幼馴染「大丈夫だからね」男「何がだ」

2017年9月16日その他

アンケートへの回答ありがとうございました。

今後のまとめ記事の参考にさせて頂きます。

要望等あればいつでもご連絡ください。

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:36:39 ID:GaAW7czc
幼「私が男君を守るからね?」

男「何から?もしくは誰から?」

幼「…世間の荒波とか?」

男「ははは。是非守ってくれよ」

幼「…うん。大丈夫だからね」

幼「私が…守るから…」


2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:37:20 ID:GaAW7czc
幼「ところで男君」

男「ん?何だ、幼」

幼「さっきの人、誰?」

男「ん?さっきの人?」

幼「帰る前に、教室で話してた人」

男「女さんの事か?」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:37:58 ID:GaAW7czc
幼「…どういった関係?」

男「どういったって言われてもなぁ」

男「ちょっと前に、ウチのクラスに転校してきたんだよ」

幼「何であんな子と楽しそうにおしゃべりするの?」

男「ん?楽しそうだったか?」

幼「ニヤニヤして、何の話しをしていたの?」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:38:32 ID:GaAW7czc
男「ニヤニヤなんてしてないよ」

幼「してたよ!」

男「幼、声大きいよ。皆見てるよ」

幼「別に見られてもいいもん!男君、あの子と何の話ししてたの?」

男「話すから、話すから落ち着けよ、幼」

幼「…声荒げてごめんね、男君」

男「いいけどさ」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:39:20 ID:GaAW7czc
幼「で?何を話していたの?」

男「今度の中間テストの範囲の話しをちょっとしてただけだよ」

幼「テストの話しを笑いながらするの?」

男「俺、頭悪いから、赤点取らないようにしないとなーって」

男「そしたら女さんが『私も頭悪いから、お互い頑張ろうね』って」

男「で、ちょっと笑っただけだよ」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:40:01 ID:GaAW7czc
幼「男君、赤点取った事無いよね?」

男「ん?あぁ、テスト前いつも幼が勉強見てくれるからな」

男「おかげさまで、一度も赤点はないです」

男「いつも幼に助けられてます」

幼「…いいよ、別に。私が好きでやってる事だし」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:40:32 ID:GaAW7czc
男「でもさ、いつも色々してもらって感謝してるんだ」

幼「えへへ。そう言われると、照れちゃうよ」

男「本当に、いつもありがとうな、幼」

幼「えへへ…」

幼「…」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:41:12 ID:GaAW7czc



女「男君、おはよう!」

男「おー、おはよう、女さん」

幼「!」

女「えっと…そっちは幼さん…だっけ?おはよう!」

幼「…おはようございます、女さん」

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:43:06 ID:GaAW7czc
女「二人、仲良さそうだねー。夫婦みたい」

女「付き合ってるの?」

男「そう言う訳じゃないよ」

女「じゃ、何で一緒に登校?」

男「俺と幼は幼馴染なんだ」

男「家も隣りだしな。幼が毎朝起こしに来てくれるんだ」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:43:41 ID:GaAW7czc
女「へー。絵に書いたような幼馴染だねー」

男「まあね」

幼「…」

女「幼さん、どうしたの?顔色悪いよ?」

幼「な、何でもないよっ。大丈夫だから!」

幼「…」

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:44:20 ID:GaAW7czc



女「男君、お昼一緒にどうかな?」

男「あー、いいけど…」

幼「男君、お昼行こっ」

男「幼、今日は女さんも一緒で良いか?」

幼「えっ?」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:45:00 ID:GaAW7czc
女「2人はいつも一緒に食べてるの?」

男「うん。幼が毎日お弁当作ってきてくれるからね」

男「幼、料理超上手なんだぜ?」

女「へー。私にも一口ちょうだい!」

男「ダメだな!この美味は俺だけの物だ!」

男「他人にはやれん!」

幼「…男君、とりあえずいつもの場所に行こうよ」

男「そうだな。腹減ったしな!」

幼「…」

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:45:53 ID:GaAW7czc



女「男君、放課後ちょこっとだけ、テスト範囲の事教えてくれない?」

男「んー。俺は良いけど、先生に直接聞いた方が良くないか?」

女「そうなんだけどさー。今日、職員会議が5時くらいまであるって」

14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:46:26 ID:GaAW7czc
男「まぁ、数学以外なら、何とか教えられるよ」

