陽乃「比企谷くんの恋人になりたい!」八幡「………はっ?」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

アンケートへの回答ありがとうございました。

今後のまとめ記事の参考にさせて頂きます。

要望等あればいつでもご連絡ください。

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/26(土) 23:58:11.40 ID:EvJDTHIAO
八陽です。陽乃は八幡を恋人にしようとがんばります
*陽乃は原作どおり完璧超人ですが、八幡の事になるとダメな感じになる時があります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443279491


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/26(土) 23:58:39.31 ID:EvJDTHIAO
陽乃「ねえ比企谷くん私の恋人になってよ」

八幡「な、なにいってんですかアンタは!からかわないでくださいよ!」

陽乃「からかってないよ!私比企谷くんと恋人になりたいの!」

八幡「ど、どうせそうやってオレのキョドる姿を見て笑うか…雪ノ下を後でいじるためのネタにでもするつもりでしょ」

陽乃「ひど~い!比企谷くん私は本当に比企谷くんのことが好きなんだよ~♪」ツンツン

八幡「や、やめてください…人が見ているじゃないですか」

八幡(この人…いや、魔王がオレを好きになるなんて信じられるわけねーだろ!そんな男受けのいい仕草してもオレはだまされんぞ!中学時代のオレとは違うんだよ!)

陽乃「いいじゃん!どうせなら見せつけちゃおうよ♪私たちのラブラブぷりを」ムニュムニュ

八幡「ちょ///な、なに抱きついてきてるんですか…その当たってますけど///」

陽乃「当ててんのよ♪」

八幡(うおっ!なんだこれ!やわらかい!気持ちいい!いいにおい…いやだまされるな!これは罠だ!)

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/26(土) 23:59:06.29 ID:EvJDTHIAO
陽乃「フフフ…どうお姉さんの胸は?」

八幡「っ///」

八幡(な、な、何を企んでいるんだこの人は……まさか!オレをはめて冤罪にかけて社会的に[ピーーー]気なのか!?)

八幡(ありえる………俺を雪ノ下の近くにおく必要がない存在だと判断して排除することにしたのか? もしくは俺をからかうのに飽きたから、もういらないから壊すとか、この人ならやりかねない…)

陽乃「ほらほら~お姉さんと付き合えばこのおっぱいは君だけのものだよ~」ムニュムニュ

八幡「ぐ、ぐぉ…///」

八幡(や、やばい…このままじゃやばい…戸塚…小町…俺に力を…魔王に対抗する力をーーーーー!!!!)バッ

陽乃「あっ…」

八幡「お、俺はこのあと用があるんで…このへんで失礼しま…す」ダッ

陽乃「………比企谷くん」シュン

八幡(あれ、簡単に逃げられたぞ? いつものあの人なら俺が逃げ出す前にうまく捕まえてくるはずだが…いや逃げられるからいいけど)

陽乃「………」ショボ~ン

八幡(っ!?…なんで捨てられた子犬のような寂しい顔してるんですか…やめてくれ!ちょっと勘違いしそうになるじゃないですか…)

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/26(土) 23:59:52.64 ID:EvJDTHIAO
次の日

陽乃「雪乃ちゃん~!比企谷くんと恋人になりたいけど全然うまくいかないの~!どうすればいいか教えて!」

雪乃「姉さん私の聞き間違いかしら? あの腐った目の男と姉さんが恋人になりたいと聞こえたのだけど?」

陽乃「聞き間違いじゃないよ。お姉ちゃん、比企谷の恋人になりたいの」

雪乃「悪ふざけはやめなさい!また私をからかうため適当な事をいっているんでしょう!」

陽乃「…はあ、雪乃ちゃんもそんな反応なんだね……比企谷くんもどうして信じてくれないのかな…」

雪乃「比企谷くんも? もしかして姉さん比企谷にも同じようなことを?」

陽乃「うん。昨日、恋人になってと告白したけど信じてもらえなかった……」シュン

雪乃「い、いくら比企谷くんが相手だからってタチ悪いイタズラはやめてちょうだい!
ただでさえ疑心暗鬼だし、目も腐っているのにトラウマが増えて引きこもりや近親相姦するような犯罪者になったらどう責任とるつもりかしら」ホッ

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:01:46.28 ID:W69ZHu1AO
陽乃「ひど~い!私そんなつもり全くないのに~本気で比企谷くんと恋人になってデートしたりイチャイチャしたいだけなんだもん!」

雪乃「ふ、ふん!何を言っているのかしら、姉さんが本気であの男と付き合いたいと思う人なんているわけないじゃない。
プロボッチとイケイケのリア充のカップルだなんてドラマでもありえないわね」アセアセ

陽乃「でも雪乃ちゃん動揺してるように見えるけどな」ニヤニヤ

雪乃「あ、あまりにも非現実的的な光景を想像して気持ち悪くなっただけよ!やっぱり私をからかっていたのね姉さん!」

陽乃「…違うよ」

雪乃「えっ?」

陽乃「本気で比企谷くんと恋人になりたいだよ…私は」

雪乃「!?」

陽乃「信じられないなら今までの事謝るよ…ごめんね雪乃ちゃん今までイジワルばかりしてきて…ただ単純に雪乃ちゃんがかわいいからついやった時もあるけど
雪乃ちゃんの事を思ってやった時もあるんだよ。信じてもらえないかもしれないけどね」ペコ

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:03:56.15 ID:W69ZHu1AO
雪乃「…えっ?…………え………」

雪乃(あ、あ、あ、あの姉さんが私に頭を下げて謝った!!?! ウソでしょ!? いつもならふざけて『ゴメンゴメン雪乃ちゃんw』と全く反省した様子も見せないでケラケラ笑うのにぃ!!)

雪乃「…ね、姉さん………もしかして頭打ったのかしら? …どこか痛いとこあるなら今すぐ病院に…)

陽乃「ひどい!雪乃ちゃん!私、頭なんか打ってないよ!!」

雪乃「ほ、ほんとに…」

雪乃(あ、あまりの突然の出来事に頭がついていかないわ………あの姉さんが比企谷くんを好きで、私に頭を下げて謝った…
ありえない事の連続でせっかくあの姉さんが私に頭を下げたというのに優越感感じる間もないわ)

陽乃「ユキえも~ん!比企谷くんと付き合う方法教えてよ~!」

雪乃「だれがユキえも~んよ!ふざけないで!」

陽乃「それでどうすればいいと思う?」

雪乃(聞いてないし…)

雪乃「さあ、知らないわそんなの。そういうのは姉さんの方が得意そうじゃない?」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:13:35.58 ID:W69ZHu1AO
陽乃「だって~まだ誰とも付き合ったことないもん」

陽乃「なんかみんなつまんなそうなのばっかだしぃ~」

雪乃「………そもそも姉さんは私と比企谷くんをくっつけようとか世迷い言を言ってなかったかしら?
それにいつ比企谷くんを好きになったの? 意味がわからないわ」

陽乃「私、最初から比企谷くんにかなり興味あったし、気にいっていたよ。
さすがにそのころは恋愛感情はなかったけど…1ヶ月前くらい前から少しずつ比企谷くんが他の男の子と違って特別な人に感じられて…」ポッ

雪乃「!?………どう特別なのかしら?」

陽乃「あのね、私の本性を知った男の子はみんな私に怖がって一切関わろうとしないの」

雪乃「比企谷くんも姉さんを怖がっているじゃない。どこが違うというのよ?」

陽乃「でも何が何でも逃げようとするほど避けてないの。私の本性知った男たちは恐怖のあまり引きこもりになったり、どこかの遠くの地に引っ越したり、重度のうつになったりしたんだけど
比企谷くんは会うと嫌そうにはするけど走って逃げようとしないし、言い訳して離れようとはするけどなんだかんだで付き合ってくれるし」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:25:13.66 ID:W69ZHu1AO
雪乃(姉さんの手によって壊された人がいるのは知ってはいたけど、そんなにいたのね…ちょっと哀れね)

