リトルバスターズ!

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 01:01:13.47 ID:Ym04EY5I0
理樹(今日は10時に起きた。休日だから助かったものの、いつもなら学校のこともあるし7時には起きるはずなんだけどいったい何で生活バランスが崩れたんだろう。昨日は鈴と初デートに行ったからその緊張が何かに関係したのかもしれない)

理樹「どっこいしょ……っと?」

理樹(ベッドから起き上がると全身に違和感が走った。動くたびビリリと痺れるような感覚だ。……筋肉痛になっている)

理樹「……………」

理樹(昨日の行動を振り返ってもそこまで激しい運動はしていなかったはずだ。電車に乗って街の定番スポットをぐるりと回っただけだし…まあ、そんな気にすることでもないけど)

理樹「……とにかく顔を洗おう」

洗面所

理樹「………っ!!」

理樹(今日はやけに変なことが多い。しかし、中でもこれは今までよりとびきり異常性が高く、また恐怖心も煽られた)

”誰も信用するな”

理樹(歯を磨いている途中で袖に水がかかってしまった時のことだった。ふと肩まで濡れた袖を捲ろうとすると自分の肘から手首の間にこんな文字が書かれてあったんだ)

理樹「な、な、な……」

理樹(いつの間に書かれていたんだろう。おそらくボールペンが使われていると思う。その荒々しい文字から緊迫した状況、または精神状態で綴ったに違いない)

理樹(ただひとつ分かることは、自分で書いた記憶は一切ないということだ)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458576063

その他

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/01(水) 02:00:44.19 ID:nXSotjdXo
<マリオの家>

マリオ「食べ物がなくなってきたな……」

マリオ「ルイージ、買い物に行ってくるよ」

ルイージ「買い物ならぼくが行こうか、兄さん?」

マリオ「いや、かまわないさ。ちょうど散歩したかったし」

マリオ「それじゃ行ってくる」

ルイージ「行ってらっしゃい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488301243

その他

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/09/11 01:54:06.818 ID:miqpADHS0.net
虫「あ、そうだ!月の光を頼りにして飛べばいいんじゃん!」
虫「うぉおお!めっちゃ飛びやすい!月を基準にして飛んでれば安定するぞ!」

その他

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 22:24:01.46 ID:ReLZAd9lO

男「……やっぱりハゲてるよな」

母「あらまあ、お父さんに似ちゃったのかしらね。
  いい感じにMってるわね」

男「オレまだ二十歳にすらなってないのに……」

母「ていうか大学デビューするからって、髪切るついでに染めるとか言ってたけどやめたほうがいいんじゃない?」

男「そ、そうかな?  やっぱり髪によくないかな?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387286641


2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 22:29:22.13 ID:ReLZAd9lO

母「髪にっていうか頭皮によくないと思う」

男「でもオレも春から大学生だぜ。それなのに黒髪なんて……」」

母「その黒髪がなくなろうとしてるときになに言ってんだか」

男「母さんなんとかしてくれよ!」

母「アンタの春からの大学費用とか一人暮らし代とかでお金無いから無理よ」

男「そ、そんな……」

母「頭皮のことだけに現実『逃避』しちゃだめよ……ぷぷっ」

男「……」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 22:36:29.67 ID:ReLZAd9lO

母「だいたいこれだけ便利な世の中なのに、ハゲ散らかしたおっさんがいっぱいることからもわかるでしょ?」

男「な、なにがだよ」

母「ハゲはどうしようもないってことよ」

男「そ、そんなことないだろ。育毛剤とかあるじゃん!」

母「無駄無駄。育毛剤がほんとに効くならハゲはこの世から消えるよ」

男「ぐぬぬ……」

母「ハゲっていうのは神様が決めたことなのよ、髪だけに……なあんちって」

男「……」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 22:47:30.37 ID:ReLZAd9lO