女「じゃあ、HR終わったら、すぐ教えてね!」

男「はいはい」

女「お礼、ちゃんとするからさ」

男「ハハハ。いらんいらん」

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:47:16 ID:GaAW7czc


幼「男君、帰ろ…」

女「ふんふん…ここからここまでね。範囲広いね」

男「歴史の先生は問題範囲を凄く広く取るタイプだから…」

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:48:06 ID:GaAW7czc
男「でも、ポイントは絞りやすいよ」

女「どんな?」

男「有名な出来事に絞って、その出来事に関連する事を」

男「こっちの参考書から抜き出せばいいよ」

女「ふむふむ。有名な…出来事っとね」

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:48:51 ID:GaAW7czc
男「あと、問題が三択な事が多いよ」

女「三択ってクイズみたいね」

男「そ、歴史の先生はクイズみたいな感じで問題作るんだ」

男「だからぶっちゃけ、運次第では勉強してなくても百点取れるよ」

女「あはは。またまたー、そんな訳ないじゃん」

男「オレはそれに近い事をやりとげた奴を知っている」

女「え?」

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:49:52 ID:GaAW7czc
男「B組に友ってやつがいるんだが」

男「あいつが、前回のテスト、歴史97点だったんだ」

女「頭良いんだね!」

男「あいつは頭悪い。他の今日はは赤点もあったくらいだ」

女「え?じゃあ本当に運だけでそんな点数取ったの?」

男「本人いわく『ストライカーシグマVのおかげだ!』って言ってたけどな」

女「ストライカー?何?」

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:50:54 ID:GaAW7czc
男「鉛筆なんだけど、後ろの方に数字が彫ってあってな」

男「それを転がして、答え書いたんだってさ」

男「その鉛筆の名前が『ストライカーシグマV』だって」

男「いかにも小学生が考えそうな事だろ?」

女「ふふ。楽しそうな人だね」

男「オレの親友なんだ。今度紹介するよ」

男「バカだけど、良い奴だよ」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:51:31 ID:GaAW7czc
女「あ、話が横道にそれちゃったね」

女「これで一応、数学以外の教科は範囲わかったよ」

女「どうもありがとう、男君」

男「気にするなよ。教えててオレ自身の復習にもなったし」

女「お礼、しなきゃね」

男「さっきも言ったけど、いらないよ別に」

女「それっ」
ギュッ

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:52:13 ID:GaAW7czc
男「なっ?」

女「こんな美人に抱きつかれて、うれしいでしょ?」

男「あー。いやごめん。ちょっと…これは困る」

女「…嬉しくないの?」

男「いや、ちょっと…」

女「…朝の幼って子の事?」

男「あ!しまった!幼!」

男「女さん、俺もう行くね!また明日!」
バタバタ

女「…負けないんだから」

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:53:04 ID:GaAW7czc



男「教室には居なかったな…」

男「取り敢えず下駄箱確認してみるか」

男「…靴がないって事は先に帰っちゃったのか」

男「はぁ、仕方ない。一人で帰るか」

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:53:40 ID:GaAW7czc
男「今日は呼びに来なかったなー、幼のやつ」

男「まぁ、そんな日もあるか…」

男「…いや、今までそんな事なかったから、何か変な感覚だなー」

幼「…」

男「おわっ!幼!居たのか!」

幼「…居たよ。ずっと、ここに」

24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:54:37 ID:GaAW7czc
男「居残りさせられてたのか?」

幼「…男君を待ってたんだよ」

男「えっ!悪い悪い。ホントごめん!」

幼「…教室で、女さんと話してたね」

男「やっぱり呼びに来てくれてたんだな」

男「ごめんな。呼びに来てくれたのに、気づかなかくて」

幼「そんな事はどうでもいいよっ」

25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:55:17 ID:GaAW7czc
幼「あの人と何話してたの?」

男「あぁ、テスト範囲を聞かれてな」

幼「何で男君に聞くの?先生に聞けばいいじゃない!」

男「あぁ、何か職員会議らしくてさ」

幼「…職員会議は昨日だよ」

男「え?そうなんか?」

26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:56:57 ID:GaAW7czc
幼「さっき職員室に聞きに行った」

