーシュ「具体的には?」

ミレイ「何か挙動不審だし、若干内股だし、よそよそしかったし、話し方もいつもと全然違くて、一人称なんてたまに「私」になってたわよ」

ルルーシュ「(なるほどそれでルル子か)」

ミレイ「一番びっくりしたのはシャーリーのエプロンを縫ったあれだけど」

ルルーシュ「(C.Cが俺の部屋に来たのが9月4日、そして今日は9月6日。昨日、つまり9月5日に関する記憶がそこだけ抜け落ちている
あれが夢でないとするならば、俺は9月5日は宮水三葉という女の人生を歩んでいた事になる。では9月5日の俺本体は何処で何をしていた?
部屋でただ寝ていただけ?違う、クラスメイトや生徒会のみんなのリアクションがそれを否定している。昨日、9月5日も間違いなく俺の体は活動していた
問題は何処の誰が俺として行動していたかという事だが・・・・・・・ま、まさか!!)」

——–

生徒会室から猛ダッシュでクラブハウスまで戻ったルルーシュは
部屋に戻るなり机の上にあるノート類を片っ端から開け始めた

ルルーシュ「(もし本当にそうだとするならば、昨日の俺のように何かしら足跡を残しているはずだ!)」

29: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:41:15.23 ID:2XPTPHlBo
ルルーシュ「これは」

『謎の東京生活1日目!最初は何が何だか全然意味が分からなかったけど、学校は綺麗だしみんな優しいし凄く楽しかった!
シャーリーちゃんとの仲も順調だし、二人が結ばれる日も近い??あと転校生のスザクくん、めっちゃイケメン!あんな子糸守にはいないよなぁ
また会えるといいなぁ。。。我ながら物凄く良く出来た夢、また見れるといいなぁ!  三葉』

ルルーシュ「三葉・・・間違いない、やはり俺とあいつが入れ替わっていたのか」

ウィーーーン

C.C「ん?早いな、もう帰ってるのか」

ルルーシュ「シ、シィィィィィツゥゥゥゥ!!!!」

C.C「な、何だその顔は」

ルルーシュ「昨日今日はさぞかし楽しんだことだろうな、そんなに俺が慌てふためく姿を見たかったのか?なかなか良い趣味をしてるじゃないか!」

C.C「おい、何の話だ」

ルルーシュ「とぼけるな魔女!こんな非科学的な芸当お前以外にできる者などいないだろう!!」

C.C「その様子だと今日はお前で間違いないようだな」

ルルーシュ「白々しい、全部お前の仕掛けだろう!」

30: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:44:47.34 ID:2XPTPHlBo
C.C「何を勘違いしているのかは知らんが、昨日起きた事象に私は一切関係ないぞ」

ルルーシュ「昨日何かが起きた事は分かっているようだな」

C.C「お前ではない誰かがお前の体で生活を送っていたようだな、私にはそこまでしか分からん」

ルルーシュ「その間俺はどうしていたと思う?」

C.C「私の知るところではない、寧ろこちらが聞きたいくらいだ」

ルルーシュ「・・・・・・本当にお前の仕業じゃないのか?」

C.C「そうだと言っているだろ、昨日に関しては私もかなりビックリしたんだ。急に起き出したかと思えば鏡を見て大騒ぎして
ベッドに寝ていた私を叩き起こすなり意味不明な事を泣きながら何度も何度も・・・・顔を見た瞬間に分かった、中身はお前ではないとな」

ルルーシュ「それで今日は朝早くから退散していたとうことか」

C.C「退散というより、昨日の夜はここに帰らなかった。少々恐ろしくてな」

ルルーシュ「これがお前の仕業ではないとして、他に何か心当たりはあるか?これも誰かのギアスなのか?」

C.C「心当たりなどないな。起きている事象自体は、確かにギアスでもない限り起こりえない事だろうが」

ルルーシュ「また入れ替わる可能性はあるのか?」

C.C「私に聞かれても困る」

ルルーシュ「・・・まぁいい、転ばぬ先の杖だ。C.C、万が一また俺と宮水三葉との間に入れ替わりが起きた場合、お前にはあの女の監視と
入れ替わりが起きているという事実を伝えてもらう。この文面を見る限り、どうやらこの現象を夢だと認識しているようだからな」