母「まあそんな顔しなさんな。
  薬局で五百円ぐらいの育毛効果のあるやつ買ってくるからさ」

男「マジ頼むぜ母さん」

母「最悪かつらなり帽子なりかぶればいいじゃん」

男「そんな簡単なことじゃないだろ!  くそっ! 他人事だと思って!」

母「あんまりヒステリックにならないほうがいいよ、ストレスで髪って抜けるらしいからね」

男「うぅ……嗚呼、神よなぜオレの髪にこのような仕打ちを!」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 22:54:20.67 ID:ReLZAd9lO

男(オレはもうすぐ大学生になるどこにでもいる普通のやつだ)

母「いや、でも18でハゲのやつはさすがにどこにでもはいないでしょ」

男「うるせーよ!  ていうか料理全般が黒いぞ!」

母「いや、だってねえ……とりあえずわかめ汁に、ひじきの和物。ひじきの煮物。
  ひじきとわかめのイタリアンドレッシングがけサラダとか、なんか髪によさげなものチョイスしたらこうなっちゃったんだもん」

男「……あのね、お母さん」

母「なんだよ若ハゲ」

男「……」ムスッ

母「おこんなよハゲんぞwwww」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:03:31.08 ID:ReLZAd9lO

男「あのなあ、髪にいい食べ物っていうのはタンパク質を作る卵とか、ビタミンが豊富にとれるサケとか。
  あと亜鉛が摂取できる納豆とかがいいらしいんだよ」

母「ふーん」

男「ふーんじゃねえよ」

母「わかめとかひじきじゃダメってこと?」

男「それはよくわからん。でも今日の夜ご飯にはそれらのもんがあんまりないだろ」

母「うるせーなあ。そこまで言うなら自分で作れよ」

男「ええーそれは……」

母「ちょうどいい機会じゃん。
  どうせこれから一人暮らし始めたら自炊しなきゃならないんだしやれよ」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:11:31.32 ID:ReLZAd9lO

男(そんなわけで色々と髪について調べたり、大学や一人暮らしの準備をしていたらあっという間に大学生になった)

男’(家は住所こそ東京だが歩いて隣の神奈川に行けてしまう場所で、しかもいわくつき)

男(母と東京で不動産屋をめぐって見つけた物件なのだが……)

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:15:45.21 ID:ReLZAd9lO

母『いや、ほんとに安かったらどこでもいいんですけど、どうですかね?』

『ないこともないですけど……』

母『セパレートとか贅沢なこと言わないんで。駅から遠くてもいいですし、日当たりとか絶対に気にしません。
  ボロ小屋みたいなとこでいいんで、安いところおねがいしますよ』

男『か、母さん……』

『ええっと、そこまでおっしゃられるなら……いわくつき物件とかでも大丈夫ですか?』

男『ええー、ちょっとそれは……』

母『ああ、もう全然オッケーですよ! 住めば都、屋根さえあれば最悪いいんで』

男『……マジかよ』

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:28:42.50 ID:ReLZAd9lO

男(そんなわけで、具体的にどんないわくつきなのかも知らないまま、そのアパートを借りることになった)

男「見た目はいたって普通だしなあ。キッチンもしっかりしてるから料理もなんとかできるかな」

男(オレが自分のハゲに気づいてから一ヶ月半)

男(オレはとにかくハゲ防止のためにいろいろなことを調べて色々なことをやってきた)

男(食事、睡眠、湯シャン。頭皮マッサージ。しかしどれをやっても髪の毛は増えなかった)

男(それどころかオレのハゲはさらに進行した)

男(前髪前線はおでこの凄まじい侵攻に消耗し、後退していく一方でどんどんやられ朽ち果てていった)

男(そして抜けていく髪のような憂鬱を引っさげて、ぬけるような青い空のもとオレの大学生活が始まった)

男(とりあえず初日は帽子をかぶって大学へ行った)