男「マジ?女さん、勘違いしてたんだなー」

男「ま、俺も復習になったから、良かったけど」

幼「…」

男「ホント、待たせて悪かったな、幼」

幼「いいよ、そんなの」

男「さ、帰ろうぜ」

幼「…うん」

27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:57:37 ID:GaAW7czc



女「…で?」

幼「…」

女「アナタが手紙で呼び出したんでしょう?」

女「黙ってても何もならないんだけど?」

28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:58:54 ID:GaAW7czc
幼「…これ以上、男君に近付かないで!」

女「やっぱりね。そんな事だろうと思った」

女「でもそれは聞けないね!」

幼「っ!」

女「私だって、男君の事を好きになったんだから!」

女「私の行動をとやかく言う権利は、アナタには無いはずよ!」

29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 17:59:50 ID:GaAW7czc
女「それとも、2人は正式にお付き合いしてるの?」

幼「それは…」

女「違うんでしょう?」

女「どうせアナタが一方的に付き纏ってるだけなんでしょう?」

幼「違う!私達は…」

女「ずっと一緒に居たから、勘違いしてるだけなんじゃないの?」

30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:00:44 ID:GaAW7czc
幼「わ、私は…」

女「とにかく、私は男君の事が好きよ」

女「直接彼に振られるまで、絶対諦めないから!」
バタバタ

幼「…もう、行動するしか、ない…」

幼「フフフ。待っててね、男君」

幼「私が守るから…」

31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:01:25 ID:GaAW7czc



女「男君、今日も勉強教えて?」

男「あぁ、悪い。今日はちょっと用があるんだ」

女「幼さんが関係してる事?」

男「ん。まぁ。勉強教えてもらう事になってるんだ」

32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:02:04 ID:GaAW7czc
女「…」

男「そんな訳で、ごめんね女さん」

女「突然だけど、男君、聞いて欲しい事があるの」

男「ん?何?」

女「私とお付き合いして欲しいの」

男「えっ?」

33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:03:40 ID:GaAW7czc
女「本当に突然で申し訳ないと思うけど…」

女「幼さんに負けたくない」

男「何故そこで幼の名前が出てくるの?」

女「…わかるでしょ?」

女「私は男君と知り合って、まだそんなに経ってないけど」

女「男君の事が本当に好きなの!」

34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:04:15 ID:GaAW7czc
男「…あ、あのさ」

女「即答しないで!ちゃんと考えてから答えを聞かせて欲しい!」

男「…わかったよ」

女「考えてね?」

男「…うん」

35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:05:10 ID:GaAW7czc



男「ん…寝ちゃってたか…」

男「すまん、幼。せっかく勉強教えて貰って…た、の…」
ギシッ

男「痛っ…なんだ、これ」

36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:05:53 ID:GaAW7czc
幼「…おはよう、男君」

男「…幼、状況を説明しろ」

幼「男君は今、私のベッドに」

幼「両手両足を荒縄で縛られています」

幼「そして、私に抱きつかれています」

男「何故こんな事を…?」

37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:06:37 ID:GaAW7czc
幼「大丈夫だからね」

男「何がだ」

幼「男君は、ずっと、一生、ここで私と暮らすの」

男「全然大丈夫じゃないだろう」

幼「大丈夫だよっ!私、頑張るから!」

男「とりあえずこの荒縄を解け」

幼「イ、イヤだ!それとっちゃったら、男君…」

幼「またあの女狐の所に行っちゃうんでしょ…」

38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:07:14 ID:GaAW7czc
幼「今日、教室で告白されてるところ見てたよ…」

幼「そんなの嫌だ!許せない!」

男「女狐って…いいか、幼。俺と女さんとは別に何でもない」

幼「嘘だっ!」

男「俺がお前に嘘ついた事あるか?」

幼「…今回が初めての嘘なのかもしれないじゃない!」

男「…それもそうか」

39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:07:56 ID:GaAW7czc
幼「絶対、男君は私と一緒にここで暮らすんだもんっ!」