陽乃「それにとっても居心地がいいんだ♪私の本性知っていながら普通に会話してくれるし、なんだかんだでちゃんと質問にも答えてくれるし」

雪乃「質問?」

陽乃「雪乃ちゃんの様子とか学校の行事とかね!私の本性知っていながら普通に会話してくれるの♪しかも本読みながら私と会話するときもあって、その自然な態度が心地いいの」

雪乃「………」

陽乃「前、偶然再会した男の子なんか私の顔見た瞬間青ざめて震え出してきたんだよ~失礼だと思わない? ムカついたからカフェに誘って、お話をたくさんしてあげちゃった♪」

雪乃「災難ね」

雪乃(その人が…)

雪乃(きっとその人にとって姉さんといるだけでタダの世間話も拷問に等しいでしょう)

陽乃「最近調子はどう?とか、おもしろいことあったというだけで「ひい!」とか「勘弁してください!」とかしか言わないんだよ~ひどいと思わない?」プンプン

雪乃「姉さんわかっていてやっているでしょ」

陽乃「震えているか、おうちに帰りたいとか、ほんとつまんない。
比企谷くんはたまに私の言葉にビクッてなる時もあるけど私を拒絶しないし、すぐ普段通りになるし、その後会っても態度変えないし、あと下心ない所もポイント高いかな♪」

陽乃「私の事イヤらしい目で見てこないし、逆玉とかそういうのもないの、私の事を雪ノ下家の長女としてではなく雪ノ下陽乃個人として見てくれているし♪」

雪乃「………」ピクッ

雪乃(姉さんは昔から家の代理とかでいろいろ出ていたから、てっきりそんな風に周りから見られるのを気にしない人だと思っていた…
それとも気にはしてはいないけど本当の自分を見てくれている人がいることがうれしいのかもしれないわね…)

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:29:34.39 ID:W69ZHu1AO
陽乃「でも私に関心がないとか魅力を感じていないわけでもないんだよ。少し密着したら顔を赤くして動揺するとことかかわいくて好きだな♪」

雪乃(まさか本気なの!?)

陽乃「それに雪乃ちゃん、比企谷くんのこと好きじゃなさそうだし、いつも腐った目とかクズとかいっているし」ニヤ

雪乃「そ、それは…」

陽乃「それに私が欲しいものを我慢するなんて私らしくないよね」

陽乃「それに比企谷くんから二度も友達になろうと誘われたのに拒否しているしね。
雪乃ちゃん半年以上たっても友達さえなっていないし、いまだ電話番号さえ知らないのだから、世間一般的に考えてどうみても恋愛感情持っている人には見えないよね」

雪乃「そ、そんな…」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:32:45.52 ID:W69ZHu1AO
陽乃「あれあれ~雪乃ちゃん、比企谷くんのこと好きじゃないんだよね? 雪乃ちゃんはウソや虚言吐かないのだし」

雪乃「と、当然よ!」

陽乃「じゃあ何も問題ないよね」

雪乃「………」ギリッ

陽乃「………私、雪乃ちゃんがうらやましいよ…同じ部活だからいつでも比企谷くんに会えて………私なんて大学や家の代理とかで会いたい時、いつも会えないから…」

陽乃「できれば変わってほしいよ…なんで私が雪乃ちゃんより先に産まれてきてしまったんだろ…なんで普通の家に生まれなかったんだろう…
こんなに私を縛り付ける雪ノ下家なんて………いっそ」

雪乃「ね、姉さん」ゾクッ

陽乃「あっ………ごめんね雪乃ちゃん。最近寝不足気味でさ~さっきのは自分でもよくわからず呟いただけだから」

陽乃「忘れてね」ニコ

雪乃「え…ええ……わかったわ」ブルブル

雪乃(誰かに言ったら、タダではすまさないという意味ね…)

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:37:28.17 ID:W69ZHu1AO
陽乃「それでさっきの続きなんだけど比企谷くん私が好きだっていっても全く信じてくれないんだけど、どうすればいいのかな?」

雪乃「あの男のリスクリターンはかなりのものだから一筋縄ではいかないでしょうね…平塚先生も言っていたわ。
それに親から美人局には気をつけろとか言われているみたいだし」

陽乃「そうか…厄介だね」

雪乃「いま気づいたけど、なぜ私が姉さんの恋の相談受けないといけないのかしら?」

陽乃「雪乃ちゃん、かわいいお姉ちゃんが困っているんだよ~相談くらいのってくれたっていいじゃん」

雪乃「嫌よ。それにこういうのは私より学校の友達に言ったらどうかしら? そっちの方が参考になると思うわ」

陽乃「あ~ダメダメ!だって、いまだ私の本性見抜けない凡人たちだもん!それにみんなどうせ陽乃だったらどんな男でも簡単に手に入るよ!ぐらいしかいわないだろうから
それに雪乃ちゃんは虚言やウソ吐かないから信用できるし」

雪乃「そ、そう…」

雪乃(凡人たちって……いくらここに私しかいないからって本音言い過ぎじゃないかしら?)

雪乃「でも私が姉さんの相談を絶対のらなければいけない理由はないわ。いくら今までの事謝ったからって、そんな簡単に許すことできないわ」

雪乃(由比ヶ浜はきっと比企谷くんのことを………それに姉さんに比企谷くんを渡したくない)

陽乃「じゃあ文化祭の貸しを今使わせてもらおうかな」

雪乃「!?」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:39:40.09 ID:W69ZHu1AO
陽乃「もちろん覚えているよね。雪乃ちゃん」

雪乃「っ、姉さん!」

陽乃「大丈夫。もうそれ以外は何も要求しないから…」

陽乃(ごめんね…雪乃ちゃん)

陽乃(でもチャンスを全てふいにしたのは雪乃ちゃん自身なんだよ。ほぼ毎日同じ部室にいながら比企谷くんにつらい言葉浴びせるだけで
ガハマちゃんばかりに甘くして、ガハマちゃんの比企谷くんへのキモイ発言を一度も止めようとしなかった。
それに私が比企谷くんを何度すすめても拒否してきたんだから)

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:44:31.82 ID:W69ZHu1AO
陽乃(それだけじゃないよ。修学旅行の時、比企谷くんに任せておきながら、その後ガハマちゃんと一緒に比企谷くんを否定した。
私が比企谷くんへの恋心に気づいてから1ヶ月間雪乃ちゃんのために私は気持ち抑えて我慢した。もうこれ以上は待てないよ…)

雪(まあいいわ…相談のったからって、絶対付き合えるわけではないもの…いくら姉さんでも比企谷なら簡単におちないだろうから…)

雪乃「…………それで姉さんはどのような告白を比企谷くんにしたのかしら?」

陽乃「堂々と比企谷くんの前で恋人になってください!とか好きだよ!っていたんだよ」

雪乃「だ、大胆ね………恥ずかしいとか思わなかったの?」

陽乃「…だって好きなんだもん///早く私の気持ちを知ってもらいたかったし、比企谷くんの恋人になりたかったんだから///」モジモジ

雪乃(!!?!これがあの姉さん…まるで別人じゃない!?)