C.C「ほう、あの娘はみつはというのか」

32: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:47:30.66 ID:2XPTPHlBo
ルルーシュ「それと、生活を送る上での禁止事項をまとめておく、それを熟読させ順守させるようしっかりと教育してくれ」

C.C「面倒だな、好きにさせてやればいいじゃないか」

ルルーシュ「そうはいかない。シワ寄せは全て俺に回ってくるんだからな。お前は当事者以外では唯一入れ替わりを認識できる存在のようだからな、適任だ」

C.C「心配しなくても、もうそんな奇怪な現象は起こらないと思うがな」

ルルーシュ「お前の仕業だからか?」

C.C「しつこい男は嫌いだ、私ではないと言っているだろ」

ルルーシュ「フン、とりあえず今はそういう事にしといてやる」

——–

—-

(糸守)

四葉「お姉ちゃん、今日も昨日のやつ作って!」

三葉「昨日のやつって、何の事?」

33: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/28(金) 00:49:07.63 ID:2XPTPHlBo
四葉「ほら、昨日作ってくれたロシア料理!」

三葉「何言っとるの?昨日の夕食当番はお祖母ちゃんでしょ、それに私ロシア料理に何があるかも分からんのやけど」

四葉「えぇ?昨日の当番はお姉ちゃんやよ!見たことない料理作ってビックリさせてくれたやない!お祖母ちゃんなんてひっくり返ってまったのに」

三葉「夢でも見てたんやない?そもそも私の当番は今日やし」

四葉「今夜の当番は私やけど・・・何か今日のお姉ちゃん変やよ、昨日の事なのに」

三葉「サヤちんとテッシーには昨日の方が変やったって言われたけど」

四葉「・・・・まぁ確かに昨日も変やったけど」

三葉「はいはい、どーせ私はいつも変やさ。分かったからお子様は宿題でもやってきな、お姉ちゃん今からご飯つくるでね」

四葉「うーん、おかしいなぁ」

三葉「(夢といえば、昨日の夢は面白かったなぁ、妙にリアルやったけど)」

四葉「お姉ちゃんほら、これが証拠」

三葉「え?何それ?」

四葉「昨日の残りやよ!ビーフストロガノフ!」

三葉「な、何その武器の名前みたいな料理」

四葉「お姉ちゃんが作ったんやよ!」

三葉「知らんって何度も言うとるでしょ、はよ宿題しな」

42: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:16:43.44 ID:4j3fC1RCo
——-

(翌日)

ナナリー「お兄様、お兄様起きてください、遅刻しちゃいますよ!」

咲世子「ルルーシュ様、朝ですよ」

ルルーシュ「ん・・・・・・うーん、朝ぁ?」

ナナリー「お兄様、朝ですよ」

ルルーシュ「えっ?おにい・・・・・・・もしかしてまた!?」

ナナリー「また?」

ルルーシュ「い、いや何でもない、何でもないよ・・・・・えっと、ナナリー(だったっけか名前)」

ナナリー「フフ、変なお兄様!今日の朝ご飯は咲世子さんが作ってくれましたよ、向こうで待ってますね」

咲世子「では失礼します」

ウィーーーン

ルルーシュ「・・・・・・・・・・はぁビックリした。また同じ夢を見るなんて」

C.C「私もビックリしたぞ、まさかまた入れ替わるとはな」

43: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:19:59.02 ID:4j3fC1RCo
ルルーシュ「きゃあ!」