男「幼…」

幼「絶対、解かない!」

男「まず話しを聞け」

幼「必要ない。大丈夫だから」

幼「私、高校辞めて働くから」

幼「働いてる間は、男君に寂しい思いさせちゃうけど」

40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:08:32 ID:GaAW7czc
幼「その代わり、一緒に居る時は思いっきり甘えてね?」

幼「食事も、お風呂も…その…アレの処理も…」

幼「全部全部、私がやってあげるからねっ」

幼「男君は、何も考えなくていいからねっ」

男「…」

41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:09:24 ID:GaAW7czc
幼「あぁ、男君の匂い」

幼「男君の感触…」

幼「もう誰にも渡さない…渡さないんだから」

幼「…他の女の子なんて見ないで、私だけを見てね…」

男「ちょっと待て、幼」

幼「なあに?男君」

42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:10:27 ID:GaAW7czc
男「トイレに行きたい時はどうすればいいんだ?」

幼「もらしちゃっていいよ。私、片付けるから」

男「片付ける時は、このジーンズを脱がせるのか?」

幼「ハサミで切るよ」

男「デニム生地を切れるのか?」

幼「…それは…頑張るよ」

43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:11:16 ID:GaAW7czc
男「風呂はどうするんだ?」

男「服着たまま入るのか?」

男「それともこのシャツもハサミで切るのか?」

幼「…頑張るよ」

男「幼、どう考えても無理があるだろ?」

幼「無理なんてない!」

44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:11:55 ID:GaAW7czc
男「おじさんとおばさんには何て言うんだ?」

男「バレない訳ないだろ?」

男「俺の両親にもだ」

幼「学校辞めて、働いて、アパート借りるよ」

男「引っ越す時、俺は荷物扱いで運ぶのか?」

幼「…」

45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:12:31 ID:GaAW7czc
男「あとな。荒縄が食い込んで、痛いんだ」

幼「い、いや…いやだ…いやだよ…」

男「幼、泣かないでくれ」

幼「男君の隣りは私の物なんだからぁ…」

幼「誰かの物になっちゃうくらいなら…」

幼「私と一緒に…」

46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:13:16 ID:GaAW7czc
男「…幼、お前は昔、俺とした約束を覚えてないか?」

幼「えっ?約束?」

幼「私が男君との約束を忘れるわけがないよ…」

幼「…全部覚えてるよ」

男「小学1年の夏休みの事、覚えてるか?」

幼「夏休み、男君が塀の上から落ちて、骨折した時の事?」

47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:13:56 ID:GaAW7czc
男「そうだ。あの時、どんな会話したか覚えてるか?」

幼「塀の上から落ちた男君が気絶しちゃて」

幼「私、不安で、不安で…」

幼「どこにもいかないでって号泣して…」

幼「そしたら、目を覚ました男君が」

幼「ずっと傍に居るから、泣かないでって…」

48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:14:39 ID:GaAW7czc
男「そうだ。俺はずっと幼の傍にいる」

男「だからもう泣かないでくれ」

幼「男君…」

男「こんな物騒な事しなくても、俺は幼の傍にいるからさ」

幼「…」

男「俺の事が信じられないか?」

幼「…信じたいけど…」
ギュッ

49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:15:21 ID:GaAW7czc
男「あー、幼。俺は今、猛烈に我慢している事がある」

幼「えっ?」

男「足はそのままで良いから、手だけでも解いてくれ」

幼「手解いたら、そのまま足も自分で解いちゃうでしょ!」

男「それなら、左手だけでも解いてくれ」

男「それなら、足には届かないだろ?」

幼「…わ、わかったよ」
チャキッ

50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:16:01 ID:GaAW7czc
男「…何故ナイフ?」

幼「きつく縛りすぎて、私じゃ解けないから…」

男「じゃ、左手の縄の部分だけ、切ってくれ」

幼「…うん」



男「…」

幼「ふぅ、やっと切れた」

51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:16:51 ID:GaAW7czc
男「幼」

幼「なぁに?」

ガシッ
ギュッ

幼「えっ?えっ?」

男「こうしたかった。幼を抱きしめたかった」

幼「えっ?」

52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:17:39 ID:GaAW7czc
男「幼は俺の事が好きだと思ってた」