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:34:32.03 ID:ReLZAd9lO

女「ガイダンス長くてダルイよね」

男「そうだね」

女「ていうかその帽子、家政婦のミタさんみたいだね」

男「そ、そうかな?」

女「うん。なんか帽子をかぶりなれてないように見えるなあ」

男(さすが女はこういうことに鋭い)

男「大学デビューで帽子かぶろうと思ってさ」

女「なにそれ。だったら髪染めたりパーマかけたりすればいいじゃん」

男「あははは、そうだね」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:40:16.62 ID:ReLZAd9lO

男(緊張して頭皮が汗をかいているのがわかった)

男(たぶん今帽子を取ったら、ハゲ散らかしてるだろう)

男「……はあ」

女「この大学って体育必修なんだってね。ダルイよねー」

男「え……マジ?」

女「うん。あはは、もしかして運動苦手?  顔色超悪くなったよ、うける」

男「いや、体育は苦手じゃないけど」

男(嘘だろ。どうすんだよ、サッカーとかバスケとかやったらオレの髪は一瞬で……)

男(いや、諦めるな。オレはまだ若い。がんばればきっと……)

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:51:42.96 ID:ReLZAd9lO

男(オレの育毛ライフが始まった)

男(自分がハゲだと自覚してからというものの、色々とハゲのつらさがわかったことがある)

男(まずその1)

男(常に人の視線が気になる)

男(オレはM字ハゲだがまだなんとか隠そうと思えば隠せるのだ。しかし、一歩間違えればハゲであることがバレる)

男(そのため絶えず人の視線をきにしなければならなくて、外にいると落ち着かない)

男(その2。スマホとか手鏡とか、とにかく自分の髪型をチェックできるものが手放せない)

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/17(火) 23:59:32.96 ID:ReLZAd9lO

男(そう、ちょっと歩いただけでも髪型というのは変わるものだ)

男(そしてその度、髪型をチェックしなければハゲを隠し通すことはできない)

男(しかしだ。かならずしも髪型のチェックができるとはかぎらない)

男(だから、インカメや鏡の代わりになるものは必須だ)

男(その3。風が吹くと死にたくなる)

男(昔だったら風が吹いていたらきもちいい、ぐらいにしか思わなかったのに今じゃその風はオレに憂鬱を運ぶだけ)

男(髪が風でなびいたら急いで髪チェックだ)

男(髪は女の命とか言うが、髪がないのは男にとっても余裕で致命傷だ……)

男(そのほかにも心から遊びを楽しむとか、自分の家だと鏡を見るのがいやになるとかあるが、こんなもん挙げていけばキリがないので割愛)

男(とにかく今は前向きにがんばるしかない)

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:16:52.67 ID:MT/59HWZO

男(とりあえずまずは湯シャンだな)

男(湯シャンとは、シャンプーやコンディショナーを使わず髪を洗うことである)

男(しかしこれをやると問題があるのだ)

男「髪がべっとりしてボリュームがでない……」

男「髪が余計に少なく見えるぞ……」

男(シャンプーなどに頼らないことで抜け毛を防ぐことができ、さらに髪質まで変えられるらしいが……)

男「これじゃあハゲであることがバレてしまう……」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:23:31.74 ID:MT/59HWZO

大学

男「と、とりあえず帽子をかぶってりゃ大丈夫だな」

男(帽子は直射日光を避け、髪を守る効果がある)

男「さらに人の視線も帽子が妨げてくれるからな、帽子バンザイだぜ」

女「なにブツブツ言ってんの?」

男「う、うわあああぁ!?」

女「いや驚きすぎでしょ。まるで朝起きたら髪の毛全部抜けてたみたいなリアクションだね」

男「え!?」ドックンドックン

女「なんか私まずいこと言った感じ?」

男「な、なんにもだよ!」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:26:56.03 ID:MT/59HWZO

女「……」

男「……な、なんだよ。ジロジロ見んなし!」

女「もしかして髪の毛さ……」

男「……っ!」

男(まさかこれだけのリアクションでバレたのか!?)