雪乃「……ほ、他には」

陽乃「あまりに信じてくれないからおっぱい押し付けて誘惑しちゃった♪」

雪乃「………」ピキッ

雪乃「………そう、これは今すぐ警察に電話するべきかしら? あのエロ谷くんついに犯罪に手を染めてしまったのね…
フフフ…同じ部活のよしみで面会にいってあげてもいいわよ」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:46:34.41 ID:W69ZHu1AO
陽乃「もう!雪乃ちゃんたら!比企谷くんは何も悪くないの!私から迫って誘惑したんだから!だいたい比企谷くんがそんなことする人じゃないことくらいわかっているでしょ!」

雪乃「そ、それは…そうだけど…」

陽乃「これからはそういうのやめてね…私まで悲しくなるから」

雪乃「………そうね…失言だったわ」

雪乃(ほ、本当に好きなのね…)

陽乃「でも…比企谷くんそれでも理性で私から離れて逃げていちゃったんだ」シュン

雪乃「そう」

雪乃(ナイスよ比企谷くん!その時の姉さんが落ち込む姿できれば私も見たかったわ♪)

陽乃「おっかしいな~男の子はみんなおっぱい好きなはずなのに…」

雪乃「…それは私への当てつけかしら姉さん」イラッ

陽乃「別にそうじゃないよ。ちょっと男の子の心を知るため少年漫画読んだんだけど…」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:49:55.02 ID:W69ZHu1AO
雪乃(少年漫画…なんだか姉さんが残念な感じになってるわ…)

陽乃「そしたら、そのマンガの男の子がおっぱいが当たったり、美女と二人きりになったとき『ぼかぁ~ぼかぁ~もう!!!』といって飛びかかっていたんだよ」

雪乃「なによそれ!ただのケダモノじゃない!」

陽乃「そうかな~? いちおうおとなしい子にはやってないし、いろんな女の子に好意もたれているし、おもしろいと思うけどな~」

陽乃「それに神様や妖怪(例外除く下半身が蛇とか)まで飛びかかるんだよ」

雪乃「か、神様にセクハラを働くなんて…とんだ命知らずね。やっぱり変態じゃない」

陽乃「まあたしかに普通と比べたら過剰反応だろうけど、大抵の男の子はおっぱい当てられると喜ぶと思うなけどな~ゲイとか以外は」

雪乃「普通の人には効果あるかもしれないけど比企谷くんは特殊だから…」

雪乃「彼は中学時代とかで恋愛でかなり嫌な目にあっていたから人に好かれるわけがないと思っているのよ…もしあっても勘違いだと自分にいい聞かせると思うわ」

陽乃「あっ、そうか!」

雪乃「いつもの姉さんなら私より先に気づくはずなのになぜわからなかったの?」

陽乃「う~ん、比企谷くんと付き合いたい気持ちが高ぶってばかりで気持ちが空回りして、いつものように頭が働かないの」

雪乃「そう…意外ね。悔しいけど姉さんは何でもできるイメージあったから…」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:55:33.88 ID:W69ZHu1AO
陽乃「うん、こればっかりは経験ないし、相手が比企谷くんだからうまくいかないのよ。
たぶん他の人だったら最初の告白で半分以上の人はOKしていたと思うし」

雪乃「そうね。材木座くんとか」

雪乃「それにそのマンガのキャラ比企谷くんと真逆なタイプじゃない。友達いるみたいだし、暗くないし…
そもそも比企谷くんがそんなに理性なかったら私や由比ヶ浜さんがとっくに襲われているわ」

陽乃「そうだね…それだと今ごろ静ちゃんにもちょっかいかけているね。
むしろ私と初めて会った時ナンパしてきたね」

雪乃「平塚先生まで射程範囲内なのね…」

陽乃「う~ん、どうしたら比企谷くんは私の事信じてくれるのかな~こんなに好きなのに」シュン

雪乃「むしろ信じてもらえるとなぜ思うのか疑問だわ」

陽乃「えっ?」

雪乃「あれほど会うたびにからかったり怖がらせてきたんだから急にそんなこといわれて信じる方がおかしいわよ。
比企谷くんの場合は特にね…」

雪乃「彼は初めて会った時から姉さんの仮面を見抜いていたわ。
姉さんの本性を知っている比企谷くんが姉さんの告白を疑いもせずあっさり受け入れたら、私なら「この人だれ?」と思うわよ」

陽乃「………」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 00:57:29.82 ID:W69ZHu1AO
雪乃「つまり、最初の出会いの時点でもう勝負はついていたのよ。だからあきらめてなさい。そして別の人を」

陽乃「…雪乃ちゃん私が比企谷くんをあきらめるように誘導してない」

雪乃「そ、そんなことは…」

雪乃(くっ、姉さんまさか一瞬で感づくなんて…ダメダメになったのは比企谷くん関係のことだけで他はハイスペックのままなのね…)

陽乃「まあたしかに私の自業自得だね…今まで比企谷くんを困らせてきたんだもの…警戒されても仕方ないか…」

雪乃「…姉さん」

陽乃「とりあえず普通のやり方じゃ比企谷くんに好きになってもらうのが無理なのはわかったよ」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:01:50.39 ID:W69ZHu1AO
陽乃「はあ…自分で名付けといてなんだけど比企谷の理性の化け物ほんと厄介だね。せめてあの横島くんの十分の一、いや百分の一でもいいから理性緩ければねえ…」

雪乃「そこまでわかっていて、なぜ気づかなかったの?」

陽乃「ほんとなんでだろうね…1ヶ月前の私なら考えなくてもわかったのにやっぱり初恋だからかな~?
とにかく一緒にいたい気持ちでいっぱいになって、その人のことがわからなくなちゃうの」

雪乃「………」

陽乃「でもわかっていることもあるんだよ」

雪乃「なにかしら?」

陽乃「雪乃ちゃんやガハマちゃんと同じようにしてはいけないこと」

雪乃「なっ!」

陽乃「私、雪乃ちゃんみたいに毒舌吐かないし、ガハマちゃんみたいにキモイっていたことないし、むしろ褒めているしね」

雪乃(くっ!)

陽乃「やっぱり必要なのは情報かね。雪乃ちゃん比企谷くんの好きなタイプって何? 趣味は? 好物は?」

雪乃「わ、私があの男のこと知っているわけないじゃない!………趣味は読書で…たまに気持ち悪い笑みを浮かべているわ…」

陽乃「ふ~ん、まあ読書が好きなのはさすがに私も知っているよ!もっと他にないの~?」

雪乃「………」イラッ

雪乃「うるさいわね。そんなに知りたいなら小町さんにでも聞けばいいじゃない」

陽乃「その手があった!!」ダダダ

雪乃「あっ、姉さん」

雪乃「………」

雪乃(あの姉さんがちょっと残念な感じに………これが噂に聞く残姉なのかしら…?)

雪乃(最初から小町さんに聞いていればあの時の貸しを使わずにすんだのに…それに私や由比ヶ浜に知られず比企谷くんと親密度上げられたのに…
らしくないわ姉さん…)

雪乃「こうしちゃいられないわ!由比ヶ浜さんに連絡しないと!」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:05:17.61 ID:W69ZHu1AO
陽乃「なるほどなるほど!比企谷くんはマックスコーヒーが好きでトマトが嫌いっと!
やっぱり実の妹だけあって詳しいね♪最初から小町ちゃんに聞けばよかった…」

陽乃「好きなタイプは戸塚くんみたいな人や小町ちゃんかな?」

陽乃「う~ん、かわいい男の子と実妹が好み…さすが比企谷くん!
他の男とは違うのだよ!他の男とは!」

陽乃「でもこれじゃあよくわかんないなー
難攻不落すぎだよ比企谷くん」

陽乃「この二人の共通点は明るい、かわいらしい、ショートカット、人なつこいなどなど……」

陽乃「う~ん…私も比企谷くんに人なつこく迫っているのに2人と扱いが違うんだよね~
やっぱり仮面とか本性とか、あといじりすぎたかな…」

陽乃「妹ちゃんは家族だから好感持つのはわかる。だって私もシスコンだもん♪攻略のカギは戸塚くんかな?」

陽乃「よし!明日この子を観察してみよう!」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:10:20.75 ID:W69ZHu1AO
八幡「昨日雪ノ下さんなんだか様子が変だったな…特に別れる時、寂しげな顔をしていた…」