幼「…うん。好きだよ。好きじゃなきゃ、こんな事しないよ」

男「俺がはっきり言葉にしなかったせいで、こんな事しちゃたんだな」

幼「…」

男「だからはっきり言うぞ、幼」

53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:18:13 ID:GaAW7czc
男「俺はお前の事が好きだ。大好きだ」

男「ずっと俺の傍に居てくれ」

男「こんな縄で縛らなくても、俺はお前の傍から離れない」

男「約束するよ、幼」
ナデナデ

幼「うぅ…うわぁぁぁぁん」

54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:19:01 ID:GaAW7czc
男「…あの時、病室でした、誓いも覚えてるよな?」

幼「…もちろん、覚えてるよぉ」

男「もう一度、今ここで誓おう」

幼「…うん。うん!」

男「大きくなったら、僕と結婚してくださいって誓い」

55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:20:00 ID:GaAW7czc
男「あと少しで、結婚出来る年になる」

男「そしたら、ちゃんとしよう」

幼「うん!うん!」

男「幼さん、俺と結婚してください」

男「…返事は?」

幼「返事なんて、あの時からずっと決まっているよ!」

幼「私を男君のお嫁さんにしてください」

56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:20:39 ID:GaAW7czc



男「そんな訳でさ」

男「俺は女さんとはお付き合いできません」

男「ごめんなさい」

58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:21:34 ID:GaAW7czc
女「…」

幼「…」

女「一目惚れだったのになぁ」

女「仕方ないか。一緒の時間が長かったんだもんね」

女「お互いの事、分かった上での結論だもんね」

男「あぁ、幼は俺の事になると、ちょっと暴走する事もあるけど」

男「そんな所もあわせて全部、幼の事が好きなんだ」

59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:22:17 ID:GaAW7czc
女「そんなにはっきり言われちゃったらなぁ…」

女「結局2人の間には割り込めなかったって事かぁ」

女「ごめん、先に教室に戻ってて」

男「うん」

幼「…」

60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:22:50 ID:GaAW7czc
女「…はぁ…失恋か…」

女「行けると思ったんだけどなぁ…」

女「あんなライバルが居たとはなぁ…」

女「ぅ…うぐっ…ぐすっ…き、きついなぁ…」


61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:23:25 ID:GaAW7czc
男「これでわかっただろ?」

幼「うん」

男「俺は幼だけ見てる」

幼「…うん」

男「だから、あんな過激な事はもう勘弁な?」

幼「う、うん」

男「…愛してるぞ、幼」

幼「私も…私も、愛してます。男君」

62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:24:05 ID:GaAW7czc
10年後

男「ただいまー」

幼「おかえりなさい、あなた」

娘「パーパ、おかえりいー」

男「おう、娘。パパが帰ったぞ?」

娘「パーパ、だっこー!」

男「そらっ!高いぞー!ぎゅいーん!」

娘「きゃー!たかいー!あははは」

63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:25:05 ID:GaAW7czc
幼「…あなた。私には?」

男「ん?」

幼「…ただいまのちゅーは?」

男「ん。ただいま、幼」
チュ

幼「…私より娘ちゃんを優先した…」

男「おい、幼」

幼「…なぁに?」

64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:25:50 ID:GaAW7czc
男「俺が世界で一番愛しているのは、幼だ」

男「今、一番守りたいのは、幼と俺と、娘」

男「3人で過ごす、家族としての時間だ」

男「だから娘に嫉妬なんてするな」

幼「…うん、わかった。ごめんなさい」

幼「これからも、ずっとあなたの左隣りは私の物だからね?」

幼「愛してるよ、男」

おわり

66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/23 18:27:45 ID:GaAW7czc
これで終わりです
読んでくれた人、ありがとうございます

次スレは
男「今夜、星を見に行こう!」幼馴染「断る!」
ってタイトルで立てたいと思います

では。

70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/24 01:40:32 ID:9.yuAq16
乙乙
よくもまあこうやって色々書けるものだ。
色んな幼馴染を堪能できてるがまだまだお腹いっぱいには程遠い。
今までのも読み返して見にゃならんな


元スレ
タイトル:幼馴染「大丈夫だからね」男「何がだ」
URL:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1340440599/
掲載サイト:SS深夜VIPに投稿されたスレッドの紹介です

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