C.C「その声でキャーは止めろ」

ルルーシュ「あっ・・・・・えっと(この前もいたけどこの人名前なんて言うんやろ)」

C.C「私の名前はC.Cだ」

ルルーシュ「シーツゥー?(やっぱり外人さんなんやね)」

C.C「お前に伝えなければならないことがある、宮水三葉」

ルルーシュ「えっ?私の名前知ってるんですか?」

C.C「まぁそういう事だ。伝えなければならない事が結構多いので、順序立てて少しずつ」

ルルーシュ「その前に質問!」

C.C「何だ?」

ルルーシュ「C.Cさんとルルーシュくんはどういう関係なんですか?一緒の部屋にいるし恋人?もしかして夫婦とか!?」

C.C「(何だか面倒くさい女だな)私はただの居候だ、それ以上の関係はない」

ルルーシュ「ふーん・・・」

C.C「何だその目は」

ルルーシュ「あ、こんな事してる場合じゃない、早いところ学校行かんと遅刻してまう」

C.C「おい、まだ私の話が残っているぞ」

44: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:26:58.72 ID:4j3fC1RCo
ルルーシュ「大丈夫ですよ、夢の中だからって変な事はしませんから!それに標準語?も話せるようになっとるし」

C.C「言ってるそばから訛ってるぞ」

ルルーシュ「話はまた夜にお願いします!四葉、じゃなかった、ナナリーちゃんが待ってるから行きますね!」

ウィーーーン

C.C「行ってしまった、忙しい女だな。説明は・・・・・まぁ後でいいか」

——-

(アッシュフォード学園)

女子生徒「おはようルルーシュくん」

ルルーシュ「おはよう(はぁ、やっぱりええなぁ都会の学校は。校舎は綺麗やし、近くにコンビニやカフェもあるし)」

リヴァル「おはようルルーシュ、遅くなってごめん、これ昨日の取り分ね!」

ルルーシュ「おはよう!えーーーっと(この人名前何だっけ)」

45: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:32:37.99 ID:4j3fC1RCo
リヴァル「どうしたの?」

ルルーシュ「え?いや、何でもないやさ」

リヴァル「やさ?」

ルルーシュ「な、何でも・・・ないです。えーっと、取り分って?」

リヴァル「昨日の賭けチェスの取り分!いやぁ本当助かったよ、ただ次やる時はもう少し手加減してあげたら?いくらなんでも叩きのめしすぎ」

ルルーシュ「か、賭けチェス!?(ルルーシュくんって不良やったんや)」

リヴァル「はいよこれ」

ルルーシュ「そ、そんなお金受け取れんよ」

リヴァル「あ、おいルルーシュ!行っちゃったよ、今日はルル子モードなのかな?」

ルルーシュ「(全く何考えとんのやろ賭けチェスなんて!それに比べて・・・)」

スザク「・・・・」

ルルーシュ「(スザクくんはいいなぁ、イケメンやし、何より性格がいいよね!絶対賭けチェスなんてせんもん)」

スザク「・・・・」

ルルーシュ「(そやけど何でスザクくんいつも一人ぼっちなんやろか?まさか虐め!?都会の学校にもあるんやなぁやっぱり。可哀想だし私が何とかしてあげないと)」

46: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:39:03.66 ID:4j3fC1RCo
ルルーシュ「スザクくんおはよう!」

スザク「ル、ルルーシュ!?」

ルルーシュ「今日も良い天気やね・・・・だね」

スザク「ルルーシュ、学校ではなるべく話さない方がいいって何度も言ってるじゃないか(小声)」

ルルーシュ「え?何で?」

スザク「何でって、それは昨日あれほど」

ルルーシュ「せっかく同じクラスなんやから、仲良くした方がええでしょ!」

スザク「そ、それはそうだけど・・・・ルルーシュ何か今日もまた訛ってない?」

ルルーシュ「(ま、またやっちゃった///)」

女生徒A「何かルルーシュくんまたあの人と喋ってるよ」 ヒソヒソ

女生徒B「知り合いなのかな?副会長の知り合いならそんなに怖い人じゃないのかも」 ヒソヒソ

男子生徒「でも軍人だし、クロヴィス殿下の件があるからなぁ」 ヒソヒソ

リヴァル「あーあ、あれほど言ったのにまたやってるよ」

シャーリー「ルルは本当に優しいなぁ///」

47: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:46:43.21 ID:4j3fC1RCo
(昼 生徒会室)