八幡「たとえ演技だったとしても普段強化外骨格をしているあの人があんな顔を人にするだろうか?」

八幡「………まさかな」

小町『それじゃがんばってください!』

八幡「なあ、さっきの電話誰だったんだ?」

小町「ふふふ…教えな~い!」

八幡「なんだと!? まさか大志か? 大志なのか!? 許さん!あのヤロー!俺の小町を………よしっ殺そう♪」

小町「ちょ、ごみいちゃん!なにその「よし殺そう♪」と声マネキモイからやめて!小町的にポイント低い~」

八幡「おれは悪くない!大志が悪い!」

小町「さっきのは大志くんじゃないから安心して、それに大志くんはただの友達だから
あ、お兄ちゃんの心配を減らす私、小町的にポイント高い~」

八幡「最後のがなければな…」

小町(陽乃さんがお兄ちゃんの情報欲しいっと、言ってきたのはきっと素直になれない雪乃さんに教える気なんだ!
これから先どんなイベントが起こるか楽しみだね♪)

カマクラ「ニャー」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:13:16.16 ID:W69ZHu1AO
結衣「ゆきのんから電話するなんて珍しいね♪なんかあったの~?」

雪乃「大変よ由比ヶ浜さん。姉さんが比企谷くんを好きになってしまったわ」

結衣「ええええええ!!!!!
ウソ!? なんでそんなことになったの!? ゆきのん!」

雪乃「…どうやら初恋したらしいのよ」

結衣「ほ、ほんとなの…またヒッキーやゆきのんをからかうとかじゃなくて?」

雪乃「私も最初はそう思っていたけど、かなり本気みたいよ。告白までしたといっていたわ」

結衣「そ、そんな………ヒッキーが陽乃さんと……」

雪乃「落ち着いて由比ヶ浜さん!比企谷くんは断ったらしいわ!なにか企んでいると思ったみたいで」

結衣「そ、そっか…よかった!」

雪乃「でも安心はできないわ。次の告白を向けて、いろいろと情報を集めているらしいから」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:17:27.16 ID:W69ZHu1AO
結衣「なんで!もうあきらめたらいいのに……陽乃さんならいくらでも相手が…」

雪乃「姉さんにとって、他の男は恋愛対象どころか興味の対象にさえならないのよ…姉さんにはかっこいいとか人気が高いは対して意味ないのよ。
おもしろいかどうか…これは想像だけど自分の事を理解してくれているか、本当の自分を受け止めてもらえるかだと思うわ」

結衣「そうなんだ…よくわからないけど」

雪乃「ええ、わかりやすい例でいえば…
姉さんとって葉山君はつまんない人間に評価されるわ」

結衣「隼人くんでその評価だなんて…それじゃほとんど人ダメじゃん」

雪乃「そうね…むしろ葉山くんより材なんとかくんの方が姉さん気に入るかもね」

結衣「厨二が!? いやいや!さすがにそれはないんじゃ…」

雪乃「…ないと言い切れないのよ………あの人の場合はね」

雪乃「まあ材なんとかくんはどうでもいいわ。問題は比企谷くんが狙われているということよ」

結衣「ど、どうしよう…あの人が相手だと…」

雪乃「幸い姉さんはいつもの超人的な能力が発揮されていないわ。むしろダメな感じに…無駄に私に情報を与えてしまったりしてるわ」

結衣「えっ?あの陽乃さんが…」

雪乃「ええ、今日こんなことが…」





29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:19:27.29 ID:W69ZHu1AO
結衣「意外だね…陽乃さんにそんな一面があったなんて」

雪乃「それは同感だわ…私も姉さんのあんな姿初めて見たから」

結衣「でもなんか親近感わいてきたな…わたしそんな陽乃さんの方がいつもの陽乃さんより好きだな。
なんかかわいいじゃん!それに安心しちゃった!ヒッキーやゆきのんを苦しめようと企んでないとわかって」

雪乃「でも、のんきなこといっている場合じゃないわ…いくら少し残念な感じになったとはいえあの姉さんよ…それだけ本気で比企谷くんを好きだということなのだから…
もし比企谷くんが今の姉さんが本気で恋してることを知ったら…」

結衣「…うん、ギャップが大きい分、心にくる可能性あるかも…
私も今日のゆきのんの話聞いてちょっとかわいく思えちゃったし」

雪乃「そうね。私は特に比企谷に想いが届かなくて、しょんぼりした姉さん見ると内心イジメたくなるわ…後が怖いからできないけど」

結衣「ゆ、ゆきのん…」

雪乃「とにかく早急の対策が必要だわ…まずは…」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:23:31.96 ID:W69ZHu1AO
次の日、放課後

陽乃「…あんなの反則だよ…無理だよ…」

陽乃(戸塚くんという子を観察してわかった。あれは私と全く別の存在だ)

陽乃(小町ちゃんの情報によると比企谷の私への評価が魔王で、戸塚くんは天使らしい。比企谷くんひどいな~)

陽乃(でも、その評価は正しい。今時あんな子がいるなんて…まさに善意の塊というか象徴。裏がなく、誰にでも優しく、明るい子、人なつこくて、不快になる要素がまるでない)

陽乃(彼だけは比企谷くんが出会ったころからずっとどんな時でも優しく接して態度も変えず比企谷くんの味方だった…)

陽乃(これじゃあ、今までつらい人生を送ってきて、疑心暗鬼な比企谷くんでも気を許すのもわかる。
比企谷くんの洞察力は伊達じゃない。私の仮面を初見で見抜いたのだから、そんな彼が無条件で信じる相手…それが戸塚くん)

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/27(日) 01:30:04.87 ID:W69ZHu1AO
陽乃(戸塚くんには悪意が全くないのだ)

陽乃「どうしよう………どうがんばっても私じゃあんな子にはなれないよ!」

陽乃(もちろん真似る事はできる。
だが所詮演技。偽物だ。比企谷くんが気づかないわけない)
陽乃(戸塚くんは素であの性格なのだ。
ガハマさんみたいにキモイキモイと言って照れ隠ししてるわけでも今の生徒会長さんみたいにキャラ作っているわけでもない)

陽乃(それ以前にもう彼には私の本性がバレてるし…ほんと厄介な洞察力。
常に性格を偽って生きてきた私ではいつも素で生きてきた戸塚くんにはなれない…)

陽乃「ほんと戸塚くんが男でよかった~女だったら勝ち目なかったよ」

いろは「あれははるさん先輩…なぜこんなことろに?」

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:12:22.28 ID:qB7AJMfAO
投稿します
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:14:46.68 ID:qB7AJMfAO
いろは「こんにちは~あれっ、せんぱいは?」

雪乃「比企谷くんなら小町さんからの電話かかってきて、近くにいる川崎くんがいるとわかったら、この世の者と思えない表情でどこかに走ってどこかにいったわ」

結衣「ヒッキー!まじシスコン!キモイ!」

雪乃「…由比ヶ浜さん」

結衣「あっ、またやっちゃった…」シュン

いろは「はぁ…よくわかりませんが、せんぱいはいないんですね」

雪乃「ええ、また生徒会の仕事を比企谷くんにやらせるつもりだったのかしら?」

いろは「うっ……あっ、それよりちょっと気になることがあって!」

雪乃「…何かしら?」

雪乃(…話をそらしたわね)

いろは「ここにくる前にサッカー部にちょっと寄っていたんですけど、はるさん先輩を見かけたんです」

「「えっ!?」」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:21:40.20 ID:qB7AJMfAO
結衣「それほんとなの!? いろはちゃん!!」