女「帽子で髪の毛ぺたーとなってるの気にしてんでしょ!」

男「へ?」

女「私の友達でもそういう人いたからねー」

男「そ、そうか……」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:30:54.46 ID:MT/59HWZO

男(この女……びびらせやがって)

女「ちょっと見せて」

男「……え?」

女「だから帽子をとってって言ってるの」

男「な、なんでだよ」

女「いや、思い返して見るとまだ一回どんな髪型してるか見たことないなと思って」

男(や、やばい……頭皮がこの状況に焦って汗をかいてる!)

男(ああ……残り少ない髪の毛たちが、帽子という名の檻の中で熱にちぢれていく!)

女「はやくとりなよ。バカにしないからさ」

男(ど、どうする……!?)

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:38:09.69 ID:MT/59HWZO

男(ここで拒絶するのはむしろ危険か……ああ、やばい……こうしている間にも髪の毛たちが……)

女「あーもうめんどくさいなあ! それっ!」

帽子「ふぁさー」

男「あっ……」

男(帽子がとられてしまった…

男(帽子から解放された髪の毛が風にさらされていく……とられた帽子に引きずられるようにオレの髪は……)

女「……」

男「……」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:42:02.00 ID:MT/59HWZO

男「……」

女「……」

男「帽子返せよ」

女「…………あ、ご、ごめん」

男「……いや、頭下げなくていいから帽子を返せよ」

男(女の目はまるで自分の父親と母親がエッチしてる場面を初めて目撃した幼児のようだった)

友「あれなにやってんのお前ら?」

女友「あ、男が帽子かぶってないとか珍し……え?」

男「……」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:44:48.36 ID:MT/59HWZO

男(オレのむき出しになったおでこにささる視線は、まるで質量があるかのようだった)

女友「え、えっと……」

女「あっ! ぼ、帽子かえすね!」

友「ちょっとまった」

男「……どうした?」

友「いやどうしたじゃねーよ」

男「……なにが?」

友「お前頭キてね?」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:51:26.76 ID:MT/59HWZO

友「えちょやばっwwww若ハゲってやついわゆるwwwww」

男「……」

友「これあれだよねwwwwwハゲだよねいわゆるwwwww」

女友「ちょ……ちょっとやめなよそういうの」

女「そ、そうだよ! ごめんね男くん! ぼ、帽子をいつもかぶってたのはそういうことだったんだよね?」

男「ぁ……」

友「ちょwwwwガチへこみしてんじゃんwwwww」

男「あ、あはは……お前ら友みたいに笑えよ、女とかもさ」

友「そうだってwwwwwこれあれじゃん気まずい空気じゃんwwwwいわゆるwwww」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 22:57:13.19 ID:MT/59HWZO

男「あーごめんオレ帰るわ……」

女「あ、うん……」

女友「あ、あたしら全然そーゆうの気にしてないから、あはは……」

男「お、オレ大丈夫だから……」

友「ちょっと待てよ。さすがにごめん、調子に乗ってたわ」

男「いやいいんだよ。オレもハゲであること隠しててつらかったからさ、ばれてよかった」

友「まあじゃあとりあえずカラオケいかね? なんか気まずいし」

男「でも……」

友「カラ館かどっかなら安いだろうからオレ金出すよ、オレのおごりいわゆる!」

女「……じゃあいこっか」

男(死にたい)

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:00:36.84 ID:MT/59HWZO

カラオケ

友「いらないwwww髪をぉwwwwwすててしまおぉーwwwwwww」

男「……」

女「……」

女友「……」

友「ハゲてるモンスターwwwwwハゲてるモンスターwwwwこの広いおでこの上をwwwwww」

男「……トイレいってくるわ」

友「おけwwwww」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:05:17.94 ID:MT/59HWZO