ミレイ「転校生を?」

ルルーシュ「はい、スザクくんを取り巻く周りの環境が悪すぎるから何とかしてあげたいと思いまして」

ミレイ「気持ちは分かるけど・・・・なかなか難しい問題なのよねぇ」

ルルーシュ「それがいまいちよく分からんのや・・・ですけど、何で難しいんですか?スザクくんが何かしたわけでもないのに」

ミレイ「え?アンタ本気で言ってるの?まぁ結果的には冤罪だったわけだし、確かに何もしてはいないんだろうけど」

リヴァル「会長、今日はルル子モードだから駄目ですよ」

ミレイ「そういえばどことなく内股ね」

ルルーシュ「冤罪?」

リヴァル「クロヴィス殿下暗殺の疑いかけられて、一度は処刑されるような立場だったでしょーが」

ルルーシュ「クロヴィス殿下って、あのクロヴィス殿下?」

リヴァル「そう」

ルルーシュ「あの人が亡くなったなんてニュース見た事ないんやけど」

リヴァル「ね、これですもん」

ミレイ「訛りといい記憶の欠落といい完全にルル子ね」

48: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:50:12.30 ID:4j3fC1RCo
ルルーシュ「とにかく、どんな理由があっても虐めを見逃すなんて良くないです!生徒会なら何か対策をとるべきだと思います!」

カレン「私もそう思います」

ルルーシュ「(えーっとこの人は何て言う人だっけ)」

カレン「何だか日本人だから避けてるような感じが人種差別みたいで凄く嫌です」

ルルーシュ「(あぁ、この人は良い人だ!イレヴンって言わないでちゃんと日本人って言ってくれとるし)」

シャーリー「私も賛成、やっぱりああいうのは良くないと思います!」

ミレイ「うーん・・・・よし分かったわ、生徒会としてできる事をやってみましょう!」

ルルーシュ「ありがとうございますミレイさん!」

ミレイ「う、うん・・・御礼はいいんだけど、ミレイさんってのは止めてくれない、アンタに言われるとくすぐったいから」

ルルーシュ「分かりましたミレイさん」

ミレイ「・・・・」

リヴァル「でも具体的にどうするんですか?」

ルルーシュ「歓迎会か何かを開くっていうのはどうでしょうか?」

ミレイ「いいわねそれ、お祭りみたいで!」

シャーリー「あぁ、会長のイベント魂に火がついちゃった」

リヴァル「いやな予感が」

ミレイ「転校生の歓迎会、いえ、歓迎パーティを開いてみんなの壁を取り除くのよ!生徒会が歓迎してるっていう事実も付加してきって良い方向に進むわ!」

49: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:52:11.44 ID:4j3fC1RCo
シャーリー「学内の生徒会支持率驚異的ですもんね。主に会長とルルの人気票だけど」

カレン「良い考えだと思いますけど、いつやるんですか?」

ミレイ「思い立ったが吉日、今日の放課後にやりましょう!」

シャーリー「今日ですか!?」

リヴァル「また急ですね・・・」

ミレイ「クラブハウスを丸ごと使って盛大にやるわよ!そうと決まったら今から宣伝活動ね、リヴァル!」

リヴァル「わ、分かりましたよ。じゃあ適当にポスター作って印刷して校内にばら撒くとしますか」

ミレイ「よろしくぅ♪」

ルルーシュ「(す、凄い行動力やなぁこの会長さん、綺麗やし憧れる)」

ミレイ「何呆けてるの、言い出しっぺなんだからアンタにもきちんと働いてもらうわよ!」

ルルーシュ「は、はい」

——-

50: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 15:54:55.52 ID:4j3fC1RCo
スザク「え、生徒会が僕の歓迎会を?」