いろは「は、はい。なぜか茂みに隠れてじーと、グラウンド近くを眺めていましたよ」

結衣「なんで陽乃さんが隠れて部活動見ているの?」

いろは「さあ? 複雑な表情しながら何か考えているようでしたけど…」

雪乃「…どの部活を見ていたかわかるかしら?」

いろは「そうですね……サッカー部ではありませんね。あっ、たぶんテニス部ですかね」

「「!?」」ガタッ

いろは「ひゃ!」

結衣「ど、どうしよう~ゆきのん…陽乃さん本気みたいだよ」

雪乃「…まさか敵情視察までするなんて………わざわざ高校まできて」

結衣「どうしよう~このままじゃヒッキーとられちゃう!!」

いろは「えっ? せんぱいがとられる? それって、どういうことですか結衣先輩?」

結衣「えっ? あっ、えーと……それは………べ、べつになんでもないよ!!」

いろは「結衣先輩ウソがヘタですね。まるわかりですよ」

結衣「う…うう~」

雪乃「はぁ………」

いろは「さあ、いってください。何を隠しているんですか?」

結衣「じつは…」





50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:26:02.81 ID:qB7AJMfAO
いろは「えええええ!!!!はるさん先輩がせんぱいに恋を!!?」

いろは「ウソ………ウソ…ですよね?」

雪乃「残念だけど本当よ…私も完全に信じていたわけじゃないけど……さっき聞いた一色さんの話を聞くとウソとは思えなくなってきたわ」

結衣「うん、まさか…さいちゃんを観察していたなんて……あきらかにライバルを見にきた恋する乙女の行動だし…」

いろは「え~で、でもあのはるさん先輩がせんぱいなんかに恋するわけないじゃないですか!?」

雪乃「比企谷くんも変人だけど姉さんも別の意味で変人だから…」

結衣「たしかにそうかも…隼人くんをつまんない男と評価しているあたり、普通の女の人違うかも…」

いろは「葉山先輩がつまんない存在? あ、ありえませんよそんなの…」

結衣「事実よ。私自身それは聞いているし、葉山家と雪ノ下家は仕事関係で長い交流があるから一色さんや他の女生徒より姉さんは葉山君のことよく知っているから」

いろは「……そんな関係が…だから正月明けにあんな噂が流れていたんですね」

雪乃「全く迷惑な話よ。姉さんも葉山君を恋愛対象と見てないけど、私もあの男あまり好きじゃないのに……」

いろは「………」

結衣「あ、あはは……」

いろは「ま、まあ……はるさん先輩が葉山先輩に好意持ってなくてよかったです………さすがに私もあんな超美人でスタイル抜群な人なんて相手にできませんから…」

雪乃「それにしてもあの姉さんがそんな表情しているなんて……妹の私でも見たことないのに……
それも一色さんに見られていることさえ気づかないなんて………らしくないわ。いつもの演じている外面の良さはどこにいったのかしら?」

いろは「ええー!!はるさん先輩そんな人だったんですか!? てっきり素だと思ってました!」

いろは「私、騙されていたんですね…ショックです…」

いろは「落ち込むことないわ一色さん。姉さんの仮面を見破る人間なんてごくまれよ。普通は気づかないわ。
むしろ初見で見破れた比企谷くんが普通じゃないのよ」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:28:11.02 ID:qB7AJMfAO
いろは「………せんぱいは見抜いていたんですね」

いろは(そういえばせんぱいは最初から私のこと本性見抜いていましたし…はるさん先輩のあんな完璧の仮面を見破れるくらいだから、私のキャラ見抜くのなんて楽勝だったでしょうね…)

雪乃「そんなところが姉さんか気に入るポイントの一つだったでしょうね…でもそれが皮肉な事に比企谷くんを落とす障害にもなっているけど」

いろは「それどういう意味ですか?」

雪乃「姉さん、比企谷くんに告白したらしいのよ」

いろは「こここここ告白!!?」

いろは「それほんとですか!?」

結衣「やっぱり驚くよね~アタシもゆきのんから聞いた時、大声出してパパに怒られたよ…」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:30:14.26 ID:qB7AJMfAO
雪乃「本当よ。でも信じてもらえなかったそうよ。何か企んでいると思われたらしく」

いろは「ホッ………それはよか…さすがはせんぱい!あんな美人の告白を拒否るなんて!ネガティブというか疑心暗鬼というか♪」ルンルン

結衣「だよね!…なんか、いろはちゃんうれしそうだね?」

いろは「え~そんなことないですよ~」

結衣(堂々と告白しても信じてもらえないなんて………いつまでたってもヒッキーが私と距離を縮めてこないわけだよ…はあ~)

雪乃「まあ今までの姉さんの行いならそう思われても仕方ないと思うわ。ようするに自業自得ね…
残念なのは比企谷くんに告白を信じてもらえず拒否されて落ち込む姉さんをこの目で見ることができなかったことね」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 23:36:16.29 ID:qB7AJMfAO
いろは「い、意外ですね…雪ノ下先輩がそんなこというなんて…」

結衣「ゆきのんは陽乃さんに…まあ…いろいろされているから…」

いろは(あんなに美人のはるさん先輩の告白さえ通じないなんて…それじゃあもし、私が告白しても成功しないじゃないですか……)

いろは(あざといとか一言で片付けられるか、葉山の事が好きなんだろうといわれるがオチで…)

雪乃「それにしても予想以上姉さんが動いているわね。
このままじゃまずいわ…比企谷くんと姉さんが付き合うことになったら…比企谷くんはうちの部の備品なのに…」

結衣「ゆきのん!いまのはよくないよ!そういうのやめようと二人で決めたじゃん!」

雪乃「そ、そうね…ついクセで…」

いろは「?」

いろは(なんか二人の様子が変ですね…いつもならせんぱいがいてもいなくてもデフォでキモイとか目が腐っているとかいうのに中断するなんて……
やはり、はるさん先輩の事で危機感を持ち始めている…やっぱり、この二人せんぱいのことを…)

いろは(これは私は早く行動しなければまずいですね!もう様子見とかしてる場合じゃありません!)

いろは(こうなったら…せんぱいたちにはない後輩という立場や年下という利点で使って攻めるしかないですね)

いろは(でもドラクエ5ならせんぱいはヘルバトラーより仲間になりにくいモンスターになるでしょうね…)

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:25:04.83 ID:oI01YDnAO
三日後

八幡「なんだか最近俺の周りがおかしい…妙に優しかったり、暴言を吐かないように気をつけているみたいで意味不明だ…」

八幡「一色はいつもの俺を振る流れをやめたり、遠回しにOK気味な発言するし、なんか変だ…俺じゃなかったら勘違いされてんぞ…」

比企谷家

八幡「ただいま」

小町「………あっ…お、お兄ちゃん…お帰りなさ…い」ソワソワ

八幡(妙に落ち着きがないな?)

八幡「どうした小町、何かあったのか?」

小町「べ、別に何もないよ!お兄ちゃんが特殊な性癖もっていても!人間に希望もてなくなっていても小町はお兄ちゃんの味方だよ!あっ、これ小町的にポイント高い!」

八幡「性癖…希望…? おい、おまえはさっきから何言ってる? なんか勘違いしてないか?」

小町「じ、じゃあ!小町ちょっと出かけて来るから!夕飯はできているから小町の事気にしないで!」タタタ

八幡「お、おい小町…」

八幡「なんだったんだ…一体?」

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:26:54.28 ID:oI01YDnAO
八幡「まあしばらくしたら帰ってくるだろ…さっさと着替えて録画したアニメでも…」ガチャ

八幡「!?」

「………」

八幡「………」バタン

八幡(あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
学校からに帰ってきて自分の部屋に入ったらマックスコーヒーの着ぐるみを着た雪ノ下さんがベッドに腰をかけていた!
な…何を言っているのかわからねーと思うが俺にも何でこんな状況になっているのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…)

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:29:36.76 ID:oI01YDnAO
八幡(一体何がどうなっているの!? なんで魔王が俺の部屋にいるの!?
しかもマックスコーヒーの着ぐるみ着ていたし、何これ…わけがわからないよ…俺、頭おかしくなっちゃったのかな?
頭の中メダパニ状態だよ!もしかして幻覚か? そうだ!そうに決まっている!いくらあの人でもあんな着ぐるみ着るなんてことしないだろ………たぶん
それ以前にあんなのどこ売ってるんだよ!!教えろよ!抱き枕するから!あっ、これ八幡的にポイント高くないか?)