男「くそっ!くそっ!なんだよ!」

男「あいつオレよりブサメンなのに!」

男「髪型だけちょっとキマッてるからって調子こきやがって!」

男「……やめよう」

男「落ち着かないと……ストレスでさらにハゲちゃうからな」

男(帽子かぶってたら絶対あいつよりオレのほうが女受けいいのに……)

男(あの女二人たちも……)

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:13:22.37 ID:MT/59HWZO

男「戻るか……」

…………………………

男「オレもなにか歌うか……ん?」

友『ぶっちゃけお前らハゲってどーなのよ?』

女『正直ね、チビ[ピザ]ハゲの三代ダメ要素なんかで一番アウトなのがハゲだと思う』

女友『そーなんだよねー。ハゲってなんかいじれないしねー』

女『そうそう。ちっちゃいとか太ってるとかそういうのとはなんか次元ちがうじゃん、ハゲって』

友『たしかにwwwwww』

女『夏とか海とかプールとか誘えないよね』

女友『それは残酷だわー、必死にデコに髪の毛くっつけて生きてるヤツに海行けはないわー』

友『お前頭にわかめついてんじゃん……って髪の毛かーいwwwwww』

女『……ふふっ、あはははダメ面白いあはははははは』

男「……帰ろう」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:23:01.72 ID:MT/59HWZO
……………………………………

男「……はあ」トボトボ

男(ハゲってつらいんだな……)

男(ちょっと前まではハゲてるオヤジとか見ると、よくこいつら頭皮さらして生きてるよなあとか思ってたけど)

男(ていうかぶっちゃけチンコだしてんのと変わんなくね、とか思ってたけどむしろ恥部をさらしてあんだけ堂々としてるんだ……)

男(オレなんて恥ずかしくて死にそうだ……)

大家「あ、これはどーも」

男「……ども」

男(うちのアパートは目の前に大家の家があるからよく大家と会う)

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:25:17.29 ID:MT/59HWZO

大家「珍しく帽子をかぶってないんですね」

男「……もういいんです」

大家「はあ……そうですか。ところで」

男「なんですか?」

大家「最近部屋で変なことありませんでした?」

男「……髪の毛」

大家「!」

男「髪の毛がよく抜けるんですよ……あはは」

大家「……そうですか」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:28:34.38 ID:MT/59HWZO

大家「それ以外ではなにかありますか?」

男「ないです」

大家「そうですか。安心しました」

男「はあ!? オレの髪の毛がなくなろうとしてんのに安心しただと!?」

大家「あ、いや、そういうことではないですよ?」

男「ああもういいよ! あんたみたいなフサフサにはスカスカのオレの気持ちなんざわかんねーよ!」

大家「す、すみません」

男「けっ!」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:36:22.15 ID:MT/59HWZO

………………………………

男「風呂入るか……」

男(だが風呂に入って頭を洗えば当然……)

男(だが頭皮の汚れは抜け毛に直結する!)

男「ここで引くわけにはいかないっ……」シャーシャカシャカ

髪1『ああーやめて私で抜かないで!』

髪54『あっ……そんなに爪を立てたら頭皮から……っ!』

髪178『抜けました』

男「ちくしょおおおおおおおおっ!」

男「なんでみんなそこで抜けるんだよおおおおおおおお!!!」

男「はぁはぁ……指に髪が絡みついてる……」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:39:54.02 ID:MT/59HWZO

男「排水溝に流れる髪がこんなにも切ないなんて……」

男(んん!?)

男「排水溝に恐ろしいほど髪の毛が……」

男「オレの抜けた髪にしては多すぎるし……妙に長いな……」

男「……」

男「……」

男「はは……」

男「抜けた髪を頭皮にくっつけてなにやってんだオレは……」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:47:13.98 ID:MT/59HWZO

……………………

男「……はあ」

男「……さっさとメシ食って寝よう」

男(明日起きたらまた髪の毛が減ってるのかな……)

男「……おやすみ」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 23:56:20.72 ID:MT/59HWZO

…………………………

男(寝起きは憂鬱さが半端ない)

男(髪の毛が寝癖でぐしゃぐしゃになりおでこが見えてしまうからだ)

男(しかし髪を整えねば……まあ整えたとこでハゲなんだが…………あれ?)