ルルーシュ「うん!」

スザク「そんな事して大丈夫なのかい?その、君たちの立場とか・・・」

ルルーシュ「大丈夫やよ、会長さんは物凄く人望が厚い人みたいやし」

スザク「ルルーシュ、訛りが朝よりきつくなってるけど」

ルルーシュ「そんなことどうでもいいから、放課後空けとってよね!」

スザク「は、はい(何か可愛いな)」

———

—-

(その日の夜 ルルーシュの部屋)

ウィーーン

ルルーシュ「はぁ~、楽しかったぁ。スザクくんもみんなと打ち解けた感じやったし、パーティーなんて初めて、やっぱり都会の学校は違うなぁ」

C.C「ようやく帰ったか、待ちくたびれたぞ」

51: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:00:32.43 ID:4j3fC1RCo
ルルーシュ「あ、えっと・・・ただいまC.Cさん!」

C.C「随分と嬉しそうだな、今日はそんなに楽しかったのか?」

ルルーシュ「もう最高やよ!こんなに楽しかったの初めてかもしれんもん!」

C.C「それは何よりだ。では朝言いそびれた話を聞いてもらうぞ」

ルルーシュ「ごめんなさい、その前に今日の日記だけ書いてもいいですか?」

C.C「日記?」

ルルーシュ「本当はスマホに残しておきたいんやけど、ルルーシュくんのこのスマホロックがかかっとって解除できんのよね。C.Cさん解除方法知ってます?」

C.C「私が知るわけないだろ」

ルルーシュ「やっぱ前みたいにノートに書くしかないんやね」

C.C「おい、私の話は」

ルルーシュ「楽しい思い出はちゃんと記録として残さんとねぇ♪」

C.C「・・・・・・ま、別に今日じゃなくてもいいか」

——–

—-

52: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:03:02.42 ID:4j3fC1RCo
————-

——

(翌日 糸守高校)

三葉「ふわぁ~、ねむっ」

早耶香「みーつーは」

三葉「おはようサヤちん」

早耶香「今日はいつにも増して眠そうやね、昨日夜更かしでもしたん?」

三葉「夜更かしはしとらんのやけど、何か疲れる夢見てまって」

早耶香「あぁ、たまにあるよねそういうの」

三葉「サヤちんもあるんや!何か妙にリアルなんやよね!」

早耶香「リアルかどうかは分からんけど、怖い夢とか見ると凄く疲れる」

三葉「うーん、怖くはないかなぁ。寧ろ凄く楽しかった」

早耶香「それなら疲れんやろ」

三葉「まぁそう言われればそうやなぁ」

イケテル男子「あの、宮水ちょっとええか・・・」

三葉「え、なに?(うわ、苦手なイケテルグループ三人組・・・私この人ら苦手やぁ)」

53: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:04:35.62 ID:4j3fC1RCo
イケテル男子「昨日はすまんかった、お前があんまりにも核心を突くもんやから、つい熱くなってしもーて」

イケテル女子2名「ごめんなさい」

三葉「え・・・・いや別に気にしとらんけど(何の事言っとるのこの人ら?)」

イケテル男子「そうか、すまんな」

イケテル三人組は自分の席に戻った

早耶香「凄いやん三葉、あの三人が謝ってくるなんて信じられんことやよ!?」

三葉「え?今謝ってたの?」

早耶香「すまんかった言うとったやないの」

三葉「よく分からんのやけど、そもそも何であの三人が急に私に謝るん?(まぁ日頃から嫌な思いはさせられとるけど)」

勅使河原「そりゃやっぱり昨日のあれが効いとったからやさ」

三葉「テッシーおはよう。昨日のあれって何のこと?」

早耶香「三葉覚えとらんの?」

勅使河原「昨日の三葉は髪下ろしとったからな、狐憑きモードやから覚えとらんくても仕方ないやろ」

三葉「え?髪はいつも縛っとるけど・・・・狐憑き?」

54: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:06:31.57 ID:4j3fC1RCo
早耶香「昨日は下ろしとったよ、髪。制服のリボンも忘れとったし」