八幡「ふぅ~」

八幡(よし落ち着いた!もう雪ノ下さんなんていう恐ろしい幻覚は見えないだろう………ゲームで主人公が自分の家に帰ったらラスボスがいたりするゲームがあってたまるかよ!)ガチャ

陽乃「ひゃっはろー比企谷くん!お帰りー!待っていたよ!」

八幡「………幻覚じゃなかった」orz

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:31:14.45 ID:oI01YDnAO
陽乃「なかなか比企谷くんに会えないから直接会いに来ちゃった♪」

八幡「そうですか…もう会えたんで用はすみましたね。帰ってください」

陽乃「比企谷くんつめたーい!せっかくこんなにキレイなお姉さんがおとなしく待っていたんだよ~もっとお話ししようよ~」

八幡「勘弁してください…ボッチから家の中まで居場所奪わないで」

陽乃「奪うつもりはないよ♪まあ共有するつもりはあるけど」

八幡「あなたの共有は自分の好きなように使うと同義語ですから」

陽乃「もう~比企谷くんは私をなんだと思っているの!」プクゥ~

八幡「………」

八幡(魔王です)

陽乃「まあいいや、それよりどうかな?」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:32:22.67 ID:oI01YDnAO
八幡「…どうかなって、その格好のことですか?」

陽乃「そーだよ」

八幡「なんでマックスコーヒーの着ぐるみ着ているんですか!っていうか、そんなのどこで買ったんですか!?」

陽乃「秘密のお店でオーダーにして作ってもらったんだよ。あと、お姉さんがなぜマックスコーヒーの着ぐるみを着ているのか…それはねえ~」

陽乃「私が大好きな比企谷くんに告白するためだよ」

八幡「…………はっ?」

八幡(何言ってんのこの人!ほんと何言ってんの!)

八幡(いくら美人とはいえ、こんな着ぐるみ着た人に好きだと言われてもドキッとしねー)

八幡(万が一、告白が嘘じゃなかったとしてもだ。あまりにもシュールすぎんだろ)

八幡「この前も言いましたけど俺をからかっても…」

陽乃「だから本気なんだってば!」ガバッ

八幡「あっ、そんなに急に立ち上がると」

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:33:37.90 ID:oI01YDnAO
ガン!

陽乃「キャッ!!びっくりした…」

八幡「そりゃあ、そんな縦長の着ぐるみ着て急に立ち上がったら蛍光灯に当たるでしょ」

陽乃「………」シュン

八幡(あれっ意外とドジッ娘? なんかかわいい………いや騙されるな!これも奴の計算ずくの行動に違いない!)

八幡(プロボッチの警戒心なめんな!)

陽乃「うう~なんか恥ずかしいよ~///」

八幡(かわいい///くっ!やりおるこいつ!)

八幡「…それでなんでその格好が告白となんの関係があるんですか?」

陽乃「え~大ありだよ!」

八幡(意味わかんねー!)

陽乃「比企谷くん前の告白信じてくれなかったでしょ」

八幡「それは普段の雪ノ下さん見ていれば俺をからかっているとしか思えませんからね」

陽乃「………うん、それは私の自業自得だね…ごめんね今まで困らせてきて」ペコ

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:34:39.96 ID:oI01YDnAO
八幡「えっ?」

八幡(この人が俺に頭下げて謝るだと…)

陽乃「そして私は反省して思ったの。今のままじゃ比企谷くんの恋人になれないって」

八幡「は、はあ…」

陽乃「そして考えたの。比企谷くんの好きなタイプの女性になろうと」

八幡「えっ?」

陽乃「初めは戸塚くんみたいになろうとしたけど、すぐ私には無理だとわかって…戸塚くんでダメならマックスコーヒーになろうと」

八幡「ちょ、ちょっと待ってください!なんでそんな結論をになるんですか?」

陽乃「そう思った私は着ぐるみをオーダーして」

八幡「聞いてないよこの人…」

陽乃「マックスコーヒーの姿で告白することにしたの」

八幡「………」ポカーン

陽乃「………」

八幡(この人大丈夫か? なんか心配になってきた…)

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:35:30.40 ID:oI01YDnAO
陽乃「あー心配しないでも大丈夫!ほらこのままの姿でも愛し合えるように、ここにジャックが!」

八幡「心読まないでください!それに心配してんのはそこじゃね!頭だ!」

陽乃「フフフ…」ジー

八幡「な、なんで股にジャックが!み、見せなくていいです!」

八幡(く、黒!? しかもなんてセクシー下着だ…)

陽乃「エヘヘ…どうかな比企谷くんドキッとした? 君が大好きなマックスコーヒーちゃんだよ!」

八幡「いえ全く」キッパリ

陽乃「!?!!な、なんで!? どうして…だって君はマックスコーヒーが大好きでソウルドリンクっていうほど愛しているはずなのに…」

八幡「いや、どうしてといわれてもアンタねえ…」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:36:47.04 ID:oI01YDnAO
陽乃「あっ、わかった!髪の色だね!せっかくのマックスコーヒーの姿してるのに黒髪じゃ萎えるよね…お姉さん失敗しちゃった…
茶髪染めるかカツラをつけてくるべきだった」

八幡「そこじゃありません!まず根本が間違っているんですよ」

八幡「たしかにマックスコーヒーは大好きですが、それはあくまで好物であって恋愛対象ではありません」

八幡「つまり好きな女性タイプ=好物じゃありませんから」

陽乃「そ、そんな…………」ガクッ

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:40:05.43 ID:oI01YDnAO
八幡(俺の言葉を聞いて、あの雪ノ下さんが落ち込みながら、しょんぼりとした顔を浮かべている…
なんかかわいいな、いつもこうだったらいいのに)

陽乃「…これでもダメだなんて……一体どうすれば…」

八幡(俺をからかうためこんな作戦をしたとしたら相当アホなことだと思う…一体どうしちまたんだこの人?
あの恐ろしい魔王雪ノ下陽乃はどこいっちまったんだよ!!!なんでこんな残念なことに…いやその方が助かるけど…)

陽乃「一度ならず二度までも告白に失敗するなんて」

八幡(そんなに俺を騙せなかったのが悔しかったのか?)

陽乃「こうなったら!!」ガバッ

八幡「うおっ!」ドサッ

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:41:22.23 ID:oI01YDnAO
陽乃「私の魅力で比企谷くんをメロメロにしてやるぅ~!!」

八幡「え、えええええ!!」

八幡「なんだこれ!なんだこれ!俺襲われてる!マックスコーヒーに襲われているよぉぉぉー!?」

陽乃「どう比企谷くん私スタイルに自信あるんだよ♪君を骨抜きにしてお姉さんにベタぼれさせるんだから」グイグイ

八幡(いや、たしかにあなたは超美人でスタイルも抜群なんですが…そんな着ぐるみ着ていたら柔らかさどころか体温さえ伝わってきません)

陽乃「フフフ…比企谷くん///」ギュウウ

八幡「は、離してください…これ以上悪ふざけは…」

陽乃(むう~まだそんなこという…絶対比企谷に私を好きっていってもらうんだから!)ギュウウ

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:42:41.98 ID:oI01YDnAO
八幡(なんで缶コーヒーの着ぐるみを着た雪ノ下さんとこんなわけのわからん展開になってんだ!
缶コーヒーにベッドに押し倒されているなんてシャレになんねえぞ!そういえばさっき小町の態度が変だったのはこの人のせいだったのか!)