男「こ、これは……!?」

男「か、髪の毛が増えてないか!?」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:00:12.75 ID:dUc9CPmLO

男(そう、オレの髪の毛は増えていた)

男「しかしいったいどうして増えたのか……検討もつかない」

男「……まてよ」

男(昨日オレは排水溝に絡みついていた髪の毛を頭皮にくっつけたりしたが……まさかそれか?)

男(いやいやそんなはずは……だがそれしか思い当たることがない……)

男「とりあえず風呂場見てみるか」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:07:53.09 ID:dUc9CPmLO

男「うわっ、なんだこれ」

男(オレは思わず声を出してしまった。なぜなら)

男「排水溝に髪の毛絡みすぎだろ……ていうかおおっ!」

男「こんなに髪の毛が……いや、でもこれもしかして頭皮にまたくっつくんじゃね?」

男「……」ソー……ピタッ

男「……あっ、くっついた……くっついたぞ!」

男「す、すごい! あれだけスカスカだった頭皮にこんなにぎっしりと髪の毛が!」

男「はは……夢みたいだ!」

男(よしあの糞ヤロウを見返してやる……っ!)

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:18:15.41 ID:dUc9CPmLO

大学

男「やあおはよう」

友「ハゲ……じゃなかったwwwwおはよwwwwえっと……まあいいや」

友「ていうか帽子とれよwwwwwお前ハゲてんの知ってからさwwww」

男「……ハゲてる? 誰が?」

友「お前しかいねえよwwwww」

男「これを見てもそんなこと言えるか?」ファサー

友「……え? な、なんでそんなに髪の毛あんだよ……お前の頭皮に!」

男「……ふっ、あれは世を忍ぶ仮の姿だっただけさ」

友「はっ? いみわかんねーし」

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:23:54.64 ID:dUc9CPmLO

男「ていうかお前ってさ」

友「なんだよ」

男「なんか髪型のせいでブサイクで売れない韓国人俳優みたいに見えるわ」

友「は?」

男「ちょwwwwおこんなよwwwww」

女「ああ、言われてみると」

女友「うん、なんか目の細さといいわかるわー」

男「ぶっっっさいくって言われないだけよかったなwwwwww」

友「……」

男「wwwwwwwwwwwwww」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:36:41.61 ID:dUc9CPmLO

男(それからオレは排水溝にたまった髪の毛をつけまくった)

男(髪の毛は面白いぐらい増えていった)

男(髪の毛のことを気にしなくなったオレは充実した大学生活を送ることができた)

男(なぜ頭皮に髪の毛がつくのか。どうして排水溝に髪の毛があるのか、とか深いことは考えないことにした)

男(まあいわくつき物件だからだろうが、むしろそれにはそこを進めてくれた不動産に感謝したい)

男「けどちょっとこの髪の毛長いし切るか……」

男(……というわけで美容院にきた)

美容師「じゃあ切りますね」

男「おねっしゃす」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:41:13.55 ID:dUc9CPmLO

美容師「お客さん髪の量多いなあ」

男「はは、ほんとボリューミーで困っちゃうんですよ」

美容師「いやあ羨ましいっすわー」

男「ははははははは」

美容師「とりあえず切ってきますねー」

男(美容師さんのもつハサミがオレの髪を切ろうとしたときだった)

美容師「……っ」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:51:05.86 ID:dUc9CPmLO

男「ん……?」

美容師「あ……あぁ…………」カタカタ

男「どうしました?」

美容師「ぁぁぁあ…………ああああああああああっ!!」

男「へ!?」

美容師「」ブクブク

男「あ、あぁ……美容師さん!?」

男(なんで泡吹いて倒れたんだこの人……)