三葉「えぇ、そんなはずないけどなぁ」

勅使河原「昨日例によってあの三人組が町長選絡みでお前に陰口言うとったんよ」

早耶香「陰口っていうか、聞こえるくらいの大きさでやね」

三葉「(またか)でもそんなのいつもの事やよ」

勅使河原「いつもの事なんやけど、昨日のお前はいつもと違かったんやさ」

早耶香「あの三人の前に立ってやれ地方自治がどうとか、助成金がどうとか、景気がどうとか法律やブリタニアがどうとか言うて黙らしてもうたんよ」

三葉「わ、私が!?」

勅使河原「そらもう凄い迫力やったで、まくし立てるように詰め寄っとったからな」

早耶香「三人とも反論する気力もないって感じで俯いとったしね」

勅使河原「さっきの謝罪はその流れがあってのことやさ」

早耶香「これでもうあの三人が陰口いう事はなくなるだろうし、良かったなぁ三葉」

三葉「う、うん(な、何よそれ・・・・・全然記憶がないんやけど)」

55: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:09:55.15 ID:4j3fC1RCo
早耶香「そーや、三葉ちょっとノート貸してくれん!?今日忘れてまって」

勅使河原「ノート忘れるって、お前それ全然やる気ないやないか」

早耶香「準備しようと思って忘れてまったんやよ」

三葉「ちょっと待ってね。えーっと、はいこれ」

早耶香「ありがとう!」

三葉「そのノートあげるよ、まだ買ったばかりで何も書いとらんし」

早耶香「後でちゃんと一冊返すからね!」

勅使河原「お、先生来た!戻ろうぜ」

早耶香「また後でね」

三葉「うん」

(一限目終了後)

早耶香「みーつーはー」

三葉「どうしたのサヤちん?」

早耶香「借りといて何なんやけど、このノート何かめっちゃいろいろ書いてあるで」

56: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:12:40.61 ID:4j3fC1RCo
三葉「そんなはずないけどなぁ、買ったばかりやけどなぁ」

早耶香「だって見てよ、このページからこのページまでギッシリ書いとるよ。何か私やテッシーの名前も出とるし。日記帳?」

早耶香が広げたノート一面にはルルーシュが入れ替わり生活で得た情報や出来事等が事細かに記載されていた。

三葉「え?な、何これ?」

早耶香「とりあえず返しとくでね」

三葉「うん・・・・(何これ、誰が書いたんこの文章)」

(授業中)

先生「えー、つまりこの方程式は」

三葉「(当たり前だけど私の字じゃない・・・何か家系図に血液型まで書いてあるし何なんよこれ?)」

先生「で、あるからして」

三葉「(この文章、さっきサヤちんとテッシーが言ってた昨日の事じゃ。あ、四葉が言ってたビーフストロ何とかの事まで書いとる、これって・・・)」

先生「じゃあ次の問題、宮水さん」

三葉「は、はい(もしかして私あの男の子と!)」

57: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 16:13:48.04 ID:4j3fC1RCo
(ルルーシュの部屋)

ルルーシュ「はぁ?説明しそこねただと?」

C.C「何度もトライしたんだがな、なかなか忙しい女で取り付く島もなかったんだ」

ルルーシュ「忙しい?(糸守での生活で得た宮水三葉の性格イメージとはだいぶ異なっているな、よっぽどこっちの生活が楽しいのか?)」

C.C「まぁでも昨日の出来事はメモに残していたようだぞ、それを読んでおけばとりあえず今日は問題ないだろう」

ルルーシュ「これの事か・・・・・・・・・・・・・・スザクの歓迎会?シャ、シャーリーとデートの約束だと!?おのれあの女勝手な事ばかり!C.C、お前監視は!?」

C.C「説明すること自体は構わんが、監視までするつもりはない。私はブリタニア軍に追われている身だからな、あまり動き回りたくはないんだ」

ルルーシュ「ちっ、次こそはちゃんと説明しろよ」

C.C「はいはい」

ルルーシュ「監視が不可能ならば、禁止事項は修正が必要だな」

C.C「さっきからお前、入れ替わりが次も起こる事前提になってるぞ・・・」

——-

63: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 21:25:56.89 ID:4j3fC1RCo
(数日後 ルルーシュの部屋)