八幡(この人がいらんこと言ったせいで小町は俺がマックスコーヒーを愛しすぎて普通の女の子に興奮しなくなった性癖持ちと勘違いしたのか…)

八幡(おのれ魔王め…)

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:43:45.06 ID:oI01YDnAO
陽乃「あっ、そうだジャック下ろしとかないと///」ジー

八幡(おいおい…まさか…)

陽乃「比企谷くんのも脱がさないとね///」ポッ

八幡「い、いやあああああ!!!やめてぇ!!八幡お嫁にいけなくなっちゃう~!!」

陽乃「大丈夫だよ!私がもらってあげるから♪」

八幡(ウ、ウソだろ…初体験の相手がマックスコーヒー(着ぐるみ)だなんて…俺の初体験無機物かよ!生物ですらないのかよ!…こんな展開ありえねえ)

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:48:01.13 ID:oI01YDnAO
陽乃「私も初めてだけどがんばるから///」

八幡(ボッチ男と缶コーヒー着ぐるみ女と初体験…それなんてエロゲー?)

八幡(まずい!このままマックスコーヒー(雪ノ下さん)とやったら普段からマックスコーヒーとセックスする妄想していた危ない性癖持ちだと思われるだろうが
いくらプロボッチの俺でも「缶コーヒーと擬人化させて妄想する変態とか缶コーヒーに興奮する危ない奴と言われたらお外に出られなくなっちゃう~)

八幡「や、やめてください!これ以上俺をみじめにさせないでください!」

陽乃「えっ? どういうこと…」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:54:18.70 ID:oI01YDnAO
八幡「このままやったら俺はマックスコーヒーを愛しすぎて普通の女の人に興味持たなくなった特殊性癖持ちの変態野郎になってしまいます!!」

陽乃「あっ」

八幡「それが周りに知られたら俺は社会的に抹殺されちゃいますよ…」

八幡(まさかそれがこの人の狙いなんじゃ…)

陽乃「わ、わたしは…なんてことをしようとしていたの…」サアー

八幡(し、信じられない……普段強化外骨格のこの人がこんなに顔を青ざめるなんて…)

八幡「それにマックスコーヒーを見る度に初体験を思い出すようになったら俺恥ずかしく死んじゃいそうですよ…」

陽乃「………そうだね。ごめん比企谷くん…お姉さん完全にムキになってた…」

八幡「わかってくれたならよかったです…あと、どいてもらえませんか?」

陽乃「う…うん」

八幡(やけに素直だな。この前も引き下がってくれたし、この人は相手が嫌がるとますます喜ぶ人だったはずなのに…)



82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 17:56:10.76 ID:oI01YDnAO
陽乃「比企谷くん今日は迷惑かけたね…」
八幡「いや…まあ…途中で俺の話聞いてちゃんとやめてくれたんでそこまで気にしなくても…」

陽乃「あはは…比企谷くんはほんと優しいね」

八幡「…別にそんなことは」

陽乃「今日は帰るね…今度会う時まで頭を冷やしておくよ。それと…」

陽乃「比企谷くんを大好きだというのはウソじゃないから
雪乃ちゃんよりも愛しているよ」

八幡「なっ///」

陽乃「フフフ…今度こそ信じてもらうからね♪そのときは相思相愛になれるとうれしいな///」

八幡「………」

陽乃「バイバイ」

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 18:07:10.02 ID:oI01YDnAO
陽乃(ああ…私たら、なんておろかなことを……比企谷くんを逆レイプしようだなんて…比企谷くんの気持ちも考えずに…)

陽乃(あのとき受け入れられたとしても私ではなくマックスコーヒーを見て愛しているだけで私の事を見てくれてない…そんなの嫌だ!!絶対嫌!!)

陽乃「ありがとう比企谷くん私を止めてくれて…」

陽乃「この恩は忘れないよ…私も自分の事だけでなく比企谷くんのために何かしないと」

「奉仕部って生徒3人と顧問1人の部活らしいぜ」

「4人だけかよ。まるで四天王だな」

陽乃(おっ、ちょうど比企谷くんたちの話をしてるね♪どんな話かな…)

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 18:08:32.58 ID:oI01YDnAO
「四天王というばゴルベーザ四天王を思い出すな」

「そうだな…じゃあ奉仕部がどのキャラに合うか決めて見ようぜ」

「バルバリシアは断然由比ヶ浜さんだな」

「やっぱそうだよな!なんたって由比ヶ浜さんは」

「「一番エロいからな!」」

陽乃「………」

「あのはちきれんばかりのバスト!」

「着崩した服装!」

「誰がどうみてもエロいよな」

「誘っているとしか思えん」

「一度でいいからあのおっぱい鷲掴みしてえ」

「たまらねえ~」

「ルビカンテは誰だ?」

「やっぱリーダーシップがありそうな人だな」

「雪ノ下さんか平塚先生だな?」

「いや雪ノ下さんは氷のように冷たいから火属性のルビカンテは似合わないだろ」

「だな、あの凍てつくような冷たい眼差しはどうみても氷属性だな」

陽乃「…」イラッ

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 18:11:28.09 ID:oI01YDnAO
「でも四天王に氷属性いないしな」

「じゃあカイナッツォはどうだ。水属性だからどっちかというと氷に近いだろ」

「そうだな…じゃあルビカンテは平塚先生か?」

「だな。あの人熱い漢ような心持っていそうだし」

「でもあの人以外と寂しがり屋だからカイナッツォぽいとこもないか?」

「そうなのか?」

「ああ、婚活パーティーで失敗して結婚したいとすすり泣くのを空き教室で聞いた」

「マジで!」

陽乃(モブ生徒まで静ちゃんの結婚願望知られているんだ…静ちゃんかわいそう~)

「そしてどう考えてもヒキタニはスカルミリョーネだな」

陽乃「!?」

「目が腐っているしなwww」

「ああ、まるでアンデットみたいだぜ!あの腐った目は!ギャハハハwww」

「だよなwあの腐った目のクズ男はアンデットのスカルミリョーネがお似合いだぜww」

「休みの日とか暗い部屋で引きこもっていそうだよな…アンデットみたいに光とかの聖なる力とかに弱そうww」

「それある~w奉仕部でも一番下っ端ぽいからゴルベーザ四天王の一番下っ端のスカルミリョーネでぴったりじゃねーかww」

「ヒキタニほどリアルでスカルミリョーネにぴったりな奴いねーだろw」

「「あはははははははは!!」」

「んっ?」クルッ

陽乃「………」<●><●>

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 18:23:43.01 ID:oI01YDnAO
八幡「わからない…雪ノ下さんのことがわからねえ…」

八幡「あの人は何がしたいんだ? 何が目的なんだ?」

八幡「それに俺を好きだと? バカな!ボッチで目が腐っていて、学校一の嫌われ者の俺があんな超人が…」

八幡「バカバカしい…そんなのありえるかよ…」

八幡(だが、心はどう思っているかは別だが、あの人は初めて会った時から俺の事をキモいなどの言葉や目が腐っている暴言はいまだ口にしたことない)

八幡(以前の俺のやり方を否定しなかった…むしろほめてくれた。認めてくれた)

『君はおもしろいね』

『雪乃ちゃんにはもったいないよ』

『比企谷くんのそういうとこ私は好きだな』

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 18:49:47.71 ID:oI01YDnAO
八幡(初めて会った時から俺を見た目で決めつけず、内面を見てから評価してくれたのは戸塚除けば雪ノ下さんだけかもな…)