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 00:58:05.95 ID:dUc9CPmLO

男(そのあとオレは警察につれていかれ、事情聴取を受けた)

男(そしてその帰り。オレは大家さんのもとを訪ねた)

大家「はあ、それで話ってなんですか?」

男「あの……オレの部屋ってどうしていわくつきなんですか?」

大家「……それは」

男「おねがいします、おしえてください!」

大家「……なにかあったのですか?」

男「ええ、ちょっと……」

大家「……実はあの部屋は前の人が自殺してるんです」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:03:32.59 ID:dUc9CPmLO

男「自殺……?」

大家「はい。それでね奇妙なことに排水溝に髪の毛が現れるんですよ」

男「……」

大家「あっ……そういえば」

男「なんですか?」

大家「似ているなあと思ったんです。彼女の髪の毛に」

男「……」

大家「あなたの髪、彼女の髪質にそっくりだ」

男「……そうですか」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:07:59.29 ID:dUc9CPmLO

男「ちなみにその女性はどういう自殺を?」

大家「首吊りです」

男「まあ自殺ですからね。そんなとこですか」

大家「首吊り自殺ですが、これがちょっと変わった自殺でして……」

男「変わった自殺?」

大家「その女性はとても髪の毛が長くてお尻に届きそうなぐらいでした

大家「そして首吊りに使ったのは、その長い髪の毛です」

大家「自分の髪の毛で自らの首をしめたのです」

男「……」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:14:11.14 ID:dUc9CPmLO

男(大家さんの話を聞いたあと、オレはその日は寝ることにした)

男(あんなことがあったけど、あっさり眠れた)

男(ただ夢の中で髪の毛が首にまとわりつくような感覚に何度も襲われた)

男(そして次の日。目覚めたオレは首をなにかに締め付けられような感覚が気になって、洗面台へ行った)

男「……な、なんだこれ」

男「首に髪の毛が……巻きついている……!」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:18:30.78 ID:dUc9CPmLO

男「……な、なんだって言うんだ……!」

男(首にまとわりついた髪の毛をほどいていてふとオレは気づく)

男「なんでこんなに髪の毛伸びてんだ……?」

男「首にまとわりつくって……長くなりすぎだ」

男(まさか例の自殺した人の、のろい……!?)

男「だが……こんなもんハサミで切ってしまえば……!」

男「いや、でも……」

男(もしかしたらあの美容師のように髪の毛を切ろうとしたら……)

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:23:57.38 ID:dUc9CPmLO

男「髪を切ったら危険かもしれない……」

男「だが切らなかったら髪に首をしめられて死ぬかもしれない……!」

男「……ど、どうすりゃいいんだよ!?」

男(オレはただ……ハゲてるのをどうにかしたかっただけなのに……!!)

男「そ、そうだ! 髪の毛……あの排水溝になにかヒントがあるかもしれない……風呂場の確認だ!」

男(オレは風呂場を見て……悲鳴をあげた)

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:26:52.38 ID:dUc9CPmLO

男「あ、あああああああああ…………」

 
男(風呂場の予想外の光景に体は軟体動物のように力を失って、オレは床に座り込んでしまった。 )

 

 風呂場の床や壁は、夥しい量の髪の毛で埋め尽くされていた。

   

 おわり

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 01:27:51.52 ID:dUc9CPmLO

おわりだ
実はこれ前にVIPでもちがう形で建てたんだよね
それを今回ssとして投下しました

見てくれた人はありがと

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 07:25:57.44 ID:IQCGX7Qpo
ハゲじゃねぇじゃん
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/19(木) 12:43:01.56 ID:futIgVjSo
なにがハゲと向き合うだよ
ふさふさになってんじゃねーか