ナナリー「お兄様、お兄様」

ルルーシュ「うーん・・・」

ナナリー「朝ですよお兄様、遅刻してしまいます」

ルルーシュ「ん?あぁ、よつ・・・・ナナリーか」

ナナリー「お兄様、朝ですよ!朝ご飯用意してあるので早く来てくださいね」

ルルーシュ「う、うん・・・」

ナナリー「何だかお兄様最近たまにお寝坊さんになりますね」

咲世子「きっと疲れてるんですよ、学校も生徒会とか大変なんでしょうし」

ウィーーーン

C.C「全く、毎度毎度お前は自分の力で起きる事ができないのか?」

ルルーシュ「朝は苦手なんやよ、ふぁ~あ」

C.C「今日こそは私の話を聞いてもらうぞ、でなければ流石に今度こそ怒られそうだからな」

ルルーシュ「あの、その前に聞きたい事があるんやけど!」

64: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 21:28:02.77 ID:4j3fC1RCo
C.C「もうその手には乗らんぞ、まずはこちらの話を先に」

ルルーシュ「もしかして私とルルーシュくんって入れ替わってるんですか?」

C.C「・・・何だ気付いていたのか、まぁ2回も3回も繰り返していれば無理もないか」

ルルーシュ「や、やっぱりそうなんだ・・・じゃあ今私の体はルルーシュくんが動かしてるって事なんですか?」

C.C「そういう事なんだろうな。私は見ていないから分からないが」

ルルーシュ「はぁ~、そう考えるとめっちゃ恥ずかしい///変なことしとらんやろなあの子!」

C.C「そういう事をするタイプではないと思うが、まぁあいつも男だからな、可能性は0ではない」

ルルーシュ「も、ももももし何かしとったら許さんからね!!」

C.C「私に言っても仕方ないだろ。そろそろこちらが話をしてもいいか?」

ルルーシュ「はぁ~・・・・どうぞ」

C.C「入れ替わり生活をお互いにトラブルなく円滑に進めていく上での禁止事項と約束事をまとめたようでな、その説明を任されている」

65: ◆B/3uoJfB4Y 2016/10/29(土) 21:31:27.07 ID:4j3fC1RCo
宮水三葉へ

【禁止事項】
・学校へは行くな、仮病を使って休み部屋で大人しくしていろ
・来客の対応は咲世子さんに任せろ、お前は出るな

【約束事】
・夕食はナナリーの分も含めて作ってもらう、メニューはこちらで組んであるから確認するように
・流石に風呂に入れとまでは言わんが、一日の終わりくらいせめて髪だけでも洗ってくれ。次の日臭うからな。
・一日の出来事の詳細はその日の寝る前に文章でまとめておけ、これはお互いの生活を守る上で絶対必要な事だ。
手書きだと面倒だろうからスマホかパソコンを使え、ロックの解除方法はC.Cに伝えてある
・とはいってもスマホやパソコンをそれ以外の目的で使用することは許さない、これは禁止事項に書くべきだったな・・・
・部屋にいる時は何をしていても構わんが、俺の身体に害を成すような行為は慎むように。あと俺の部屋にいる女ともあまり仲良くしすぎない方がいい、これは善意で言っている。

ルルーシュ「な、なんやのこれは!!」

C.C「禁止事項及び約束事だそうだ、さっきそう言っただろ?」

ルルーシュ「そーやなくて!部屋から出るなとか学校休めとか何様なんこの人!!」

C.C「あぁ、そういう意味か」

ルルーシュ「こんなの守れんわ!私は今日も普通に学校に行きます(スザクくんに会いたいし)」

ウィーーーン

C.C「やはり逆効果だったか。全く、女心というやつが分からん男だなあいつは」

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