八幡「初めて雪ノ下さんと出会った時、近くに雪ノ下がいても俺に悪意を向けなかった。俺に匹敵するほどのシスコンであるにも関わらずだ」

八幡「もし、俺だったら小町の近くに男がいたら、そいつがイケメンとかリア充とかいい奴がどうか関係なしに遠ざけようとしたり、排除しようとする」

八幡「だが雪ノ下さんはそうしなかった。
見た目や雰囲気だけで理不尽な扱いを受けてきた俺にとってそれは新鮮だった」

八幡「当時の俺は恐怖に捕らわれていて、その事に気づけなかった…
あの人の仮面の下が恐怖と冷酷な面だけではなく他の一面もあったのかもしれないないのに…」

八幡「もし雪ノ下さんの告白がウソじゃなかったら俺はどう答えるべきだったのだろうか…」

八幡「ここ最近の出来事が全て演技ではなく本物だったら、かわいすぎるだろ///」

八幡「雪ノ下さんの恐ろしさが減少気味になっている気がする…」

八幡「んっ、これは雪ノ下さんが置いていったのか?」

八幡「………」

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/11(日) 19:38:59.24 ID:oI01YDnAO



八幡「ふぅ~」

八幡「なんという抱き心地…これはいいものだ…」

八幡(癒される…)

八幡「俺の部屋に置いていたんだし、しばらく抱き枕に使うくらいいいだろ…」(つ・ω・)つマックスコーヒー着ぐるみ

八幡「すう…」

八幡「なんかすげーいい匂いがする…あっ、そうか雪ノ下さんのシャンプーの匂いか
高級感あるいい香りだな…そこらへんの市販のシャンプーとまるで違う…」

八幡「やっぱりマックスコーヒーは最高だな~」ニヘラ

小町「ただいまお兄ちゃん!ごめんね急に飛び出していっちゃって!で、でも私は信じていたよ!おにいちゃんにそんな性癖ないって!これポイント高い」ガチャ

小町「………」

八幡「………」

小町「………」ニコッ

八幡「………」ニコッ

バタン

八幡「ま、待ってくれ小町!!話を聞いてくれえ!!ご、誤解だ!!」

小町「………」スタスタ

八幡「罵られたり軽蔑されるより無視されるのが一番つらいぞ!これは違うんだ!俺は特殊性癖持ちじゃない!」

小町「………」スタスタ

八幡「くっそー!どうしてこうなった!俺は!俺は!ノーマルだ!!信じてくれええええ!!!」

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/21(木) 23:55:29.04 ID:yGZiR4/AO
葉山「は、陽乃さん」

陽乃『ひさしぶりだね隼人。元気にしていたかな?かな?』ゴゴゴゴゴ

葉山(なんだ…この異常なプレッシャーは………電話からなのにここまで伝わってくるなんて…)ビクッ

葉山「な、なにか俺に用があるんですか?」

陽乃『はっ?私が隼人なんかに用なんかあるわけないでしょ?』

葉山(…なんかいつもよりトゲがある言い方だな)

葉山「…じゃあなぜ電話を?」

陽乃『命令…警告しておこうと思って』

葉山「なっ!?」

葉山(お、俺…陽乃さんを怒らせるようなことをしたか…?最近陽乃さんとは会ってもいないし、
雪乃ちゃんにもたいして関わっていない…怒られるようなことはしてないはずだ)

陽乃『隼人、あんた最近の事を考えているでしょ?それハズレだから』

葉山「!?」

葉山(こ、心読まれている…相変わらず怖い人だ…)

陽乃『今年もだけど…主に去年散々迷惑や厄介事を押しつけたよね…」

葉山「えっ…?」

陽乃『比企谷くんにさぁ~』<●><●>

葉山「ひぃ!!?!」

陽乃『アハハー!!なに悲鳴あげているの隼人w電話ごしでも怯えているのが十分伝わってくるよ~』クスクス

葉山(お、怒っている………この人完全に俺に怒っているんだ…)

葉山(こんな底冷えするような冷たくて低い声初めて聞いた…)

葉山(この人の怖さは知っていたつもりなのに…なんだこの恐怖は…幼なじみの俺さえここまで怖い陽乃さんは初めてだ………)

陽乃『知らないとは言わせないよ。チェーンメール、千葉村、文化祭、修学旅行、他にもアンタのグループ関係の厄介事を比企谷くんのおかげで解消してもらっていたよね』

葉山「そ、それは…」

陽乃『特に文化祭や修学旅行で比企谷くんに負担や苦痛を与えたよね。アンタの無責任さや他力本願のせいで』

葉山「ちょ、ちょっと待ってくれ!文化祭は相模さんが悪くて俺は別に…」

陽乃『でもアンタがあんな相模って子を推薦したのが事の始まりだよね』

葉山「っ!?」

葉山(そこまで知っているのか)

陽乃『あんな無能で無責任な子が文実にならなければ雪乃ちゃんも倒れなかったし、比企谷くんもあんな自己犠牲しないですんだんだよ」

葉山「………」

陽乃『それなのにアンタは特に何もせずヒーローのように評価され、すごくがんばった比企谷くんは学校中の嫌われ者になった…これってあんまりだよね?』

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/21(木) 23:59:18.59 ID:yGZiR4/AO
葉山「だ、だがあの時はそうするしか…」

陽乃『そもそもアンタ一体何していたわけ?幼なじみの雪乃ちゃんが倒れた原因を作った相模って子に優しくしてさ~普通だったら怒るとこだよね』

葉山「そ、それは…」

陽乃『文化祭の準備中もさぼっていたその女を連れて来ようともしないでのこのこひとりで文実にやってくるなんて何考えてんの?」

葉山「うっ…」

陽乃(まあ文化祭は私にも原因あるからね…あの頃、私も比企谷くんがあそこまでやるとは思ってなかったし…
それを知った時、当時の私は好感度急上昇してベタ褒めしてしまったけど…でも結果的に辛い思いさせてしまったね)

陽乃(雪乃ちゃんの成長のためにやったことだけど、巻き込んでしまってごめん…)

陽乃(ごめんね……比企谷くん)

陽乃『修学旅行ではグループ内の問題を自分で解決できず奉仕部…いや比企谷くんに丸投げした上に比企谷くんがどの方法使うかわかっていながら頼んで解決させたくせに
その後、比企谷くんのやり方を否定した。ほんと何様?自分のグループ内の事何一つ解決できない役立たずの分際で』

葉山「くっ…」ギリッ

陽乃『なに?なんか文句あるの?いってみなさい』

葉山「…な、ないです」アセッ

陽乃『ほんとつまらない男ね隼人は。アンタは比企谷くんに災いしかもってこないね』

葉山(この人相手じゃ何も言い返せない…仮に言い返せてもすぐやられる。そもそもなんでこの人が比企谷の事でここまで怒っているんだ?)

葉山「どうしてそこまでヒキタニのことを…」

陽乃『はっ?ヒキタニ…ふざけるな!!』

葉山「!!?!」ビクッ

陽乃『そんなに死にたいのアンタ…比企谷くんの名前をわざと間違って呼ぶなんて』

葉山「す、すすすいません…つい」オドオド

陽乃『もし、次にその名前で比企谷くんを呼んだら

消すよアンタ』

葉山「」ゾクッ

陽乃『………二度と呼ぶな。私の前でも比企谷くんの前でも他の人間の前でも…』

陽乃『私にかかれば県内じゃなくてすぐわかるからね。たとえば…京都とか』

葉山「!?」

葉山(そ、そんな…まさか知っていたのか…全て)

葉山「…な、なぜなんですか?」

陽乃『ん~』

葉山「なぜ陽乃さんは比企谷の事をそこまで気にかけるんですか…」

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