元スレ
タイトル:男「オレもしかしてハゲてる!?」
URL:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387286641/
掲載サイト:SS速報VIP@VIPサービスに投稿されたスレッドの紹介です

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1: 名無しさん@おーぷん 2016/03/10 18:39:43 ID:xEh
母「フンッ!」
僕(8歳)「最初はいい感じだった…まだ勝てないかぁ」

母「フンッ!」
俺(10歳)「今までは本気じゃなかった……?強すぎんだろ…」

その他

1: ◆CItYBDS.l2 2017/09/11(月) 19:54:28.53 ID:YOFIsHWto
王「なに・・・?勇者が行く先々で問題を起こしておるだと?」

大臣「ええ、陛下」

王「はて、そのような男には見えなかったが・・・」

大臣「いえ、悪に手を染めたというわけではございませぬ」

王「では・・・?」

大臣「その強い正義感が故か、その土地の領主と揉めたり」

大臣「時には、法を破ったこともあるとのことで」

王「ふむ・・・少し安堵した」

王「この世界は広い、我が統治が及ばぬ土地では悪政が蔓延ることもあろう」

王「法律とて、全ての事例に対応でき得るものではない」

王「勇者に正義がある限り、見守ってやろうではないか」

大臣「し、しかし、我が国は法治国家、建前というものがございます」

王「ふむ、大臣の申すことも最もだ」

王「何か、手はあるか?」

大臣「はい。陛下の了承が頂ければ、すぐにでも取り掛かります」

王「うむ」

王「よきに計らえ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505127268

その他

1: ◆L0dG93FE2w 2013/01/23 21:23:07 ID:sNLrORlw
幼「何で?」

男「幼、お前とは長い付き合いだが…」

男「そう言えばはっきり言った事が無かったな」

幼「え?何?まさかいきなり告白?」

男「はっきり言うぞ」

幼「う、うん」

THE IDOLM@STER

1: ◆3dZIRy7M7. 2017/09/07(木) 11:44:16.96 ID:8V2l1plZO
P「ああ、もちろん知っているさ。恋のマホウ……だろ?」

凛「…………キモ」

P「うわあああ! やめてぇぇ! そんなゴミを見るような目で僕を見ないでぇぇ!!」

奈緒「凛……おまえ、容赦なしかよ」

凛「いや、つい反射的に」

P「母さん! 母さん聞いてくれ! 娘の凛が反抗期なんだ!」

まゆ「うふふ、まゆですよぅ。凛ちゃん、Pさんをいじめちゃ……めっですよ」

凛「なんなのその茶番は……」

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1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 23:44:05.12 ID:KKiRxCPl0
女「おはよー男君!!元気かね!!」

男「おはよう女。今日も元気だな」

女「イエス!!!今の私なら何だってできちゃうぜ!!」

男「それは言い過ぎだろ…」

女「お?お?男君、そんなこと言っちゃっていいのかな?いいのかなー?」

男「?」

女「何でも言ってくれたまえ!!君が言う通りにやってやるよ!!」

男「じゃあ黙ってくれ。あと背中叩くな」

女「おっけー!!黙る!!私黙っちゃうよ!!はい黙った!」

男「….」

女「な?私に不可能などないだろ?今の私に言いたいことがあるなら遠慮なく言いたまえ!!なんでも叶えてやろう!!」

男「黙れ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389019444

THE IDOLM@STER

1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/04/02(水) 15:21:22.98 ID:/1rRfx1ro
ある夜

P「あずささん……」

あずさ「はい?」

P「飲み過ぎは体に毒ですよ。」

あずさ「いいじゃないですか、お酒は命を削る鉋(かんな)ですから。」

P「百薬の長って言いたいんだろうですけど、それは百害あって一利なしと殆ど同じニュアンスでも使えますからね。」

あずさ「あらあら? そうだったかしらぁ?」

あずさ「まぁ、良いじゃないの。」プシュー

P「もう……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396419682

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